大鹿一八「本日の一言」

平成16年2月から令和1年7月末までの「本日の一言」です。ヤフーブログ閉鎖により、ライブドアへ過去の記録として引っ越しました。

2009年05月

「千枚田でナンマイダブツ」…ツールド熊野

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 私は苦痛の休日となり、横井庄一記念館の一日となりましたが、来館者がないことを幸いとして展覧会に出展する書を書き入れましたが、何枚書いても筆が走らず、紙(腕)が悪いのか書けば書くほど乱雑となってしまいます。

 気分を変えて帰宅後にも書き入れましたが、やっぱり駄目なところに指まで悲鳴をあげる始末となりながら、何とか書き入れた書を昨年の作品と比べると、やっぱり出展できる代物ではなく、比較するまで気がつきませんでしたが、墨が薄すぎて紙に滲むために、書けば書くほど悪くなっていた事が判りました。

 他人の家で、しかも陽の当たる縁側で書き入れていたために、目の疲労も強く、間っ黒に硯をすり直しましたが、腕(の悪さと)や指先に余裕もなくなり、夜まで書き入れたものの明日の朝に仕切りなおしとした方がよさそうです(無駄な努力をしました)。

 さて、3日前から紀伊半島の新宮市や熊野地方を舞台として開催されていた、自転車のロードレース「ツールド熊野」から三男と家内が帰ってきました。

 息子は実業団のERクラス(最高のBRクラスに挑戦中)に属して、初日に4位に入ったとのメールを残しただけで、昨日は落車して負傷するとともに自転車も損傷(完走はしました)したとの電話から心配していましたが、最終日の本日は5位に入り、総合8位の成績だったとの朗報です。

 このまま上位の成績を続けるか、3位以内に入ればBRクラスに昇格できるとの事ですが、一瞬の事故や落車に巻き込まれればそれも遠い先の話となります。「早く上ってこい」と監督に言われ、昇格すると国際レースも視野に入るためしばらくは我慢です。

 「千枚田で(何枚田仏⇔南無阿弥陀仏)ナンマイダブツ」の一言は、昨日息子が落車した場所が山道の千枚田の所だった事から、久しぶりに再会した大先輩の真鍋選手(アトランタオリンピック代表)に言われた言葉のようですが、国際レースに出場する選手と一緒だった事から刺激にもなったようです。

 6月は21日に広島のレースへの出場が予定されており、前日には広島入りとの話ですが、私は議会中であり、月末には「四国遍路」を予定している事から、次も家内の同行となりそうですが、私が行く度に落車では困るものの、行かない方が好成績が続くのも同行する機会を逸してしまいそうでもあります。

 こんなことを記しているうちに時計は極めて明日に近くなりました。明日も市役所、県庁と忙しい一日となりますので、今晩は急いで風呂に入りこのまま寝ることにいたします。
                                  5月31日の一言
追伸
写真は息子を掲載していただいた新宮市の自転車屋さんのブログから拝借しました。↓
http://blog.murablo.jp/wheelaction/

自然は正確に時を刻みます

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 昨日までの忙しさがうそのような土曜日となり、本日は町内の葬儀に参列しただけの一日となりましたが、体調は最悪で身体の方が思うように動かず、昨日より家内が不在のために食べるものにも困り(ませんが)、近所の「みたらし団子屋」を覗いたら時間切れで店じまいの最中です。

 「それだけ下さい」と残された3本を注文すると、「代金はいりません」、「いや、いや、それでは貰いに来たみたいだから…」、「また今度来てください」と、管理栄養士さんの指導どおりの展開(1本買う勇気があったら行きなさい)に、3本を貰って帰宅となりましたが…

 昨日は風雨の中で4位に入った三男でしたが、本日は落車して自転車が壊れたとの連絡が入り、先頭集団にいたために順位を落としても完走して20位以内には入っている模様です。ただし、1ヶ月前に負傷したところを傷めており、明日の結果に暗雲が立ち込めてきました。

 当初の予定では私が同行する事になっており、行っておれば大変な心痛となっていたものと思われますが、現地の連絡を待つ立場としても何も状況が判らない事から、危険なスポーツに関わる家族は大変な思いが続きます。

 明日は横井庄一記念館の一日となりますが、翌日には議会の質問要旨の説明と、午後には愛知県に申請中の事業の二次審査(NPO)を控えており、本来なら我家を留守にする立場ではなく、資料の整理に時間をあてたいところですが、2週間に一度とは言え記念館の一日が重荷となってきています。

 さて、夜になって事務所の表に出ると、足元の歩道に転がっていました。「杏(アンズ)」です。忙しい事から忘れておりましたが、これから当分は落ちたアンズを拾い集め、家内は(商売ではないのに)ジャムづくりの毎日がやってきました。毎年甘みが増し、大粒になってきており、さらに裏庭のアンズは甘く大きいので、拾うのも大変ならジャム作りも限界との戦いが続きそうです。
                                     5月30日の一言

ともに大変な仕事ではあるが…

 映画の影響から、ひととき死んだ人に化粧を施して棺桶に収める「納棺師」が話題になっていたが、本日のヘルパー養成研修会で、風呂に入れない在宅で寝たきりとなった人に出張する「入浴サービス」の話を聞き、(1ヶ月ぶりに風呂に入り「ありがとう」と言われた話を聞き)、映画の影響とは言え死んだ人に施しができても、生きた高齢者や実の親や祖父母に何にもできない社会の矛盾も実感する帰宅となりました。

 「納棺師」の仕事について、私は何にも価値観も持ち合わせていないが、死んだ人は物言わぬし、家族が「生きているみたい」と喜んでも、死者は生き返ってくるはずもなく、死を迎えるまで家族に粗末に扱われていたり、病院のベッドで孤独に死を迎えたとしたら故人は浮かばれない。

 一方で、例え1ヶ月や数ヶ月に一度とは言え、自宅まで出向いて風呂への入浴サービスによって、強張った筋肉が和らいだり、精神的ゆとりを得る事によって、高齢者や病身の人の苦痛を減らして、人生の最後まで希望する生活を送らせることが可能と考えると仕事の意義は大きいものがある。

 ただし、納棺師は自分の思うがままに仕事を遂行できるが、介護士やヘルパーは相手の感情もあり、個人的嗜好や希望に応えられないと仕事にならない事から、相手との挨拶に始まり、相手の希望を聞き出すか察知していく事が必要となる。

 「隣の人と5分間話して下さい」、「前の人と握手した感覚はどうでした?」なんて言われても、男性の私なんかは素直に手が出せませんし、「何を話しましょうか?」と問いかけないと話せません。ましてや、自分の母親ですら風呂で背中を流す事すら出来ません。

 納棺師も映画の影響だけでなく不景気も関係して就職を希望する人が急増していると言われたが、ホームヘルパーについても不景気で希望者が増えていると言われます。どうせならば、死んだ人ではなく生きた人に喜ばれる仕事にもっとスポットを当ててもらいたいものである。

 さて、本日から紀伊半島で開催されているツールド熊野に出場している三男は、本日のレースで「嵐の中で4位に入った」とのメールが家内からあったものの、何にも情報が入ってこないため明日と明後日の結果にも期待して後々書き入れます。
                                    5月29日の一言

私だけが孤立していました

 本日は臨時議会が開催されましたが、閉会後に市役所の仕事を済ませるとともに昼食抜きでヘルパー研修会場(津島勤労会館)に移動です。明日は一宮会場ですが、議会との日程調整のため一宮会場と津島会場を交互するため、双方とも他所者扱いで、他の参加者のように会場で知り合った仲間との会話もなく淋しい環境です。

 本日の講師の経歴は、看護師と社会福祉士、介護支援専門員となっていますが、数年前まで津島市役所で課長職の立場にあった女性で、市民病院の看護婦長から一般職の管理職になられた働く女性の草分けのような存在でしたが、この研修会では現役時代よりひときわ輝いており、まさに水を得た魚のような活躍です。

 この研修会もまだ始まったばかりで、これからが本番となりますが、今まで市役所で職員から聞いたり説明を受けていた福祉や介護などは何だったのかと思うような、新たな発見や視点の違いにびっくりとさせられていおり、市役所で議員が耳にする説明は、議員への説明用の言葉であり、私は第三者のようにしか眺めていなかった事を実感させられています。

 考えて見ると、議員に対して福祉や介護などを実際の当事者としての視点で説明する必要はなく、保険料や国保税など制度面やサービスを説明されても、市民の役にも立てられませんでしたが、さすがにヘルパーとして働く前提での研修会だけあって「目からウロコ」状態です。

 今まで私も一市民として、「健康保険税が最高額になっている」とか、その上に利用もしない介護保険料を請求され、税を支払う立場からの視点で考えていましたが、研修会ではサービスを提供する立場で説明を受けていますので、利用者の立場にたつと改善すべき課題も目についてきます。

 さて、忙しい中にあっても、愛知県の事業にも首を突っ込んでおり、議会とNPO法人と書や写真の出品も考えると、一瞬の隙や間違いも許されず、話し好きから時間の経過は大敵となります。帰宅しても「お父さん、夕飯は」の声もなく、家内の不在を仕事と勘違いしていると、三男とともに紀伊半島まで走っており、明日から3日間はツールド熊野で息子の復帰戦となります。

ツールド熊野 http://www.nspk.net/tdk/

 「大鹿さん、明日の話だけど…」と、地元新聞社やテレビ局の大幹部の方からの誘いをもらいましたが、行きたくとも行けませんし、今度は頼んでも近づけないような立場の人だけに残念でもありますが…
                                   5月28日の一言

面影が皆無となった街角を走って

 本日は一次審査を通過したNPO法人の二次審査が6月1日に開催される事から、その日に予定されていたホームヘルパーの研修会の代替のため、愛知県一宮市の勤労会館の一日となりましたが、終了後のわずかな時間を費やして懐かしい場所を訪れました。

 昭和40年より以前の話となりますが、名鉄電車の運転手から関連会社に転出した私の父が、一宮市の国道沿いにあった名鉄のガソリンスタンド所長から、隣に新規オープンした名鉄ドライブインの店長になり、当時は珍しい職種だった事もあって子供の私も何度か連れていってもらいました。

 父親が亡くなって17年が経過しますが、どこかに当時の懐かしい面影が残っていないかと思った寄り道でしたが、名鉄の名前が見当たらないばかりか、当時の建物どころか場所すら特定できず、向えに建っていたシェルのスタンドも存在していません。

 40年以上の年月の経過はありますが、わき道に入り込めば何かがと思って走りましたが、何一つ思い出せる材料がなく、土地も第三者の手に渡って違う職種の店かコンビ二にでも替わったのでしょうか。父親はその後も名鉄産業の本社で燃料を担当していた事から、当時訪れた観光バス会社は当時の一宮観光バスから名鉄観光バスと名前は変わったものの存在していましたが、当時とは周辺の道路も変わり、走ると迷子になるばかりでした。

 そうやって違和感を感じながら津島市に戻りましたが、生まれてから一度も離れた事のない地元についても、主要道や交差点の風景はまったく変わっており、我家の近所ですら昔の面影を探すのに苦労する事を実感し、「今浦島」と言われたグアム島の「横井庄一」さんが30年ぶりに我家を訪れた歳月より長い月日が経過している事にもびっくりさせられた一日となりました。

 「大鹿さんは、津島市の議員さんですね?」とヘルパー会場で問われてびっくりして言葉が出ませんでしたが、我家の分家の親族と同じ会社に勤めて私の事を聞いておられた人で、その大手企業をリストラされたとの話に、定年までわずかな年齢から世の中の厳しさも実感させられました。

 さて、明日は臨時議会が開催される事から、議会閉会後にヘルパー会場に走る事となりますが、わずかな欠席であっても秋以降に再受講となることから、綱渡りの日々は続く半面で、40年とか30年の期間で回顧しながら、わずか半年先が遠く感じる自分が滑稽にも思われます。
                                  5月27日の一言

2人分の予定表のやりくりに

 本日は議会運営委員会が開催され、6月2日より開会される津島市議会本会議の協議が始まったが、28日には臨時議会が開催される上に、愛知県に応募してあった心のバリアフリー事業の企画案の面談が1日の午後に開催されるとの連絡が入り、欠席すれば選考からもれる可能性も高く、私の代理となれる人々も仕事を持っている事から、予定してあったホームヘルパー研修会を変更して他の会場に出向く連絡をしたが、議員にとっては一番大切な一般質問の通告をしても、答弁する市役所へ質問要旨の説明をする時間がなく、夜か土・日曜日しか時間がない現実に何ともしがたい限界を実感させられます。

