毎週土曜日の朝、名古屋市東区のオアシス21に、農薬や化学肥料を使わない有機野菜を栽培する東海3県と長野県南部の15~30の農家が「オーガニックファーマーズ朝市村」を開き、農薬や化学肥料を使わない農産物を毎週600人を越える顧客が訪れていると報じられています。
朝日新聞 1月31日 愛知県
この記事の中に、「朝市村代表のもとに、東日本大震災後の昨年夏ごろ、野菜を宅配する東京の会社から納品の相談があった」とあり、被災地は安全である事が最優先ですが、都会では元々が添加物に敏感で、無添加食品や有機野菜しか食さない人々が増加しています。
今から20年ほど前の話となりますが、津島市の住宅地でもない田舎の田んぼの真ん中に新装開店した食料品店があり、人々は続くはずがないと口々に中傷していたものの、この店は無添加・無農薬の食品を専門に扱っており、大手スーパーの進出で個人商店の廃業が続く中で、今でも顧客が集まっています。
数日前に、水道水に関する一言を記しましたが、木曽川の豊かな水に恵まれた愛知県は、水道水についても全国有数の名水と思われますが、その愛知県でも毎日の水を宅配してもらう家庭が存在し、安ければ良しとする人が多い中でも、農薬や化学肥料を使わない無添加食品や無農薬野菜を優先する家庭が増加しています。
朝市村では2年ほど前から朝市の当日に相談コーナーを設け、新たに有機農業を始めたいという人々の相談にも乗っているが、東日本大震災で放射能に汚染され、農業どころか自宅にも戻れない人々の事を考えれば、農地どころか耕作放棄地も多数存在する事から、心機一転「無」からの再出発の可能性も実感させられます。我家から30分の距離ですから、一度訪れてから書き込みたいと思っています。
1月31日の一言