無免許運転の厳罰化を盛り込んだ改正道路交通法が12月1日施行されるとの新聞報道です。
■12月1日施行の改正道交法の主な内容
・無免許運転やその命令、免許の不正取得などの罰則を1年以下の懲役か30万円以下の罰金から、3年以下の懲役か50万円以下の罰金に引き上げ
・無免許運転者への車の提供に3年以下の懲役か50万円以下の罰金、同乗に2年以下の懲役か30万円以下の罰金を新設
・ブレーキのない自転車の運転について警察官が検査したりブレーキ整備や運転継続の禁止を命じたりできる。命令違反に5万円以下の罰金
・自転車などの軽車両の路側帯通行を車道左側に限定
無免許運転厳罰化、改正道交法が1日施行 自転車対策も
2011年4月に栃木県鹿沼市でクレーン車を運転していた男がてんかん発作で意識を失い、小学生6人をはねて死亡させた事故がありましたが、てんかんや統合失調症、そううつ病などで発作を起こしたり意識を失ったりする症状があるにもかかわらず、隠して免許の取得や更新をした人に「懲役1年以下か罰金30万円以下」の罰則に改められている。
さて、今回の改正道路交通法は、今年6月の衆議院本会議で、全会一致で可決、成立しているが、多くの被害者家族が傍聴するなど、被害者だけでなく社会の大きな関心を集めてきたが、こんな状況下でも昨日には定年間近となった市役所職員が飲酒運転で人命を奪う事故を起こして、自動車運転過失致死容疑で逮捕されています。
酒気帯び運転で男性はねた疑い 千葉市水道局職員を逮捕
誰もが車を運転すれば加害者になる可能性があり、私も明日には加害者となっている可能性もありますが、少なくとも運転する前から飲酒運転など運転してはならない状況下で車を運転して人を傷つければ、過失ではなく殺人事件と言われても否定できません。
千葉市の職員についても、私と同じ59才という年齢からすれば、定年が間近に迫っている公務員であり、退職金や老後の生活を考えると信じられない行為で、年金までの生活や老後の生活を考える前に、監獄の生活が続いていきます。
一方で、被害者になった72才の男性にとっては、明日以降の予定もあったと思いますが、一瞬にして命を奪われた相手が飲酒運転では、自分の身に置き換えると怒りが収まりそうにもありません。
安全運転に気をつけていても、速度が超過していたり、信号をうっかり見落とすことは誰にもあることで、自分だけのウッカリミスで済めば幸いですが、相手もうっかりしていれば事故となり、突然に飛び出してくる自転車もありますから、今回の運転する前の厳罰化は当然の措置と思われます。
我家で毎週開催されている書道会も、半月後に忘年会を開きますが、「酒のない宴会は全く味気ない」という私の一言で、我家からも歩いて行ける会場を探したものの、指導を受ける恩師などは車が無ければ会場に来れません。
車社会の中で、ついうっかりのミスや事故を起さない準備も重要ですね。
11月30日の一言