 こんな状態で6月に開催される展覧会に書を出品しようとしても、心の乱れからか筆が走らず、撮りだめた写真も出展しようとアルバムを取り出したところ、主題は上高地と決めたものの、あまりにも多くの写真量から選定もできず、写真の心得のある人に選定はしてもらったものの、肝心のフイルムを探すのにも一苦労の夕方となりました。

 さて、昨晩は母校の同窓会役員会が開催されたが、帰宅直後に学校から「今はどこにお見えですか」と電話をもらい、完全に忘れているという失態を演じたが、本日も定例の書道会と会員となっている名古屋のNPO法人の総会が重なり、我が家の書道会のために欠席の連絡となりました。

 明日は一宮市のヘルパー研修会会場に走り、夕方に市役所に飛び込み、6月議会の質問要旨をまとめて翌日の議会後に提出しないと、質問ができない可能性から、徹夜の日々が続く予感がしますが、徹夜をすれば出向いた先で眠気マナコとなり、血圧を高めますので要注意です。

 「血圧161-91mmHg、脈拍数80bpm」が、本日午後の血圧ですが、血圧計の記録紙に記された私の年齢の平均最高血圧値は「135-」とあり、こんな状態が当り前の日々をすごすのは危険でしょうね。

 「大鹿さん、だッ、大丈夫ですか?」と、今から20年前に努めたPTA役員時代に、小学校の血圧計の示した数値に驚いた校長先生は、私の車に同乗して出かけるのを心配されましたが、その先生はとっくの昔にあの世に行かれました。もっとも、この時の血圧は200近くあったのでしたが。

 午後9時30分、書道会が終わり、一人残された2階の会場でパソコンを打ち、1階の事務所や自宅ではパソコンを開けない夜としないと、明日からの日程がこなせません。
                                   5月26日の一言

大相撲の熱戦が終わって

 大相撲夏場所は大関の日馬富士(元安馬)が初優勝したが、3日目に横綱朝青龍が1敗したことから、実力の飛びぬけた横綱白鵬の優勝かと思っていると、14日目に白鵬が大関琴欧州に敗れた事からモンゴルの3人が横一線に並ぶ熱戦へと発展した。

 前半に1敗した朝青龍については、かつての全盛期と比較すれば格段に衰えは隠せないが、勝負にかける執念から最後まで1敗を守り、14日目の日馬富士との一線に勝てば優勝の可能性も出て、自分有利の体勢で攻めながらも、日馬富士の逆転の足技に体が吹っ飛び腰を強打した。

 土俵を降りて支度部屋に戻る姿からは休場を予感するような足取りであったが、千秋楽の結びの一番に登場し、白鵬には一方的に寄り切られたものの、前日に足腰を強打した日馬富士との一番の影響は否めず、私なら恨み節でも出そうだが、朝青龍は「勝てなくてごめんな。頭をつける相撲を取れ」と優勝決定戦に臨む日馬富士と拳を合せてアドバイスしたと報じられている。

 飲料水のテレビコマーシャルで「良いヤツ」と中学生に言われる朝青龍であるが、最近では稽古不足は相変わらずのままだが、土俵外でも「良いヤツ」となって問題も起こさないものの、後進に主役を譲ったような存在に淋しさも感じさせられている。

 さて、夏場所は12日目に7敗となったカド番大関千代大海が奇跡の3連勝で勝ち越したが、観客の温かい拍手と声援が続き、14連敗した豊真将や大関魁皇、元大関出島への大きな声援を見ると、敗者や引退をかけた老体への声援の大きさに、不況で厳しい現代の世の中を重ねたような悲しさも実感する。

 そもそも土俵にケガで満身創痍の力士が上り、歩くのもやっとの姿は見苦しいが、3人に限らずモンゴルから来た力士たちは勝負と勝敗に貪欲で、土俵上で見せる表情にも厳しさがあり、このあたりが日本人力士とは明らかな差があり、土俵を下りると同郷の仲良し遊び仲間と化し批判の対象にもされている。

 世間の厳しい朝青龍バッシングがあればあるほど、皮肉れ者の私は朝青龍を応援するが、彼らは土俵の上では厳しく勝負に徹する半面で、前記した朝青龍の日馬富士へのアドバイスなど、勝負が終われば先輩後輩となり、スポーツマンとしては実にすがすがしい一面を見せてくれる。

 それにしてもモンゴルの3人以外に優勝候補となる力士は見当たらず、日本人の大関は勝ち越すための助け合いのような取り組みが続く。相撲の魅力は過去の伝統ではなく、やはり厳しい勝敗にかける力士と力士の闘志にあり、モンゴル勢の主役もゆるぎないものになりつつある。
                                 5月25日の一言

佐藤由美ピアノコンサートを鑑賞し

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 本日は西愛宕町の茜屋珈琲で佐藤由美ピアノコンサートが開催されました。平成15年から6回目となるコンサートですが、音楽音痴の私には鑑賞を勧める手立てもない事から、会場設営のお手伝いと後片付けしか役にたちません。

 本日のプログラムは、J.シュトラウス:美しく青きドナウ(オーストリア)、ショパン:ノクターン・ハ短調Op.48-1(ポーランド)、ベートーベェン:エリーゼのために(ドイツ)、ドビュッシー:亜麻色の髪の乙女(フランス)、バルトーク:6つのルーマニア民族舞曲)斥戮雖⊂?蠡咾陵戮雖B踏み踊りぅ屮船絅狄佑陵戮雖ゥ襦璽泪縫風ポルカβい踊り(ハンガリー/ルーマニア)、モーツァルト:トルコ行進曲(オーストリア)、ホルスト:木星~快楽をもたらす者~組曲・惑星より(イギリス)、ショパン:ノクターン・レント・コン・グラン・エスプレッシオーネ(ポーランド)、バダルジェフスカ:乙女の祈り(ポーランド)ほか

 街角の珈琲屋に立派すぎるようなグランドピアノが存在する事から実現するコンサートですが、毎年のように参加されるファンの姿と、毎年ストーリーを変えてプログラムを組む奏者が一体となった会場は熱気を帯び、あっと言う間の2時間となりましたが、「来年もやりますから」と会場主のマスターから気の早い一言が飛び出した。

 さて、会場の設営と片付け役と言いましたが、たまたまボランティアにかり出されたAさんが佛師であった事から、我家の仏壇の中で傷ついた「弘法大師」の坐像の修復について話題となり、工房を訪問して仏像まで拝見させてもらう幸運にも恵まれました。

 ただし、汚れて傷ついたと言っても仏像ですので、風呂敷に入れて持参するわけにもいかず、我家の宗旨が浄土宗のために、真言宗のお大師様の扱いも家族の問題となる事から、修復後の収め方も考えながらの依頼となりそうです。

 その後に落ち合った演奏者親子と長~い雑談になりましたが、京都には佐藤さんの父親の親戚(大原の宝泉院や嵯峨野の化野念仏寺)がある事から、京都を舞台にしたピアノ演奏会実現に向けた、勝手な思い込みによる会話へと発展していました。(しばらくはインフルエンザで近づけませんが…)

 明日から始まる6月下旬まで休みのない日程が想像できない余裕の一日となりましたが、「明日が締め切りだよ」のマスターの一言に、6月に出展する書と写真の作品を完成させる時間もない現実を噛み締める帰宅ともなりました。
                                 5月24日の一言
追伸
添付した携帯写真はリハーサル中の撮影です。

四国遍路

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心身ともに癒されていくような祈りの旅に出かけてみませんか?
 「四国霊場八十八ヶ所」は、弘法大師空海が、自身の修練と人々の災難を除くために開いた霊場です。大師が42歳の頃の事跡が多いところから弘仁6年(815)に開創されたと伝えられています。「四国遍路」は、その八十八ヶ所霊場を巡る旅です。

 四国霊場は、阿波の国「発心の道場(1番から23番)」、土佐の国「修行の道場(24番から39番)」、伊予の国「菩提の道場(40番から65番)」、讃岐「涅槃の道場(66番から88番)」の88ヶ寺。88は人間の煩悩の数と言われ、四国霊場を八十八ヶ所巡ることによって煩悩が消え、願いが叶うとされています。

 四国八十八ヶ所や四国別格20霊場順拝の旅は宗派に関係なく、宗派や仏教をも超えたあらゆる人が参加出来る旅です。
 四国八十八ヶ所の霊場は、弘法大師空海によって開創されましたが、各札所には、大日如来、阿弥陀如来、釈迦如来、不動明王など、宗派にとらわれる事なく、数多くの仏様がおまつりされています。別格20霊場についても、弘法大師空海と縁のある古刹と修業の場で、最近では八十八ヶ所と併せて108寺の巡拝が主流になりつつあります。

 今は亡き縁者や知人を偲ぶ人や、自分自身の新たな目標探しなど、四国遍路の目的は様々ですが、私の案内で本物の四国を巡拝され、身体と心のリフレッシュに出かけませんか。
                      
                         四国八十八ヶ所霊場会・四国別格霊場会
                                 公認先達 大 鹿 一 八

四国八十八ヶ所や四国別格20霊場順拝の旅
阿波一国・2泊3日(前日夜行発・ジャンボタクシー使用)
会費30,000円+四国までの往復運賃11,800円(交通費宿泊代・ロープウェー代と穴禅定の案内料金も含まれます)
 ※遍路用品や納経帳の朱印(1ケ寺300円)、昼食代は自己負担となります。旅行傷害保険は各自の任意です。


ジャンボタクシー(9人乗り)で行く
四国八十八ヶ所 一国まいり順拝(2泊3日) 3~11月運行

ジャンボタクシー(9人乗り)プランのご案内
各コース5名より催行致します。募集人員9名
(土曜日、祝祭日の前日に宿泊の場合はお一人様2,000円アップ。タクシー代金、宿泊料、有料道路代が含まれております。昼食代金は含まれておりません。巡拝用白衣・納経帳などは現地で購入できます。
 ※朱印代1ケ寺300円が別途必要です)
5名以上のお客様は、ご希望の日時に設定可能です。お問い合わせください。

阿波一国まいり 土佐一国まいり 伊予一国まいり 讃岐一国まいり
 ※伊予鉄トラベル 60,000円(タクシー)の企画
 ※個人タクシー料金表 http://www005.upp.so-net.ne.jp/s45988/junrei/ryokin.htm
 ※割安タクシー料金表 http://www.mskh.jp/osikoku.htm
 ※一般タクシー料金表 http://mx81.tiki.ne.jp/~minawa/

名鉄バス名古屋~徳島 片道6,600円 往復11,800円

出発場所・時間(各コース共通)

徳島 阿波一国まいり
出発日[平成21年] 旅行代金(お一人様)
  6月26日(金) 35,000円
(2泊3日)

第1日 (前夜11時に愛知県出発)
出発7:00-1霊山寺・2極楽寺・3金泉寺・4大日寺・ 5地蔵寺・(別1大山寺)・6安楽寺・7十楽寺・8熊谷寺・9法輪寺・10切幡寺・11藤井寺・(別2童学寺)・12焼山寺・到着17:30頃 名西旅館

第2日
出発7:00頃-13大日寺・14常楽寺・15国分寺・16観音寺・17井戸寺・18恩山寺・19立江寺・(別3慈眼寺)・20鶴林寺・到着17:30頃 民宿坂口屋
 (※別格3番慈眼寺の穴禅定も含まれます)

第3日
出発7:00頃-21太龍寺・22平等寺・23薬王寺・(別4鯖大師本坊)・24最御崎寺・25津照寺・26金剛頂寺・27神峰寺・28大日寺-17:30頃 (愛知県到着00:30頃)






高知 土佐一国まいり
出発日[平成21年] 旅行代金(お一人様)
     7月 日() 35,000円
(2泊3日)

名鉄バス 名古屋~高知 片道9,080円 往復16,310円

日程 コース 宿泊地・お食事
第1日
前夜出発11:00頃
出発7:00頃-29国分寺・30善楽寺・31竹林寺・32禅師峰寺・33雪蹊寺・34種間寺・35清滝寺・36青龍寺・(別5大善寺)・37岩本寺・足摺岬 宿泊・足摺観光ホテル ビロー園

第2日
出発7:00頃-38金剛福寺・39延光寺・40観自在寺・(別6龍光院)・41龍光寺・42仏木寺・43明石寺・(別7出石寺)・(別8十夜ヶ橋)  宿泊・古岩屋荘

