本日は台風9号が福井県に上陸し、岐阜県の南部となる岐阜市を通過したものの、幸いにして私の住む津島市への被害はなく、私は日常となった午前3時からの会報配布に出て、仮眠中に台風は通過・消滅していってしまいました。
 
 もっとも、午前4時頃には小雨が降り出し、空を見上げると土砂降りの可能性を秘めた真っ黒の雲と、雷光が光りだし、自分の身体よりも配布した会報が濡れてしまっては読んでもらえない事から、「もう少し」と「限界か」の自問自答はしましたが、幸いにして心地よいシャワー程度で帰宅となりました。
 
 仮眠後にびっくりした事は、この台風による激しい雷雨によって愛知県内の交通機関がストップし、岐阜県内でも多くの被害が報道されている事で、当初は能登半島か東北地方への上陸の可能性程度に思っていた事から、意外に近くを通過した事で上高地のテントを仮住まいとする「渡辺画伯」の安否が気になりました。
 
 とにかく大きく立派とは言えテントですから、多くの画材や製作中の油絵は大丈夫かと思いましたが、夜には心配した主から「おーい、手紙ありがとう」との電話がかかってきました。
 
 さて、手紙についてですが、日曜日に一緒に撮影した写真を同封した手紙を、月曜日の夕方に投函したわけですが、早くも本日水曜日に上高地まで配達された事にもびっくりするとともに、何よりも住所番地もない「上高地のテント」に配達された事にびっくりです。
 
 郵便番号と、長野県松本市上高地と記し、「河童橋近くで油絵を描かれている人・ビジターセンター近くのテントにおられる画伯」と説明書きを付け、渡辺○○様と記した手紙が見事に届けられたのでした。
 
 この手紙については、私の遊び心で渡辺氏と約束した差出しで、かつて津島市の大鹿一八様だけでも到着した手紙があった事から、届く可能性を信じて出したものの、問題は現地の郵便局まで手紙が配送されずに、「こんなのは問題外」と戻されてしまう事でした。
 
 上高地には住所に番地がなく(住民がいません)、ホテルや山荘なら確実に手紙が届きますが、小梨平の野営場のテントの住人の名前まで把握されてはおらず、郵便局か民間の宅配便か迷いましたが、宅配便では受付で断られる可能性があり、上高地内に郵便局がある事から郵送としたものの…
 
 「こんなもの着く筈がない(笑)」
 「テントじゃー、届かないでしょう(笑)」
 「戻ってくるから判るでしょう」
 「近くの施設に電話して渡してもらう約束をしてからでは…」
 
 等々、市役所の職員の考えそうな結論は絶望的でしたが、民営化された郵便配達が、私の遊び心に見事応えて届けてくれた事と、上高地と津島市と離れていても渡辺氏と友人のような会話ができる現実に、心も台風一過の夜となりました。
                                 9月8日の一言
追伸
上高地へ行かれる人は、河童橋か小梨平で「渡辺画伯」と声をかけて下さい。「お茶でも飲むかね?」なんて言葉が返ったら、人との出会いの魅力にはまります。