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  本日は上高地の一日となり、午前5時(いつもより30分遅い)に私の居場所(写真左・梓川)に到着し、快晴で輝くような焼岳と、未だに朝日が差し込まぬ北アルプス穂高連邦を眺めてから河童橋まで戻りました。
 
 そんな頃には本日の旅人が団体で押し寄せて、風景と言うよりも人の流れを眺めるような雰囲気に一変しており、私は軽い朝食の後に仮眠に入り、家族は勝手に散策に出掛けていきました。
 
 さて、天候に恵まれ快晴とはなりましたが、北アルプスは雲一つない頂とはならず、写真撮影はあきらめて前日約束した渡辺(画伯)氏が住まいとしている小梨平のテントを訪れることとしました。
 
イメージ 3 氏は71歳となり、千葉県で自動車板金業を永年営み、仕事を子息に任せて「上高地」を住まいとされており、初対面の人には「ホームレスの絵描き」のようにも見えますが、4月から6月まで、そして現在は9月末か10月4日まで、1年に200日を上高地で暮らす「超人気者」にもなっています。
 
 「時間に縛られたくない」、「人を外見で評価しない」などと、私と合い通じる事から、年齢差を忘れた会話となっていますが、もう一度年内に会っておきたい人です。
 
 「できたら写真を撮ってくれませんか?」
 「…ちょっと…」
 「迷惑かね?」
 「そうではないけど…」
 「嫌なら嫌と言ってくれれば良いんだよ」
 「じゃー、申し訳ありませんが…」
 「でも、撮って欲しいんだ…ケドネ」
 
 昨日の夕方に河童橋の前に座る私に執拗に写真撮影を頼まれる方があり、気分的に関わりたくなく独りに浸っていたかった事から無視していましたが、あまりにも熱心で執拗だった事から、「じゃー、撮りましょうか」とベンチを立ち上がりました。
 
 「できれば3枚ねッ」と、撮影した3人分を依頼されましたが、「送付先を教えてもらわないと送れませんよ」と言うと、差し出された名刺には滋賀県の○○会会長との立派な肩書きが印刷されていました。
 
 旅の恥はかき捨てと言いますが、どんな人と出会うかは判らず、こんな顛末を話していると渡辺(画伯)氏も、訪れた人にはマスコミから高名な方まで存在しており、出会いの妙に意気投合していました。
 
 さて、我々は昼には上高地を出発しましたが、観光バスか殺到して渋滞しており、出て行く事も難しい半面で、大正池周辺まで並んだバスの乗客は、降りて歩かない事には上高地のシンボル「河童橋」まで行けないものの、車窓に映る高齢者にそれが可能かどうか…
 
 日曜日や祝祭日に観光バスの日帰り旅行で上高地入りは大変と実感するとともに、昨年から私はタクシーを所有する事から、自由に上高地に出入りできる贅沢を実感し、本日は同じくマイカー規制で自家用車の入れない「乗鞍スカイライン」にも足を延ばしました。
 
 上高地入りの最後の定番は、高山市(旧丹生川村)の琴水苑です。
 
 ここも十年来のお付き合いとなっており、私は創業時からの古い客だそうですが、帰りの車中で「どうしても魚釣りがしたい」と言う三男の希望で訪れたのが最初と家族に聞かされ、現在の炭火焼きが始まる前からと思うと、時間の経過の早さと同時に、お互いの年齢の積み重ねも実感する帰路となりました。
                                  9月5日の一言