第3日
出発7:00頃・ 45岩屋寺・44大宝寺・46浄瑠璃寺・47八坂寺・(別9文珠院)・48西林寺・49浄土寺・50繁多寺・51石手寺・52太山寺・53円明寺-17:30頃 (愛知県到着00:30頃)



愛媛 伊予一国まいり
出発日[平成21年] 旅行代金(お一人様)
    月 日() 35,000円
(2泊3日)

名鉄バス名古屋~松山 片道10,000円 往復18,000円

日程 コース 宿泊地・お食事
第1日
前夜出発11:00頃
7:00出発-54延命寺・55南光坊・56泰山寺・57栄福寺・58仙遊寺・59国分寺・(別10西山興隆寺)・(別11生木地蔵)・60横峰寺・61香園寺・62宝寿寺・63吉祥寺・64前神寺・(別12延命寺)・65三角寺・(別13仙龍寺)・(別14椿堂) 宿泊・白地温泉小西旅館

第2日
出発7:00頃-かづら橋観光・66雲辺寺・(別15箸蔵寺)・67大興寺・(別16萩原寺)・68神恵院・69観音寺・70本山寺・71弥谷寺・(別17神野寺)  宿泊・善通寺いろは会館

第3日
出発7:00-75善通寺・72曼荼羅寺・73出釈迦寺・奥の院・74甲山寺・76金倉寺・77道隆寺・(別18海岸寺)・ 17:30頃 (愛知県到着00:30頃)





香川 讃岐一国まいりと高野山
出発日[平成21年] 旅行代金(お一人様)
    9月30日 (木)   35,000円
(2泊3日)

名鉄バス名古屋~高松 片道6,800円 往復12,200円

 日程 コース 宿泊地・お食事
第1日
前夜出発11:00頃
出発7:00-78郷照寺・79天皇寺・80国分寺・81白峯寺・82根香寺・(別19香西寺)・83一宮寺・84屋島寺・85八栗寺・86志度寺・87長尾寺  宿泊・http://sanuki-kanko.jp/hotel/index.html

第2日
出発7:00頃-88大窪寺・(別20大瀧寺)・(別1大山寺)・1霊山寺-うずしお観光- 宿泊・紀伊見温泉

第3日
出発7:30頃-高野山(結縁灌頂)・金剛峯寺・奥の院







ご旅行条件・注意事項

旅行主催:株式会社伊予鉄トラベル
添乗員:同行いたしません。ただし、当社係員が出発から帰着までお世話いたします。
価格に含まれるもの: バス代、宿泊代、食事代(但し行程に記載分のみ。)
*規定以外の交通費、食事代、入園料等はお客様負担となります。
*朱印料は旅行代金に含まれておりません。
*諸税・サービス料は旅行代金に含まれております。
コース及び宿泊所は都合により変更する場合がございます。
確定宿泊地は、旅行前にお渡しする最終日程表でお知らせします。

不快を感ずる鳩山総務大臣の発言

 日本郵政は22日の取締役会で西川社長を続投させる方針を決めたが、鳩山総務大臣は後任の案があることを示して、続投を認めない考えを強調し、来月29日に開催される株主総会まで対立が続いていきそうだ。

TBSテレビの動画と参考記事↓
http://news.tbs.co.jp/20090522/newseye/tbs_newseye4138900.html

 本日の朝刊に目を通すと、中日(関東では東京新聞)新聞の一面に、「日本郵政黒字4227億円」の見出しで、3月期国内2位の規模との記事が掲載されているが、朝日新聞では一面で、「郵政2社92億円追徴」の見出しで、東京国税局から郵便局会社と郵便事業会社が経理処理を間違い追徴される記事が記されている。

 日本郵政や西川善文社長に対する鳩山総務大臣の批判は、かんぽの宿売却問題から社長の辞任を迫っており、6月に開催される株主総会で西川社長の人事案件が承認されても、取締役選任に関する認可権限は総務相が握っているとの事から、しばらくは鳩山総務大臣のパフォーマンスを聞かされそうでもある。

 西川社長は22日の記者会見で、来年度に予定されている郵政3社の株式上場を達成する事が自身の責任として続投する意欲を示しており、この株式上場が自身の退任時期の目安と語っており、国営から民営化される渦中でウミは出ているものの、政府に横槍を入れられぬ民間会社へ導いて欲しい。

 私は西川善文社長について特別の感情は持ち得ないが、過去のテレビなどでの発言や過去の経歴から評価したいと思っており、民営化された民間会社である事を考えると、鳩山総務大臣は不祥事の批判は当然であろうが、人事案件まで自分個人に決定権がありそうな発言は政治の介入であり不愉快極まりない。

西川 善文氏↓ 出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%A5%BF%E5%B7%9D%E5%96%84%E6%96%87

 みっともないのは鳩山総務大臣であり、たとえ郵政を直轄する大臣と言えども、政府には首相をはじめとして内閣の閣僚もおり、幅広い識見を持った発言をすべきであり、添付した「出典」にもあるように、西川善文社長の起用に積極的であった竹中平蔵前総務大臣や、郵政民営化の生みの親でもある小泉元首相に対する腹いせとしか思えない。

 社長の後任について、「人事に案はあるのか、と?いっぱいあります」と答えた鳩山総務大臣であるが、西川社長の経歴を上回る民間や財界からの人選は困難と思われ、「(続投を)認めるというのは、私が今まで培ってきた正義感とか信念を全部捨てることになると思う」の発言こそ空々しいものがある。政治家の勘違いこそ大きいと実感させられる報道でもある。
                                5月23日の一言

人工透析のテレビ放送記録

TBSテレビ動画 http://news.tbs.co.jp/20090522/newseye/tbs_newseye4139259.html

重症化の恐れ、透析患者が抱える不安
新型インフルエンザが重症化することに不安を感じている人たちもいます。

 愛知県に住む杉浦美由紀さんは、慢性腎炎患者です。1日置きに人工透析を受ける暮らしを32年間続けています。

 「ここから静脈に針を刺して、痛いです。でも、やっぱり生きるためには」(杉浦美由紀さん)

 杉浦さんが受ける人工透析とは腎臓機能を人工的に代替するものです。この人工透析を必要とする患者は、全国におよそ27万5000人。腎臓病の患者は感染症にかかりやすいと言われています。そんな中、感染の拡大を見せる新型インフルエンザ。

 「普通の人よりもかかりやすい。おまけにかかったら重症化しやすいということがあると思います」(春日井市民病院 渡辺有三 院長)

 愛知県の透析医会の会長、渡辺院長のもとに腎臓病の患者団体の関係者が21日、訪れました。

 「本当に命を守るというのが、どういうことなのか新型インフルエンザの中でも予防していく、命を守ることの尊さを知ってもらおうということで」(全国腎臓病協議会 栗原紘隆 常務理事)

 「全国の人工透析患者や来た方が、病気になってもいけないし、全国に拡大してもいけない」(春日井市民病院 渡辺有三 院長)

 実は、今週末、1年半の準備期間を経て、患者団体の全国大会が名古屋で開かれる予定でした。

 しかし、新型インフルエンザの広がりを受け、中止せざるを得ないという決断に至ったのです。

 「どこまで広まるのかなと想像できないし、判断できない。仮に1人でも透析患者が重症化してしまったということは許されないだろうと」(全国腎臓病協議会 栗原紘隆 常務理事)

 新型インフルエンザでは海外の症例から、糖尿病や心臓病、透析患者など、持病がある人は、重症化する恐れも指摘されています。

 「(Q.持病のある人は死亡のリスクが高いと)はい、そういう不安はものすごくあります」(杉浦美由紀さん)

 また、人工透析は狭い部屋に集まって透析を4、5時間行います。そのため、1人でも感染した場合は透析患者同士で院内感染を起こすリスクがあるといいます。

 厚生労働省では持病がある人には今後も十分注意が必要だとして、感染拡大防止に取り組む考えです。(22日23:34)

断片的情報は危険である…新型インフルエンザ

 メキシコで発生した新型豚インフルエンザは、世界中に飛び火し、日本においても海外への渡航履歴のない人が発症し、神戸市から大阪、京都、滋賀と感染者が拡大する中で、政府も従来のインフルエンザと同じような柔軟な対応へ方針変換を図ったと報じられている。

 本日の朝日新聞夕刊には一面に大きく「学校単位で休校判断」、「一般病院で診療可能」と大きな見出しで政府の柔軟対応指針と記されているが、時間に余裕があって新聞の隅々まで目を通せればよいが、忙しい人にはこの見出しのみが印象に残り、間違った認識を持ちそうなので注意も必要だ。

 本日の夕刊には、見出しこそ「柔軟対応」と記されているが、同じく一面に新たな運用指針が添付されており、詳しく読めば「患者数が急増する地域」と、「感染の初期、患者発生数が少数の地域」と比較した対応が記されている。

 つまり、患者が一人も発症していない地域(愛知県も)については、今までの水際対策がそのままに運用されて、学校なども「市区町村の一部または全部、場合によっては都道府県の全部で臨時休業を要請」と記されているので認識間違いは不測の事態に発展する可能性も否めない。

 「これからは今までのインフルエンザの対応と一緒ですよッ」の一言は、テレビから断片的に報道された情報を鵜呑みにした発言で、発言の主は責任ある立場の人物であるが、患者が拡大して確認できなくなった関西地区の対応が名古屋でも報道される事から、患者の一人もいない愛知県の対応は今でも水際対策が必要で、新型インフルは症状が軽いと言われても、感染させられて死亡に至ったとしたら大問題でもある。

 現実に今回の新型インフルエンザのワクチンはなく、軽いと言われる症状についても、幼児や妊婦と呼吸器に慢性的病気を持つ人々には、死に至る危険性もある事と、感染した患者のウイルスを完全に駆逐しないと薬に耐性を持つ強力なウイルスに変異する可能性も指摘されている。

 「このままでは経済が破綻する」とか、「キャンセルが続き深刻」と、大阪府や観光都市の京都の声が全国に発信されてくるが、発病しても症状は軽いと言っても、今回の新型インフルの感染力は強く、いつかは誰かが生命の危険にさらされる事から、経済や商売の差し引きで発言されるのは好ましいとは思えない。

 現実に埼玉県で発症した男性は、17日に大阪に入り、大阪市内や京都市内を観光で巡り、大阪で2泊した直後の20日に埼玉県で発症しており、行動の自由とは言えわざわざ危険な地域に行った事で感染した事は自業自得としか思えない。

 さて、このままではいずれ全国に蔓延する可能性も高いが、本日の国内感染者数302人をいかに治療して、これ以上拡大させない努力は重要で、地域経済の沈下とか家庭生活の破綻との問題については、全国民に定額給付金を実施した政府が真剣に考えれば難しい問題とは思えない。
                                   5月22日の一言
追伸
関係するテレビニュースを添付しましたので、ぜひ動画をご覧ください。
http://news.tbs.co.jp/20090522/newseye/tbs_newseye4139259.html

裏読みが本音の社会制度に

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
 生産緑地地区(せいさんりょくちちく)とは、市街化区域内の土地のうち、一定の要件を満たす土地の指定制度(生産緑地地区制度)に沿って管轄自治体より指定された区域のことで、都市計画上、農林漁業との調和を図ることを主目的とした地域地区のひとつであり、その要件等は生産緑地法によって定められている。
また、この制度により指定された土地または森林のことを生産緑地(せいさんりょくち)と呼ぶ。

概要 [編集]
昨今、大都市圏など一部地域において都市化が急速に進んでいるが、いっぽう緑地が本来持つ地盤保持や保水などの働きによる災害の防止、および農林漁業と調和した都市環境の保全などのため、将来にわたり農地または緑地等として残すべき土地を自治体が指定することにより、円滑な都市計画を実施することを主目的としている。
また、大都市圏の一部自治体においては、生産緑地指定を受けることで固定資産税の税率が農地並みになる措置が受けられる意味もある。
なお、一旦指定を受けた土地は、一定の要件を満たす場合の外は原則として解除できない。

農地課税の扱いが異なる自治体 [編集]
主に市街化区域内の農地の宅地転用を促す目的で、大都市圏の一部自治体においては、市街化区域内の農地について固定資産税および相続税の税率が宅地並みに引き上げられたが、しかしながら農地や緑地の持つ前述の役割が都市部においても変わるわけではなく、また生産緑地地区については従前どおり農地並みの税率が適用されるため、この制度による指定を受ける農地が増加した。

