本日の朝刊を開くと、2月のカレンダーが折り込まれていた。「えっ、もう1ヶ月経ってしまったのか」と月日の経過にびっくりさせられた。
自宅前では下水道の本管を埋め込むために、昨日から道路を片側に規制して重機が歩道を掘り起こしているが、老朽化した我家には土台から揺れ動くような振動が伝わってくる。特に本日は爆音と揺れが強く、早朝3時起きのために仮眠を予定していたが、ボランティアのTさんが早朝より会報の折り込み作業中のため、そのまま仕事の終日となったのである。
「おい、ここの出入り口は狭いからブロックを外したってくれ!」、「勝手には出来ませんょ」、「じゃー、俺から市役所に言っておくから」というようなやりとりで、昨日事務所を訪れた市民の方が市役所に直接交渉したらしく、本日の工事のついでに事務所前の歩道のブロックを1つ取り除いていた。
工事の責任者から顛末を聞き、議員顔負けの交渉にびっくりするとともに、私自身は何も依頼していないのに、私の名前を出して交渉を済ませた事と、見方によっては私が市民に言わせたようで、座り心地の悪い一日となったのでもあった。
来客が勝手に狭いと発した言葉ではあるが、道路に面して生活している当方には、本音では車道と歩道を区切るブロックは広めて欲しくはないのである。過去には数人の方がこの道路で命を落とし、我家の猫たちはほとんどが自宅前で轢かれて、最近では猫も飼えない月日をおくっている。ただし、我家の事を思って発せられた言葉だけに、本音は封印しておくのであるが…
さて、本日の振動と音がすさまじかったのは、40数年前に我家の裏に新しく道路が造られた際のコンクリートの土留めを削岩するためであったようだ。記憶をたどると新しい道路は、我家を除いてすべて田んぼを埋め立てており、我家の裏だけが大きな側溝を築いてあったようでもある。
そうして眺めていると、掘り起こしている土は、道路の建設にともない道路の下敷きにされた我家の裏庭の土ではないか。忙しく働く人々や重機の迫力によって、シゲシゲと眺める事はできないが、この土の上で我家の先祖たちが生活していたと考えると、大音響と振動が過去からの叫び声のようにも聞こえ、そんな想いも関係なく進められる工事に一抹の淋しさも感じられた。
1月31日の一言
自宅前では下水道の本管を埋め込むために、昨日から道路を片側に規制して重機が歩道を掘り起こしているが、老朽化した我家には土台から揺れ動くような振動が伝わってくる。特に本日は爆音と揺れが強く、早朝3時起きのために仮眠を予定していたが、ボランティアのTさんが早朝より会報の折り込み作業中のため、そのまま仕事の終日となったのである。
「おい、ここの出入り口は狭いからブロックを外したってくれ!」、「勝手には出来ませんょ」、「じゃー、俺から市役所に言っておくから」というようなやりとりで、昨日事務所を訪れた市民の方が市役所に直接交渉したらしく、本日の工事のついでに事務所前の歩道のブロックを1つ取り除いていた。
工事の責任者から顛末を聞き、議員顔負けの交渉にびっくりするとともに、私自身は何も依頼していないのに、私の名前を出して交渉を済ませた事と、見方によっては私が市民に言わせたようで、座り心地の悪い一日となったのでもあった。
来客が勝手に狭いと発した言葉ではあるが、道路に面して生活している当方には、本音では車道と歩道を区切るブロックは広めて欲しくはないのである。過去には数人の方がこの道路で命を落とし、我家の猫たちはほとんどが自宅前で轢かれて、最近では猫も飼えない月日をおくっている。ただし、我家の事を思って発せられた言葉だけに、本音は封印しておくのであるが…
さて、本日の振動と音がすさまじかったのは、40数年前に我家の裏に新しく道路が造られた際のコンクリートの土留めを削岩するためであったようだ。記憶をたどると新しい道路は、我家を除いてすべて田んぼを埋め立てており、我家の裏だけが大きな側溝を築いてあったようでもある。
そうして眺めていると、掘り起こしている土は、道路の建設にともない道路の下敷きにされた我家の裏庭の土ではないか。忙しく働く人々や重機の迫力によって、シゲシゲと眺める事はできないが、この土の上で我家の先祖たちが生活していたと考えると、大音響と振動が過去からの叫び声のようにも聞こえ、そんな想いも関係なく進められる工事に一抹の淋しさも感じられた。
1月31日の一言