なお、該当する自治体は次のように定められている。

要件 [編集]
生産緑地に指定する(または地権者等が要望して生産緑地としての指定を受ける)際には、生産緑地法により定められている次のような要件を満たすことを、所轄自治体が審査する。

主な要件
農林漁業などの生産活動が営まれていること、または公園など公共施設の用地に適していること。
面積が 500m2以上であること(森林、水路・池沼等が含まれてもよい)。
農林漁業の継続が可能であること(日照等の条件が営農に適している等)。
当該農地の所有者その他の関係権利者全員が同意していること。

生産緑地になると [編集]

受けられる措置 [編集]
生産緑地であることを示す標識が設置される。
固定資産税が一般農地並みの課税となる。
相続税の納税猶予の特例などが設けられている。

農地等として維持するための助言や、土地交換のあっせんなどを自治体より受けることができる。
死亡や身体障害等により農業等の継続が困難になった場合には、自治体等に時価での買い取りを請求することができる。自治体等が請求に応じない場合には、当該生産緑地における建築等の制限が解除される。

制限される行為 [編集]
当該土地の所有者または管理者等に、農地としての維持管理を求められる。
農地以外としての転用・転売はできない(農地としての転売については農地法による手続きにより可能)。
宅地造成、建築物等の新築・増改築などはできない(農業用ビニールハウスなどは、自治体首長の許可により建設可能)。

土石の採取、水面の埋め立て、干拓などが制限される。
上記に違反した場合、原状回復命令が出されることがある。

 添付した資料は、市街化区域内の生産緑地についての説明と条件であるが、都市の高騰する土地の中でも、前記した生産緑地の指定を受けた農地は、宅地並みに課税される農地とは違って、安い農地としての課税となっている。

 この制度ができたとき、税制の猶予は受けられるものの、将来において農業を続けられなくなった時に、(添付赤字部分)農地以外としての転用・転売はできないとか、宅地造成、新築、増改築はできないと規定され、農業等の継続が困難になった場合には、自治体等に時価での買い取りを請求することになると説明され、農業が継続できなくなったら農業で耕作を続ける人に譲る必要に迫られると聞かされたことがあった。

 ただし、農業関係の法律には抜け道も多く、現実に生産緑地が当たり前として解除され、地権者が分譲住宅として土地を転売する現場を直視した事から、本日開催された経済建設委員会で質問したが、委員会では的を得た説明がなかったが、閉会後に農業を所管する職員からザル法とも思える現実を知る事となりました。

 地権者が死亡して農業が継続ではなくなると、添付した資料のように、生産緑地を農地として買い上げてもらう申請を市役所に出し、農業委員会などで審議されるものの、自治体も農業団体も買い上げる人はなく、結局は生産緑地の指定が解除されて、相続人は自由に宅地として転用されていきます。

 「もしかして、農地として買い取りたい人があるのではないか?」との私の質問に、「絶対にありません」と確信したような一言だが、地権者が宅地並みに高い土地価格で買い取りを求める事から、自治体どころか宅地並みの価格で農地を買い求めて農業を続ける人はあるはずがありません。

 先祖伝来の土地で、当たり前に耕作する人から、勝手に市街化地域と認定し高額な宅地並みに固定資産税を請求されるのも理不尽と思うが、農地として長く安い税金で済んでいた生産緑地が、生産緑地の目的に関係なく、解除され宅地として分譲して販売される現実は法律の矛盾ではないか。

 私の住む地域も、農業振興地として莫大な国の予算が投入されているが、農業を続ける後継者は皆無に近く、土地はあっても「坪1万円」なんて値段で売買(身売り)され、名古屋駅から30分の土地に家も建てられない矛盾を感じながら、法律を横や裏から眺める理不尽も感ずる一日となりました。
                                  5月21日の一言

郵便局の不正ダイレクトメール事件に思う

 障がい者用の郵便割引制度を悪用して通信販売などのダイレクトメールを発送していた事件は、郵便事業会社の逮捕された職員だけでなく、関係職員が組織的に悪用を知りながら見逃していた実態が明るみになりつつある。

 こんな話題が出るたびに鳩山総務相が声高々に発言し、財界から起用された西川善文日本郵政社長への批判を続けるが、こんな顛末は郵便局が民営化される前から存在し、むしろ民営化されて不正が正されている位で、批判する位なら国や政治家の責任も問われる事実が発覚してくる可能性も高い。

 こんな話になると、私も何度となく理不尽な思いをした事があり、一例として多くの郵便物(100通以上)を市内に発送する場合の「市内特別郵便」については、1通80円の封書が65円に割引となるが、私はこの制度も知らないままに議員になってしばらくは「料金別納」のままに80円で発送を続けており、職員から言われて初めてこの制度を知る事となりました。

 一方で、市内特別郵便についても、全てが同じ内容の印刷物が同封されていないと受付られず、総重量と発送枚数が割り切れないわずかの重さの違いが問題となった事があり、その割には1通の重さと発送枚数の掛算で枚数を確認もしないなど…(最近はこんな事はありませんが)
  
 さて、今から20年程前の話となりますが、私の父親が間違って住所を書き入れた手紙で問題がおきました。手紙にはクラス会で写真館に依頼した1枚1500円の写真が同封されており、ポストに投函した直後に気づき郵便局に連絡すると、一度投函した手紙はポストから取り出せないとの返事であった。

 「今入れたばかりだから、配達せず保管して欲しい」
 「住所が間違っていれば、差出人に戻ってきますから…」

 こんなやり取りから一週間ほど経過しても戻ってこない手紙は、どうやら間違った住所地の他人に配達されてしまったようで、抗議した私に郵便課長と本局の局長が郵便局の発行した本と記念切手を持参して謝罪に訪問する事態となりましたが、中身の写真は戻ってきませんでした。

 私が販売店とは言え、朝日新聞の仕事であったために、局長(栄転)を気遣う課長は何度も訪問する事となり、半年後の秋に「大鹿さん、良い話があります」と、私へ金儲けの話を持って来たのでした。

 「郵便小包の仕事をやりませんか」
 「忙しいのでやれません」
 「従業員にやらせれば、冬のボーナスがわりになりますよ」
 「本社に聞かないと(本当は副業はダメです)」
 「○×新聞の販売店はやっていますよ、やれるだけで良いですから…」

 こんなやりとりで、従業員がついでに小包を配達(12月のみ)する話がまとまりましたが、現実には秋口に郵便小包が持ち去られる事件があった事と、郵便の配送は事故があると新聞に報じられる事から、私が責任上から一人で配達する事態となりました。

 この仕事のおかげで、忙しい半面、私の友人たちが手伝うとともに夜の宴会費用となりましたが、毎日朝から郵便局に顔を出す私に悪いと思ったのか、前記した課長が立ち会う時には、その日の配達が少ないと必ず配達個数を水増ししてくれます。

 「そんなことはしなくて良いですよ…」、「来年の予算を確保するためになるから…」と、10個しか持ち帰らないのに56個なんて書き入れ、当時は一度配達に行って留守ならば「不在票」を入れれば午前中に終わり(私の記憶では1個160円位の配達料で持ち帰っても支給されました)、元々が地理に詳しい本業なので簡単です。

 しかし、こんな不正は続きません。朝の持ち出し時点に数量を水増ししてあるために、不在で残った小包と受領証を届けに郵便局に戻ると、持ち出し数が合わない事から、課長が不在時に応対する職員と大変なトラブルに発展しました。

 それでも当時は若かった事と、友人たちと連日の遊交費にもなりますから心地よく数年続けましたが、前記した課長が転勤した事と、職員がバイクで小物を配達する現場を大きな荷物を抱えて遭遇する事、そして何よりも本業の支障になる事から辞めました。

 不況で仕事のない今にして思えば天国のような仕事で、12月だけとは言え当時の宅配便を本業としている友人より短時間で稼ぎの良い仕事でした。私と手伝った友人たちには楽しい記憶となっていますが、こんなザルのような仕事が20年前にまかり通っていた事からすれば民営化は批判できません。この不正も税金であり、当時でも罪の意識はありましたが、日本中に置き換えると大問題だったのかも知れません。
                               5月20日の一言

漢字・大久保前会長の逮捕に同情もしたい

 (財)日本漢字能力検定協会の大久保昇前理事長と長男の大久保浩前副理事長が、架空の業務委託で協会に損害を与えたとして、京都地検は背任容疑で2人の逮捕状を取りも、任意同行によるが取調べをはじめ逮捕される見込みのようである。

 容疑は前理事長が代表となっている広告会社に架空の委託契約をして、年間2億5千万円を自分達の利益にしていたとの事であるが、協会そのものを大久保前理事長が始めた経緯から、財団法人になって漢字ブームにより莫大な利益が出ても、自分達の利益と勘違いしていたものと思われる。

 協会を設立した当初は、こんな莫大な利益が出るとは予想もせず、純粋に漢字の普及を目的としていたと思われるが、規模が拡大するにともない税制面や信用度を考えて財団法人になったと(私の推測です)思いますが、最近の世の中は大金を得た人々は袋叩きにある宿命にも思えてくる。

財団法人出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
財団法人(ざいだんほうじん)とは、ある特定の個人(大手企業の創業者や皇族が多い)や企業などの法人から寄付された財産(基本財産)で設立され、これに対する金利を主要な収入として運営する法人である。法人格を付与された財団のこと。簡略表記は(財)。
 2008年11月までは公益目的の財団法人のみであったが、公益法人制度改革に伴い、2008年12月より公益目的でなくとも非営利目的であれば設立できるようになった。

 個人的には、漢字の能力検定なんて事を考えた大久保前理事長のひらめき(商才かな)に敬意と評価を与えたいが、最初に細々と始めた頃には誰も相手をしなかったのではないか。この事からライブドアの堀江社長と同じようにも思えてくる。

 比較するような規模とレベルではないが、私が現在事実上の運営主体となっているNPO法人についても、数年前に佐屋町の障がい児を幼稚園に送迎する人がなく、稲沢市のNPO法人から私個人に相談された事がもとで、私の家内がやっても良いと言った事から始まり、佐屋町の社会福祉協議会から契約上NPOの名前が必要と言われ「ひとまち生活ネット津島」と命名した。

 赤字どころか損の出るボランティアは続かない事から、愛知県から多少は運営費の出る地域セミナーの紹介があり、毎年続けて受託したり事業費をもらうためには法人化が避けられず、2年前に法人の認証を愛知県より受けたが、この事から赤字でありながらも税務署への届出が必要とされ、愛知県には毎年報告を求められ、その上で法人県民税の請求が送られてくる。

 さて、NPO法人で申請中の福祉有償運送について、法律を遵守するために陸運局に申請を出しているが、ボランティアとしてもとても続かない条件や、料金についても当方の都合ではなく「こうして下さい」と指示があり、ボランティア意識が希薄にもなりそうである。つまり、まじめに国や行政を相手にしていると損ばかりともなりかねない可能性もある。

 今回の漢字検定協会の事件についても、前理事長の親子に自分の「個人商店」の意識が残っており、有り余る収益から私的流用や架空取引となったと考えられ、法律の専門家や金融の専門家をブレーンにして、逮捕どころか解任されずに頑張ってほしかったと思う私は変人なのか?
                                  5月19日の一言

他人には理解されない時間の限界に

 月曜日は土曜日と日曜日をはさんでいることから、市役所の仕事も一斉に動き出すのは当然だが、本日は朝一番で消防署から連絡があり(訪問したいとの電話ですが、都合から午後に出向く約束に)、上下水道部は直接に部長から訪問を受け、私の予定は大幅に狂ったものの、議員の仕事ゆえに仕方なく本日の予定を変更する事となりました。

 議員になってから昨年まで10年間は総務文教委員会一筋だったものが、本年は会派の若手(と言っても2人会派ですが)のたっての希望で、泣く泣く経済建設委員会へ転出したところ、予想もしない委員長に推薦されました。

 ただし、今年は5月に2回も臨時議会が開催され、6月議会も間近となっているものの、昨年秋から書類を申請中の「福祉有償運送(NPO法人)」の書類がどうやら全部整い、今後は津島市と愛西市の「福祉有償運送運営協議会」が開催される予定となっており、この事業の不足分を補うために個人事業主として運輸局に福祉タクシーへの申請もすすめ、ヘルパーや二種運転免許の取得も必要となる事から、夏までは日程に余裕はまったくありません。

 「来月の○×日の都合はどうですか?(市幹部)」、「その日はダメだよ」と、簡単に手帳に記されたスケジュール表をみせたが、事務所に残された審議会の案には、17名で構成する審議会のメンバー表の上から議長とともに私の名前が印刷され、この審議会が津島市民の公共料金を左右する事から、先約であっても延期して審議会を優先させるしかありません。

 「どこにみえますか?」、「家です」、「ちょうど良かった、近くまで来ているので…」と言われても、私は午後も予定があって困るのですが、我家に向かっておられる方を無視もできず、到着直後に「消防署と市民病院とカメラ屋に寄ってもらえます」と足代わりに…

 「どうぞ、こちらへ」、「いや、いや、急いでいるので」と、消防署を出て市民病院に行くと、「大鹿さん」と愛西市の知人が近寄り「朝9時から今までかかって、議員として何とか…」と、診察の時間がかかる苦情に、「玄関に知人が待っているから…」と、逃げるような仕事です。

 さて、知人に乗せて行かれた先は、知人の娘さんが来週ピアノコンサートを開く珈琲屋さんで、本当は来週も名古屋の予定を断っての参加(準備の裏方も)ですが、この珈琲屋のマスターから「今年も展覧会は大丈夫?」と念を押され、来月開催される展覧会に「書」を出展する事へのプレッシャーです。

 最近は便利な携帯電話がある事から居留守はできず、打ち合わせを終えて知人と帰宅するのを待つ人があり、前記したNPO法人の申請書類の不備の書き直しとなりましたが、簡単にはパソコンに記入できない書式の設定となっているものの、あたかも私が悪いような一言に、「そんなら、お前がやってみろよッ!」の言葉を我慢しての作業です。

 こんな顛末の一日が済み、福祉有償運送も福祉タクシー事業も、明日には運輸局に提出した書類は全部終わる予定ですが、書類は終わっても私のスケジュールは何ともならず、今年からは議会の一般質問だけではなく、委員長報告もまとめる必要から、3月から来月まで日延べしてあった四国遍路も遅れ、ため息の「アー」ばかりとなる一日となりました。(通行量の少ない早朝から運輸局に提出する周辺道路の写真撮影をし、深夜まで過去最高の忙しさとなりました)
                                   5月18日の一言

弁護士の宣伝広告を読んで

 最近の新聞広告欄の中で気になるのは、弁護士や司法書士の広告で「過払い金返還請求」に類する宣伝で、「弁護士は暮らしの中の強い味方!一人で悩まず一度相談下さい」と聞かされると有難く思われるものの、それだけ多くの人が理不尽な扱いを受けている裏返しとも思われる。

 私の知人にも自己破産で財産をすべて失った人もあり、自己破産を避けて借金を払い続けている友人もあるが、弁護士や司法書士の宣伝をそのまま読むと、身勝手な借金を繰り返した人でも救われるように錯覚させられるが、現実は全てが救済されるわけではない。

 安易に「自己破産」と言われるが、破産する事を承知で知人から借金をしたり、金融会社から相手にされない事から高金利を知りながら借金を繰り返した人まで法によって救われる必要はない。自己破産によって救われても、貸した金が回収できない相手の立場は考えられているのか。

 『任意整理について「利息制限法」にもとづいて高い金利を再計算し、毎月の支払い額を減らします』の広告も、本来は借りた本人の自己責任であり、『自己破産-借金が支払い不能に陥った際、裁判所に申し立てることで借金の支払いが免除されます』も無責任極まりない。

 2年ほど前の話ではあるが、自己破産するために弁護士から80万円の手数料を請求され、支払う金がない事から私に相談された人があったが、「過払い金返還請求」などと宣伝する弁護士は、無料で相談に乗りボランティアで頑張って欲しい。

 ましてや自己破産については多くの債権者を泣き寝入りとさせ、場合によっては連鎖倒産に陥れる可能性も高く、法律で認められた権利とはいえ無責任な自己破産は許されない。

 最近の救いようのない凶悪事件では、仕事とは言え弁護する弁護士の本音が聞きたい白々しいコメントを耳にする事があり、身近な生活の中でも相手が相談した弁護士の存在によって、本来の利益が損なわれるケースもある事から、一般の新聞に掲載される「過払い金返還請求」や「自己破産」の宣伝に、弁護士や司法書士の実態を知りたいものでもある。

 私の知る弁護士の中には、女性や子供の虐待にボランティアで相談を受けている人もあるが、定期的に前記したような宣伝を載せている弁護士や司法書士が正義感だけで宣伝を続けているとは思えず、私が無料で市民の相談を持っていく司法書士さんに申し訳ない気持もわいてきた。
                                  5月17日の一言

冷静に対応と言っとる場合か・(神戸に新型インフルエンザ国内感染)

 新型の豚インフルエンザが神戸市内の高校生に感染して発症しており、同じ高校の生徒にも感染している事が報じられてきたが、この高校生は海外との接点もない事から、この地域ではかなり広範囲にウイルスが拡散されている可能性も高く、今後の対応は他人事ではないが自己防衛も重要だ。

 私のような医学と無縁の者でも、メキシコからアメリカに拡大した頃から予想したような結果だが、国際化社会の中で限界はあるものの、中国はメキシコ政府から非難されても、水際で厳しい入国制限を行っており、結果論はさておき政府の人権に配慮した甘い対応がなかったとは言い切れない。

 考えてみれば、ウイルスに感染しても発熱や症状が出るのには一週間程度の潜伏期間があり、新型インフルエンザに感染した海外からの旅行者や帰国した人を、空港で見分けて進入を阻止するのには限界がある。

 今回の国内感染は感染した源が確定してはいないものの、確実に国の検疫をすり抜けて国内にウイルスが侵入した事はまぎれもない事実であり、舛添厚労相は記者会見で「国民の皆さんは正しい情報にもとづき、どうか冷静に対応頂くようお願いします」と述べているが、事態が悪化しても繰り返される会見に進展はなく、責任感すら感じられないのではないか。

 私は4月25日の一言に、「豚インフルエンザ・メキシコへは渡航禁止にすべきだ」と記し、メキシコとアメリカへの渡航制限を記したが、少なくとも厚生労働省あたりは両国から帰国するか来日した人々との間に確実に連絡できる方法は取るべきだったと思われる。

4月25日の私の一言↓
http://blogs.yahoo.co.jp/s281218/40083277.html

 感染源が特定できないので間違った事は言えないが、確実に海外との接点のない高校生が感染して発症した事は、すでに神戸市内では多くの感染が疑われ、感染源となった人物が観光客とすれば、国内の観光地に飛び火している可能性も高く、舛添厚労相も全国に非常事態との認識を示すべきではないだろうか。

 神戸市では生徒が発症した高校がある灘区など3区の全市立小・中・高校と幼稚園を7日間休校と決め、私立の学校にも要請するだけでなく、神戸まつりやイベントも中止するなど、全市的問題となっているが、神戸を訪れる人まで規制はされておらず、このまま国内にウイルスが拡散される可能性は高い。

 さて、この事は他人事ではなく、昨年4月に結核患者の接触者となった私の経験から、津島市議会でも一般質問で取り上げたが、インフルエンザや感染症などについてはまったく無防備で、患者が風邪と思って診察を受けても、医者から風邪薬が処方されるだけで、体力のある人は薬局で市販薬でも済ませている現実から改めて厳しい対応を求めていきたい。
                                   5月16日の一言

(量刑の差よりも) 加害者の反省がない事が空しい

 福岡県で平成18年に起こった3人の子供を死亡させた飲酒運転事故に、福岡高裁は一審の福岡地裁が示した懲役7年6ヶ月を破棄して、危険運転致死傷罪と道路交通法違反(ひき逃げ)を適用し、懲役20年の判決を下した。

 弁護側はこの判決を不服として上告する方針とあるが、加害者は自宅や居酒屋で酒を飲んだあげくに時速100キロで追突して被害者の車を海に転落させ、救助するどころかその場から逃げた事故である事と、市民に貢献すべき市役所職員による飲酒事故である事を考えると厳罰は当然でもある。

 報道によれば、被害者は加害者に「反省を求めてきたが、何を言っても反省してくれない」と話しており、今回の裁判に24歳の加害者は保釈中でありながら姿も見せなかった事からも、亡くなった3人の幼児や残された両親への反省があるとは思えない。

 もっとも、法の定めで裁判が結審していないとは言え、一審の福岡地裁の判決ですら懲役7年6ヶ月である事から、加害者が保釈されてのうのうと生活している神経が理解できず、事件から2年9ヶ月経過しているが、加害者のこれまでの生活についても報じてほしかった。

 さて、今月から始まる裁判員制度では、市民が裁判員として刑の量刑に関わるようになるが、被害者の心情に同情ばかりではなく、加害者の行動や態度も見極めるとともに、バランスのよい公平なメンバーが選ばれないと裁判の量刑が大きく左右されるのではないか。

 テレビドラマの水戸黄門では、「武士なら潔く切腹せよ。町民や農民は遠島申し付ける」となるが、現代社会においても警察官や司法関係で社会の規範となるべき者(もちろん政治家もです)の犯罪には厳罰とすべきで、今回の加害者についても住民に奉仕すべき公務員だけに事故後の態度は許し難いものがある。

 今回の事故に限らず、本日の夕刊にはトレーラーの横転事故による巻き添え死について報じられているが、突然に家族を失う人々の悲しみは深く、まったく無関係の事故によって奪われた人命は還ってこない。不可抗力ではなく飲酒運転や暴走行為による横着な事故についてはもっと厳しい意識があって当然であり、仕事とは言えこんな加害者を弁護する弁護士の本音も知りたいところでもある。
                                  5月15日の一言
追伸
本日は朝から夕方までホームヘルパーの研修会に参加し、ターミナルケア(死に逝く人への援助)について、「ホームヘルパーは、ターミナルケアを支える一員として、利用者が人として、その人生を最後まで善く生きるための援助を行うように努めなければならない」と教えられてきただけに、一瞬にして亡くなった人々の存在は悲しいものがあります。

しかし、原因は国会の混乱だ!

 昨日の一言の繰り返しとなりますが、国の混乱が地方自治体の運営にも影響し、そのしわ寄せは我々議員にも直結するとともに、国民にもかかわってきますが、私は早速その影響から走り回る一日となりました。どうしてくれるんだ国会議員。

 愛知県の主催する「心のバリアフリー推進事業」を、地元津島市を会場として実践するために、愛知県が県内のNPO団体を対象に募集している委託事業に応募し、その企画提案書の締め切りが明日に必着となっていますが、新たな臨時議会が開催される事から、予定したヘルパー講習会に参加が不可能となり、その補講が明日しかなく、提案書も前日となる本日中に届ける必要に迫られました。

 たったの一日のように思われますが、NPO法人の中にも退職後で暇を持て余す人は存在しますが、行政に提出する書類を電子的に処理できる役員は、全てが職業を持っており、突然の一日でもやりくりがつかず、明日の朝に資料を持ち寄っても、印刷して届ける人材が存在しません。

 「こうなりゃ、何でも自分で」と、パソコン内の資料を集約し、見た目は立派でも中身はツギハギだらけの予算書や事業計画などをまとめ上げ、愛知県庁(名古屋市)まで出向いたもののやっぱり不備があり、二度目は知人に運転してもらって走り、折り返して約束があった地元の愛知県海部事務所にも走るという死に物狂いの一日となりました。

 さて、海部事務所では防災ボランティアの会合が本日午後に開かれており、私も毎年参加してきたものの、仕事量の多さから今年から防災ボランティアを不参加と決めており、駐車場に並ぶ関係者の車を横目にして鉢合わせにならぬように退散です。

 「相談したいことがあるんですが?」の電話は生活保護と病院の相談で、私が運転中と言ってもかまわず話が続き、帰宅して一息ついていると「大相撲のチケットは?」と、千葉県の人から横井庄一記念館に依頼があった名古屋場所のチケットを購入できたかとの(館長から)電話であった。

 「私も暇人ではありませんよ」と、心中は怒りの応対ですが、なにせ相手は80過ぎの高齢者ですから「ハイ、ハイ」と応対したものの、買いに行く時間もないため、かつては商売敵であった中日新聞の中でも、唯一親しくしてもらっている老舗の販売店主にお願いする事となりました。

 自分一人では作業に限界があり、NPO法人の仕事を分担しあうように変えつつあり、本日はそれが裏目に出ましたが、これも活動の過渡期と私の都合が原因であり、相撲のチケットは日頃の縁から電話で済ませられ、やはり人と人とのネットワーク(信頼関係と連携)が一番と実感する熱い一日となりました。
                                  5月14日の一言

えっ? また臨時議会があるの…

 今年は2回目となった津島市議会臨時会が本日終了し、新しい正副議長のもとに今年度の常任委員会と特別委員会の構成と正副委員長が決定しました。

 予定では6月2日より第2回定例市議会が開催されますが、今年は6月議会直前の28日(木)に3回目となる臨時議会が開催されるとの事で、国の人事院勧告により公務員の報酬が見直し(値下げ)される(国の法案は成立予定ですが)事から急遽開催が決まりました。

 さて、国が安定しないと地方議会の日程にも影響し、3月にも定額給付金等の支給に関する法案が国会を通過する日時が確定しない中で、国会で議決される事を想定して臨時議会が開催されましたが、今回も人事院勧告が閣議決定はされたものの、衆議院を通過する日時については確定せず、国会で法案が通過する想定で臨時議会の開催を決めています。

 「6月議会でも良いのではないか」の質問も出たが、6月1日より影響する賞与などが値上げであれば問題もないが、賃下げについての議決が後回しにされては問題にもなるそうです。最近の不景気と不況によって、公務員に対する風当たりは強いものがありますが、それでも議会では減額ばかり議決を続けており、私は民間のレベルと公務員との格差をこの機会に検証したいと考えています。
 
 もっとも、議員の報酬は全員一緒のはずですが、「大鹿さんの給料は多い」と言われ「そんなバカなー」なんて会話も、若い独身議員は扶養家族が無いことから、私より月に数万円多く減額されており、国保税や県市民税などを差し引かれなくとも月に十数万円も明細書から差し引かれると堪えます。地方議員でも議員専業の生活は大変です。

 私は半年後には個人事業主になっている予定ですが、10年ぶりに起業となる事から気分は経営者の意欲もありますが、NPO法人の延長から「スキマ」を埋める個人事業主ですので、利益を見込めるどころか投資する設立資金を回収する事は絶望で、役所には「利益」を前提にした設立申請ですが、毎月の支払いだけが増えていきます。

 こうなると家内と共稼ぎが続きますが、一番の原因は子供たちが自立できない(学生の三男は別ですが)ことにあり、自立する次男はアパートを借りて出て行き、自立できない長男が残っていても我が家は先細るばかりで、真剣に将来(老後)を考える転機に立っているのかもしれません。
                                 5月13日の一言

身辺整理の占いは微妙な不安も

  私はあまり占いは信用しませんが、週間漫画の巻末のページに載せられてくる占いだけは妙に的を得ているように思えて、発売される金曜日には知人を誘って珈琲屋に走る事となりますが、先週の占いには前途に不安を感ずる事が記されていました。

 「身辺整理」の一言で、体調の不調も予感する記載があり、現在新たに進めている福祉タクシーの申請では、私が個人事業主として資金を調達するとともに、これからホームヘルパーや車の二種免許に挑戦する必要に迫られているが、私の身体に異変が起こったらどうなるのか。

 「おい、お父さんの保証人になってくれ」と、運輸局に申請する書類の代務者を次男に頼んだところ、「なんでお兄ちゃんに頼まんの?」と問われ、「お前の方が信頼できるから」と答えたら、「お父さんが万が一死んだらどうなる?」と聞かれ、「その時はお前の好きなようにしろよ」と伝えました。

 今まで若いつもりで何でも「やってしまえ」と進めてきましたが、そろそろ万が一の事も考えておかないと何が起こるか判らず、昨日の朝の議会への遅刻の勘違いも、体調の絶不調が影響している事は間違いがなく、連休に伐採した樹木の『おとがめ』かもしれません。

 前記した福祉タクシーは今後2台の車が届けられ、必要な資格も試験が続きますが、趣味で残してあった自動二輪についても、知人が着々と車検に向けて整備を続けている様子で、私が不在となった場合はどうなるのかと、今まで考えた事のない心配が占いによって考えさせられました。

 本日は臨時議会が開催され、議長には加藤忠篤議員と副議長に後藤敏夫議員を選出し、各常任委員会の割り振りが終わり、明日の本会議で全ての役職が決まります。私は今年から経済建設委員会と第4次総合計画策定調査特別委員会の所属となりましたが、議員になってから総務文教委員会ばかりでしたので、新たな気持ちで臨みたいと思います。
                                5月12日の一言

勘違いも大変な事に

 朝の悪夢か体調不良か…
…勘違いで一瞬のパニックと異常行動になった(本日)昨日の朝

 電話のベルがけたたましく鳴ったものの、走ってくると切れてしまった。何事もなく食卓に戻りテレビを見ると、時間は9時02分と表示されていた。

 「うん、9時…」と思うと、なぜか突然電話の主が市役所の議会事務局ではないかと思い込まれ、「もしや…」と手帳を確認すると、明日からと思っていた議会の本会議が記されている。「まさか…」と思いながらも、取り返しのつかない本会議の遅刻である。

 「しまった…」と思ってもどうする事もできず、歯ブラシをあてて背広に手を通し、ひげを剃りながらネクタイをしめ、車のエンジンをかけて…
 「そういえば薬も飲んでない…」、「手につける数珠は…、もういいか…」

 こんな時に限って、運転免許証の入ったカバンが見つからず、携帯電話も何所に置いたのか判らず、必死で最低限の議会用身なりで車の運転席についたが、車が続いており道路にも出られず…

 こうして500メートル先の交差点まで走り、車中で「何と言い訳をすれば良いのか」と必死で考え、今まで議会の議場に遅刻どころか、途中退席もした事がないから、どんな顔をして議場に入っていけば良いのかとか、前日に手帳を確認すれば良かったと後悔したり…

 こんな日に限って信号に引っかかり、「議会はどんな展開になって、私はどのように扱われているのか…」、とにかく連絡もしていないので携帯電話に目をやると、一件の履歴も記録がなく、改めて手帳を見直すと、やっぱり私の記憶どおりに明日からの議会日程が書き入れてあり、全てが錯覚であった事が判明したのでした。

 「あれー?」、「ヤレ、ヤレ」と時計を見ると、9時12分であった。10分の間に歯を磨き、ひげを剃り、ネクタイをしめてここまで走ってきたのである。
 それにしても体中が痛く、頭も呆然としており、一瞬の勘違いと手帳の見間違えによって、私は無意識に車を運転して道路にいたのである。こんな白昼夢のような出来事は久々ではあるが、議員ゆえにこんな時にも責任がある事の「予行演習」のような朝となりました。
                                 5月11日の記憶を

警察は大丈夫か-蟹江町親子3人殺傷事件

 私の住む津島市の隣に位置する蟹江町で起こった「親子3人殺傷事件」は、事件発生から一週間以上が経過したものの依然として犯人を特定できないままに、警察から遅れては出される情報から、負傷した三男を犯人としたブログや書き込みが堂々とまかり通り、テレビのワイドショーの格好の題材とされているが、このまま犯人を見逃す事のないように警察の奮起を願うものである。

 個人的には、事件現場の近くのアパートに私の次男が住んでいる事から、「黒い服を着た短髪の若者」と報じられると、事件翌日に横井記念館を訪れた若者が偶然にも息子より近くに住んでおり、「加害者ではないかと見られるのが嫌だ」と発した言葉から、息子たちも警察から被疑者として確認されていないかと心配と同時に、警察の情報発表の仕方にも疑念を感じずにはいられない。

 さて、この蟹江町の位置する愛知県から三重県への南部地域は、JR関西線や近鉄線に沿って新しいマンションや家々が立ち並んでいるが、過去には昭和55年に女子大生戸谷さゆりさんが誘拐され殺された事件が全国ニュースとして扱われ、昭和63年の「名古屋妊婦切り裂き殺人事件」はいまだに犯人が見つかっておらず、今回の事件も含めて警察の対応には信頼が持てないと同時に、このままでは安心して住めない地域と言われても否定できない現実ともなっている。

名古屋妊婦切り裂き殺人事件
昭和63年)3月18日、愛知県名古屋市中川区のアパートに会社員(当時31歳)が帰宅すると、室内で妻である臨月の妊婦(当時27歳)が殺され、赤ちゃんが泣き叫んでいるのを発見した。
妻は両手を縛り上げ電気コードで絞殺され、薄い鋭利な刃物でみぞおちから下腹部にかけて縦38センチにわたって切り裂かれていた。そして彼女の足元に赤ん坊が、へその緒をつけたまま泣き叫んでいた。犯人は妊婦を絞殺後、胎児を生きたまま取り出してへその緒を刃物で切断し、子宮にコードを切り離したプッシュホン式の電話の受話器と、キャラクター人形のついたキーホルダーを入れた後、妻の財布を奪って逃走。取り出された胎児は足など3箇所を刃物で切りつけられていたが、病院でおよそ1時間の手術を受けて無事一命を取り留めた。


 一方で、事件現場の詳細が判らないにもかかわらず、一部のブログや掲示板では、名指しこそされていないが、明らかに負傷した三男が犯人と判断できる記事が掲載され、それに同調するコメントまで寄せられており、何を考えようと自由とは言え、記する事による責任も感じるとともに、ブログや掲示板の管理者にも内容を把握した対処を求めたい。

 もっとも、こんな顛末を記すような原因は、事件直後の警察の初動捜査うんぬんよりも、記者会見や事件の経過に対する記者発表が、「田舎捜査」と言われても反論できない対応となっており、この事から電波を通した怪奇事件のように扱われた警察の反省は重大であろう。
                                5月11日の一言

ゴミが資源だった事も忘れていた

 連休のはじめに事務所横の樹木を剪定(伐採)したが、切った枝が駐車場に横たわっており、久しぶりの休日と思っていると、この枝をゴミとして出すためには短く切る必要があり、「さァー、やろうか」との家内の一言で嫌々ながらの作業となりました。

 かつては伐採した樹木は田んぼに山積みし、乾燥させてから一度に火をかけて燃やしていましたが、環境問題として厳しい罰則が作られ、今では「野焼きの禁止」として法律にもうたわれており、現在でも平然として燃やされている人もありますが、私は議員でもあり厳禁のため黙々と作業を繰返しました。

 夜になって放映された「田舎に泊まろう」の番組を見ていると、鹿児島県にて宿泊が決まった家で、風呂の燃料に木の枯れ枝が使われており、まさに本日我家で切り分けた樹木そのものと同じ物が、我家では焼却ゴミとして出される枝が毎日の燃料として使われている現実にハッとさせられました。

 思い起こせば、我家でも30年前にはワラや伐採した枝、廃材を保存して風呂の燃料にしており、今では費用をかけてゴミとして処分している廃材の多くは、かつては燃料として使われていた事を考えると、ゴミの見直しと同時に有効活用を考え直す必要もあるのではないでしょうか。

 さて、カナダから帰国した大阪府内の高校生と教員3名が新型インフルエンザとして隔離されたが、3人と接触した関係者が62人あり、13人は国外へ乗り継いだものの、49人は空港の近くのホテルに足止めされており、同じ便で入国した163人も監視対象となっていのものの、連絡の取れぬ関係者もあるとの事から、関係する自治体にも問題が波及しはじめている。

 問題は感染したと思われる高校関係者が日本に帰国する前から発熱など風邪の症状を自覚していた事で、カナダを出国する前に検査を受けていれば日本に入国しなかった可能性もある事から、自由な出入国に対する国の更に厳しい対応が必要ではないか。

 中国では、上海経由で香港に入ったメキシコ人男性が新型インフルエンザに感染された可能性があると判断されたことをうけ、この男性と同じ航空便の乗客を隔離し、メキシコ政府から差別的と厳しい批判を受けているが、中国外務省が堂々と反論し、疑わしい人物の入国を徹底的に阻止しており、日本政府の対応は準備万端のように見えて、現実に入国後の確認すらできない監視対象者の存在に政府は反省すべきではないか。

 新型インフルエンザについては死亡する危険性が少ないなどと報じられているが、ウイルスに感染した人が感染の意識がないままに薬局の薬に頼ったり、身近な開業医で対処する事によって、感染が無尽蔵に拡大したり、薬に強い抵抗力をもって変異する可能性もあり、中国のような徹底的な侵入阻止を図るべきと思われる。

 時代の移り変わりによって、リサイクルによって資源の有効利用が叫ばれているが、現実にはそのまま利用できる原料が焼却ゴミとして処理されている。厳しい対応を説明していても、新型インフルエンザの感染者との接触者が野放しにされている現実。見直しは重要だ。
                                  5月10日の一言

土曜日が平日より忙しいとは

 本日は地元の神守小学校区の自主防災会と、コミュニティ推進協議会の21年度総会が開催されました。それぞれが別に開かれたたものの、新会長に三輪前津島市長を選任し、今後はコミュニティ推進協議会へ一本化していく方向性が提案されました。

 会の目的は、「住みよい町づくりのため、住民の自主的なコミュニティ活動を通じ、新しい連帯感を育て、自治意識の高揚を図ること」と記されていますが、近所付き合いもなくなり、かつては近所が総出で手伝った葬儀も業者にゆだねられるなど、希薄となった地域の関係強化が期待されています。

 ただし、地域に組織的な機能が作られることによって、行政のサービス低下を心配する声も存在し、市民が行政窓口に出向いても、町内会の役員や組織の存在をあげて相談できないケースも伝えられ、最後は「我が身は我が身で守る」には変わりがありません。

 我々議員に対しては、顧問などと位置づけされ、行事の際には来賓としての参加となっていますが、本来は一市民として参加できる環境が重要であり、役員の中には「議員に当選するまで辞めない」と町内会役員に固執する存在もあり、都市と農村の中間に位置することからしばらくは時間と経験が必要なのかもしれません。

 さて、私自身は昨年から参加するボランティアの領域を限定し、来賓や立場上呼ばれる行事への参加を減らして、自分の体力を生かして行事の下支えとなる活動を優先する事としましたが、時間的余裕に期待したものの決断を迫られる案件も多く、昨年は毎月実施していた旅行友の会も今年は一度も実施していません。

 昨年「書」を出品した展覧会が来月に迫り、何とかと思いながらも、時間に追われ精神的余裕が欠如することで、書きなれた般若心経の写経も見ただけで落ち着きがなく、来月は6月議会とホームヘルパーの養成研修会でまったく余裕のない日々が続きます。

 こんな中を3月から先送りしてきた「四国遍路」をスタートさせますが、夏までには福祉タクシーのための二種免許も取得しなければならず、忙しさから仕事を限定して減らしたものの、気がつけば昨年より身体に余裕をなくしています。

 議員になった頃には県会議員の北海道視察に同行(私は自己負担での参加でしたので念のため)する余裕もあったのに、どうなってしまったのでしょうか。こんな忙しさのままに、何一つ実らぬままに倒れたらたまりませんが、同世代の訃報も多い事からしばしの節制も必要です。
                                 5月9日の一言

55歳はシニアなんですね

 本日は市役所から県、国の関係機関へ走り回る一日となりました。NPO法人で進めている福祉有償運送の不足分をうめるために、法人ではなく私個人で福祉タクシーの認可を申請するためですが、申請が通ると10年ぶりに個人事業主の立場に戻る事にもなります。

 仕事を廃業して10年が経過するとともに、起業時は30年以上前の事だけに、法務局や愛知県へ各種証明書や申請に出向くものの、老眼鏡をはめても書式が判らず、やっとのおもいで申請しても、県知事の印をもらう証明書は1週間はかかるとの話に簡単にはまいりません。

 さて、法律で認められているものの、元手もかけず白ナンバーのまま有償でサービスを提供する福祉有償運送には、法律を遵守すれば限られた人しか利用できず、誰でも利用できるためには営業車である福祉タクシーの認可を取った方が手っ取り早いとの決断ですが、一応は(と言うより確実に)営業車として利益が見込めないと認可は下りません。

 NPO法人には立て替えた金はあっても、1円の資産も信用も無い事から銀行から借金する事もできず、自分の車の代用くらいの軽い発想で参入を決めましたが、私自身がヘルパーや車の二種運転免許を取る必要があり、時間ばかりか手持ちの資金は出て行くばかりです。

 肝心の車イスにも対応する車両を購入すると数百万円の出費となり、娘の結婚式や三男の進学で私の手持ち資金も限界となり、覚悟して国の機関である「日本政策金融公庫」に出向いたところ、ちょうど55歳の私から対象になる「シニア起業家資金」があり、詳しい説明書をもらってきました。

 それにしても便利な世の中になったもので、この制度の内容を見ると、事業を新たに始めるか事業を始めて5年以内の女性と、30歳未満の若者か、55歳以上のシニア世代に対して、国が設備資金や運転資金を融資してくれるというのです。

 もちろん申し込みをしても融資がされるかどうかは審査の結果によりますが、私が起業した昭和52年にはこんな都合の良い制度があったとは思えず、私は朝日新聞社の信用を頼りに金融機関に走り、私が学生であった事から、サラリーマンの父親の名前で融資を受けて独立した経緯がありました。

 偶然にも55歳の年齢は私には奇遇ですが、先日亡くなった忌野清志郎さんが58歳であった事を考えると、起業しても私自身に残された時間には限界があり、本業は議員である事を前提での起業ですので、私だけでなく、家族やNPO法人の中にも理解者が出てこないと大変な事にもなりかねません。

 23年間続けた新聞販売店は、休みもなく3Kではありますが、銀行などには絶対的な安心と信用がありましたが、今度の福祉タクシーについては高齢化社会の中では的を得た仕事のようにも見えますが、私のようなNPO法人の延長線で考えていると苦戦は必死です。

 便利になったとは言いましたが、融資する条件は十分な経営計画と、間違いなく利益が見込める利益目標を定める必要があり、説明書を読んで「何とかなるでしょう」との甘い考えの反省と、前記したような万が一の事態も考える必要を感ずる一日となりました。
                                  5月8日の一言

電話会社の勧誘に怒る知人へ電話して

 「もし、もしー」、「またか、何だねー、しつこい!」、「おい、オレー、俺なんだけどネー…」なんて、電話をかけた知人のあまりにも不機嫌な様子に尋ねると、NTTが「契約すると5千円サービスする」なんて内容の電話を何度もかけ続けてきたとの話である。

 「NTTも余程よそに客を取られているのかなァ」なんて話になりましたが、我が家にも「インターネットをご利用でしょうか?」なんて内容の電話がNTT西日本から頻繁にかかっている。「やっている」と言うと、「我が社のヒカリ通信がお得です」とたたみかけてくる。

 「我が家は有線テレビ局からインターネットを」なんて言うと、「有線なんかとはスピードが違います」と続き、次々と自社の宣伝を続け、「今なら無料で…」なんて話と発展するが、当方の事情も判らずに、「電話とインターネットにテレビも」なんて都合の良い話である。

 「便利で安いは判ったが、ホームページのアドレスはどうするの?」と問うと、「メールアドレスですか?」、「メールもそうだけど、HPのアドレスが変わっちゃうでしょう」、「HPって何ですか?」、「自分のHPのアドレスはそのままにはならないでしょう?」、「…??…」

 最近ではこのヤフーブログに直接アクセスする人が増えましたが、今でも私のHP『津島の新しい風』を訪問される方が存在し、このHPから「朝日旅行友の会」や「横井庄一記念館」を訪問される方もある事から、アドレスが変わる事は私にとっては重大なこだわりでもあります。

 一方で、「KDDIですが」なんて、他社の電話会社からも勧誘の電話が入るが、とにかく相手の都合や内容も判らずに自社の宣伝が続けられる。我が家には2台の電話とファックスがあるが、1台のファックスは市役所との専用電話となっており、1台は「24-0018」津島は一八と私の名前の語呂合わせの特別番号となっており、これにはNTTの配慮に感謝を忘れられない経緯がある。

 3台のほかにも1台あったが、これは事業を廃業した電話機で、現在は妹に貸してあるが、母親を除く家族全員(我が子は4人)が携帯電話を持つ時代だけに、電話機の合理化は今後の課題とは思うが、これだけ勝手に宣伝されると何が最善なのかが判らなくなってくる。

 最近では不景気の影響か、我が家の貧乏がPRされたのか、利殖や金儲けの電話勧誘は無くなってきたが、電話の勧誘がやたら多く、「ご主人様は?」と問われると「居りません」と言いたいものの、家内がいない事から私が長々と勧誘に付き合う事となっています。

 それにしても、長年の付き合いのある同級生に間違いでも「しつこい!!」なんて言われると、「このバカがー、オレは初めてかけたんだゾー」なんて、不快な思いをさせられ、「コーヒーでもどうかな?」なんて気持ちも吹き飛び、その原因が電話会社と思うと再考を願いたいものでもある。
                                  5月7日の一言

ゴールデンウィーク最後の日

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我が家のさくらんぼが結実し、鳥たちの社交場と化しています。このサクランボも明日の夕方には姿を消しているものと思われます。

 長い筈であったゴールデンウィークも本日が最後となってしまいました。知人に修理が頼んであるオートバイでも完成して車検を通っていれば、四国遍路か千円で青森県まで行けたかも知れませんが、高野山の日帰りとは言え、仕事に出向いた家内を思えば感謝すべきかもしれません。

 さて、定額給付金と並んで、政府の目玉でもあった「高速道路の減額」は大型連休に多くの外出を促したと思われるが、私の出かけた高野山では車が溢れ、金剛峯寺前の駐車場には大型バス用の駐車スペース全てを普通乗用車が占拠し、バスも入れない現状は今後の検討課題とされなければならない。

 もっとも、四国遍路や真言密教を崇拝している者にとって高野山の奥の院は、弘法大師が永遠に生き続けて、今もなお御廟で仏法修業をしているとされる聖地であり、この膝元に眠る多くの墓石も観光客に踏み込まれ、信者が熱心に参拝する御廟の前で観光ガイドの我物顔の大声も問題だ。

 又、世界文化遺産に登録された影響もあるだろうが、このまま通行量が増加すれば、駐車場の限界ばかりでなく、高野山はかつて女性も入れない修業の場であった事から、観光目的の入場を制限するとともに、環境面からも休日くらいは上高地や乗鞍岳を見習ってマイカー規制を実施すべきとも思われる。

 高速道路を走りなれない車も多く、追い越し車線を低速で併走する車や、車の目前に割り込んでから減速して後続車にブレーキを踏ます車など、車両の流れを乱す車も多く、車間距離もとれない現状となっている高速道路に新たな危険も感じさせられた。

 高速道路の減額が多くの外出を促し、社会の活性化に役立つ事は間違いがないが、交通事故や今後の道路維持費も考えると課題も多く、この減額が2年間の期限付きである事から、私は高速道路ではなく「公共交通」の減額を提案してゆきたい。

 新幹線や特急列車は別として、急行や快速列車について、休日何所まで乗車しても千円で行けるとすれば、列車は人が乗る乗らないにかかわらず走っている事から、冷えている空席を温めるばかりか、経費も必要としない事から、苦戦する鉄道会社の利益と同時に国民の外出も期待でき、目的地でのバス利用や旅館利用など高速道路以上に利益が見込めると確信する。
                                  5月6日の一言

忌野清志郎さんの死を悼んで

写真1番上 四国八十八ヵ所第1番霊山寺住職と忌野清志郎さん
写真2枚目 第20番寺鶴林寺で納経中
写真3枚目 どしゃ降りの中、難所を登り第12番焼山寺へ
写真4枚目 第24番最御崎寺到着・室戸岬での忌野清志郎さん
 ※写真はすべて雑誌「一個人」の中からのコピーです

 忌野清志郎(いまわの・きよしろう)さんが亡くなった。58歳の年齢の若さにもびっくりさせられるが、喉頭癌を治療後の昨年2月には日本武道館で「完全復活祭」と銘打った復活コンサートを行い、その後のテレビ出演もあった事から今回の訃報は残念でならない。

 奇抜な衣装と絶叫のようなロックとは縁もなかったが、私は会場で輝く忌野清志郎ではなく、本名の栗原清志さんとして、家庭や家族を一番大切にされていた素顔を知るとともに、平成17年に発行された雑誌「一個人」の仏教を愉しむ旅に登場した姿から魅力を感ずるようになっていました。

 この企画では、徳島県の第1番霊山寺から高知県室戸岬にある第24番最御崎寺まで、阿波の国「発心の道場」を4日間かけて自分のロードバイクで走り、住職や納経所の人々と素顔で語り、番外の名所・旧跡で手を合せる忌野清志郎さんの姿とコメントが掲載されている。

 私は平成13年より四国遍路を始めてきたが、いずれもマイクロバスや乗用車による巡拝ばかりで、この企画を読んで自転車ばかりか歩き遍路にも興味が増大した。「車じゃなくて、バイクや歩きで回ってこそ、感じられるものがあるんじゃないかなぁ、ここには」のコメントは4日目の室戸岬での一言。

 この時使用した愛用のバイクは、つくばの「プロジェクトM」のカスタムメイドで、特注カーボン製と記されているが、この四年前からサイクリングをはじめ東京と鹿児島間や、奥の細道を完走した忌野清志郎さんだが、四国遍路は16年10月30日から4日間の記事であった。

「彼の音楽は単なるエンターテインメントではなく、自分の意志・生き方の表明だった。清志郎さんは自分の意志に正直に生きた人だと思います。自分が正しいと思ったことをやる。これはおかしいじゃないかと思うことを言える。破滅的なロックと言うよりは、体制の批判者だったんですね。恰好だけではなく、真剣に生きているということそれ自体が本質的にロックだったんです。そのために、無条件に信頼されたのではないでしょうか」と音楽評論家・加藤普さん(60)は語っている。

さらに、忌野さんの死がもつ意味について、
 「闘病もそうですが、彼はいつも生に対して、真剣に向きあってきた。真面目だった。だから、私はその死さえメッセージではないかと思うのです。我々はそれを引き受けなくてはならないと思います」

YouTubeから
suezen9さんのチャンネル  http://www.youtube.com/user/suezen9
復活への道 http://www.youtube.com/watch?v=7gVcBBt5qZA&feature=related
雨上がりの夜空に http://www.youtube.com/watch?v=zDyCll7rFCc&feature=related
激しい雨 http://www.youtube.com/watch?v=II7I7VeKQ5A&feature=related
傘がない http://www.youtube.com/watch?v=xuTyB1Swrqo&feature=related

 まるで縁のない世界のミュージシャンと思っていた忌野清志郎さんだったが、四国遍路の記事から加藤さんと同じような素顔の魅力を感じるようになり、音楽を聴く機会も無いまま悲しい現実を直視する中で、私はこれから音楽を聴いてその魅力を忘れないようにしたい。
                                5月5日の一言

本日は高野山で結縁灌頂に

本日開催された高野山の『結縁灌頂』の開壇に参加しました。高野山には朝5時前に到着し、暫しの仮眠をとり、受付時間の8時より15分前に「大伽藍・根本大塔」に到着しましたが、既に人だかりが出来ていました。

午前1時津島出発
津島…蟹江IC…(東名阪自動車道)…亀山JCT…(新名神高速)…(名神高速)…草津PA・給油…吹田JCT…(近畿自動車道)…松原JCT…藤井寺IC…(国道170号)…河内長野…(国道371号)…橋本市…(国道370号・九度山方面)…(国道480号)…高野山

 結縁灌頂は8時30分から金堂で開かれ、およそ1時間半程度の時間で終わりましたが、私の直後に受付けた人は次のグループに回され、徹夜で走ってきた努力は報われたものの、後回しを覚悟して受付けに走ったため、着の身着のままでカメラも車の中です。

 しかし、今回の高野山は春季結縁灌頂という厳粛な儀式に参加する事が目的ですので、真っ暗な金堂の中で僧侶の方々の指導に必死に耳を傾け、『呼吸法』を伝授されてから、目隠しをされて立ったまま大声で三昧耶戒真言『おんさんまやさとばん』を復唱し続けていると意識がもうろうとしてきました。

 「手を伸ばしてください」、「もっとまっすぐに」と言われても、目前に何があるのかも判らず、恐る恐る手を差し出します。真っ暗な金堂で目隠し状態ですので、目前に仏像か「即身成仏」なんて考えると赤子と同じで、僧侶の助けがなければ進めません。

 僧侶の指示どおりに前の人の背中を頼りに曼荼羅へ導かれ、授けられた花(と言っても目隠しされて見えませんが)を曼荼羅に投ずる『投花得仏』によって仏縁を結び、最後に進んだ先で阿闍梨様より如来の智慧の水を注いでもらって終了となりました。

 非日常的な神秘的な体験は新鮮で、自分が誕生したての頃か、死の直前の生命の起源に迫るような錯覚に陥ります。春の結縁灌頂は「胎蔵界」の結縁灌頂で、秋には10月1日から3日に「金剛界」の結縁灌頂が開かれます。

 さて、目的であった結縁灌頂は10時半には終わりましたが、高野山の道路は車の渋滞で身動きができない状態のため、車を駐車場に置いたまま、金剛峯寺から奥の院に参拝し、奥の院にある四国88ヶ所霊場会の公認先達さんの供養塔に参拝し、鶴田浩二さんの墓と墓所となっている大円院に参拝して午後2時には高野山を下りました。

高野山…橋本市…五條市…御所市…橿原市…郡山IC…(国道25号)…亀山市…ここから東名阪自動車道渋滞のため国道23号で愛知県に帰りました。

 ロックミュージシャンの忌野清志郎(いまわの・きよしろう)さんが2日午前零時51分、がん性リンパ管症のため、東京都内の病院で死去した。彼は平成17年に雑誌「一個人」の企画で、四国八十八ヵ所霊場の徳島県から高知県室戸岬(1番から24番)まで自転車により4日間で巡拝している。58歳の若さを惜しむだけでなく、颯爽とした姿を書棚から取り出し見直しているが…
                                  5月4日の一言

横井記念館で絶口調の一日に

 「2日から6日まで公務を休んで北海道の民主党議員の応援に行く」との、河村名古屋新市長の新聞報道を読んで、ちょっと苦言の一言を1日に記しましたが、本日のテレビ報道では地元の東山動植物園を訪れて市民本意の公園維持を約束する姿にホッとしました。

 私は名古屋市民ではありませんが、政党の力をあてにせず個人の魅力で当選し、市民の側にある市長として期待していたので、市民派市長の先約を優先し公務を休む報道にはがっかりしていましたが、地元に居残る行動を見て安心しました。

 さて、本日は横井庄一記念館の1日でしたが、昨日の疲労と睡眠不足で私の存在そのものが記念館を暗くしていましたが、千葉県からオートバイで訪問された方の「ついでに訪れる穴場があれば」の一言が、ちょうど訪問中の編集者の雑誌から紹介した事から、閉館時間を過ぎた事を忘れる『絶口調』の一日と化しました。

 本日は連休中のせいもあり、遠方からの若い人々の来客や、大正生まれで兵隊経験のある方も岐阜県から訪問され、久々に忙しい一日となりましたが、来月には記念館がオープンして満3年目を迎えます。
 「何か記念にされるのですか?」の質問に、「大鹿さんが何か考えてくれるでしょう」の館長(横井夫人)の一言は、その日に四国遍路を予定しているとも言えず、不在では何ができるのでしょうか。

 最後に訪問されていたのは、隣の蟹江町の青年で、仕事の関係で静岡から名古屋にきて5年という方でしたが、昨日に起こった家族殺人事件の現場となった住居の近くに住んでおられるとの話から、私の次男も近くに住んでいる事から、若い独り暮らしの青年達にとっては捜査対象にされそうな心配は共通のようです。

 被害者は私の住む津島市に勤務する人との報道から早期の事件解決を祈りたいと思います。今晩は目覚めた時間に出発し、明日の朝は高野山の予定です。
                                   5月3日の一言

意外な同居人(?)の登場に

 本日は事務所の横と裏にうっそうと茂る樹木の伐採作業の一日となりましたが、樹木にノコギリを入れることが嫌いな私のハシゴの下で、迷う事なく家内のハサミが音を立て、私も追い立てられるように枝を見つめます。

 「ここら辺りで切ろうか?」
 「もっと下!!」
 「これぐらいは残してやらないと」
 「根元から切った方が良いくらい」
 「バカ言え!樹の命までとってはバチが当るぞ!」

 こんなやり取りで、伸び放題となった樹木にノコギリとハサミを入れましたが、わずか4本の木を剪定しただけでトラック1台分の量になってしまい、2年間も庭師さんを頼んでいない事の後遺症を実感すると同時に、切ったままの枝の処分は大変な作業になりそうです。

 黙っていると根元からでもかまわず切ってしまう家内への防波堤は、「死んだ親父の植えた木だから…」と、「あまり切るとオトガメ(神罰)になるぞ…」の一言だが、私のように「どの枝から切ろうか」なんて考えていると、1週間かかっても終わらず、多少の不満は抑えて我慢の一日となりました。

 さて、見事にサッパリ(と言っても、庭全体の1割程度ですが)した木を眺めていると、サクランボの木に多くの鳥が飛来し、既に実が熟している事にびっくりさせられましたが、伐採してサッパリした樹木を眺めている鳥の存在がありました。

 我が家にはもう20年以上前からキジバトの夫婦が巣を作り、本日伐採した木には数ヶ所の巣跡が残されていました。「しまった!」の言葉に、これには「可哀想に」と家内も同調ですが、切った木は元には戻せず、お陰でしばらくは木の剪定もお休みする事となりました。

 キジバトが巣を作る木は限られており、我が家では杉の系統の木か月桂樹の周りしか巣を作りません。私の想像では、我が家の庭に居座る「ヘビ」に襲われないために、葉が尖った杉系統の木か、香りが漂う月桂樹の周りに営巣するものと思われます。

 明日3日は高野山に出かける予定でしたが、明日は「横井庄一記念館」の留守番役となっており、1日遅れの高野山となりましたが、4日と5日は家内が勤めに出るため、「明日じゃなかったの」と家内が不機嫌な中を一人旅(夜行日帰りですが)となります。目的とする春季「結縁潅頂」は3日から5日、秋は10月1日から3日まで開かれます。
                                  5月2日の一言

(家庭のために)結構頑張った一日です

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東海地区の市議会議長会から表彰状を戴きました。

 本日はホームヘルパー(2級)の養成研修会の説明会に参加したところ、5回開かれる説明会の2回目にもかかわらず、すでに満席(定員30名)となりそうな雰囲気にびっくりさせられました。講座は5月中旬より7月中旬まで続き、9月までに4回の実習が必要となりますが、私の場合は議会日程や公的行事も重なることから、津島会場だけでなく一宮市で開催される講座にも出向いて受講する事になります。

 驚いたのは、私は議員活動の上での知識と同時に、NPO法人のボランティア活動に役立つ程度の受講ですが、参加者は仕事として受講されており、講座を受講して資格を得てから就職活動を目標とされる同世代の男性の存在にはびっくりさせられました。

 「ヘルパーの資格を持つとどのくらいの給料になりますか」と、まるで職業安定所のような質問や、より高度な資格を得るための質問が出され、最近の不況が影響しているのか、女性だけでなく男性も日程の質問が皆無だった事から求職活動中の人が多く、かつて家内が受講した当時と比較すると会場も暗い印象を受けました。

 5人に1人が60歳以上の世の中となっており、今後はもっと高齢者が増加する事は確かですが、ヘルパーを仕事として考えると3Kの代表格である事と、自分の身に置き換えると他人に身の回りの介助を頼む事に淋しさも感じさせられます。

 医療と福祉の充実を図り、人生の最後まで自律した生活ができるようにしたいものです。前記した表彰状については、議員が議員を表彰するとか、議員が社会のために頑張るのは当たり前として批判もありますが、本当に地域のために頑張ったと引退後に市民の方に言われたいと思います。

 さて、過去の一言で応援し、エールを送っていた名古屋市の河村新市長だが、2日から6日まで公務を休み、民主党議員の応援のために北海道まで行くとの報道にはがっかりとさせられた。当選から初登庁したばかりのリタイヤで、市民の熱い期待に冷や水となりそうだ。

 首長は行政のトップであるとの認識不足があるとしたら残念で、連休とは言え名古屋市の公的行事もあり、新型インフルエンザの対策も考えると、名古屋市がおろそかにされているとしか思えない。地方の小さな津島市の市長でも年中無休状態にある事を知っているのだろうか。今後の巻き返しに期待したい。
                                    5月1日の一言
追伸
 題目とは程遠い一言になりましたが、本日は休耕中の土地に生えた大木を切り、不法投棄されたごみを道路に出し(捨てた人に見せしめです)、事務所を覆ってしまった樹木の伐採も始めました。
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  • ようこそ 大鹿一八の納経所へ
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  • 令和6年 上高地開山式の様子です
  • 三重県桑名市大福田寺の聖天祭へ
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  • 我家のきゅうりとプランターのイチゴです
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