仙台市で出会った愛知県西尾市の岩瀬康大君(21歳)と私のツーショット写真です。6月に愛知県を出発して「日本一周」に挑戦中の岩瀬君の決断と、そんな決断を温かく見守るご家族とともに、こんな体験のできる社会に希望も感じさせられます。
私自身は憧れだけで日本一周の体験もなく、限られた荷物を積んだだけで旅立つ決断もできないものの、車中泊や野宿にあこがれて上高地や四国に旅立っておりますが、最近は単車に荷物を積んだバックパッカーが増え、車による車中泊の旅行者も増えてきました。
かつては、車中泊の旅行者の肩身は狭く、公園や道の駅の駐車場の片隅にひっそりと車を駐車していましたが、最近は安全面を考えて車中泊らしき車が寄ってきて並んで駐車するのが当たり前になってきました。
常識的に考えると、車中泊には綺麗な洋式トイレを完備した道の駅が便利で、大きな駐車場のあるコンビニでも堂々と車を停めている人もありますが、最近では大型ショッピングセンターのイオンなども、夜間でも24時間営業する店舗が多く、食事や飲料水の確保にも困らず、トイレも堂々と利用できて安全なことからお薦めです。
※左は24時間営業中のセイユー仙台店です。
栃木・塩谷に候補地選定を通知 汚染ゴミ最終処分場
東京電力福島第一原発事故で汚染された稲わらなど「指定廃棄物」の最終処分場建設をめぐり、環境省の井上信治副大臣は30日、栃木県の塩谷町役場を訪れ、県内に1カ所建設する処分場の候補地として、同町の国有林を選んだと見形和久町長に伝達したと報道されています。
迷惑な放射線に汚染された廃棄物ですが、栃木県塩谷町という日本の原風景のような山と綺麗な水環境に恵まれた場所を選んだ国の無神経さが理解できません。
実は、昨日に塩谷町の道の駅を訪れたばかりで、作曲家の船村徹さんの出身地であることと、友情の証として多くの名曲が誕生したことを知りました。
塩谷町にある道の駅「湧水の郷しおや」には、作曲家船村徹さんの記念碑が建ち、碑の正面に人が立つと、スピーカーから 「故郷の山が見える」の名曲が自動的に演奏される仕組みとなっています。
故郷の山が見える
木下龍太郎 作詞 船村徹 作曲 | |
一、 | いちど東京へ 行くと言いながら いつも口だけで ひとり野良仕事 老けたおふくろの やせたあの肩を さすってあげたい 峠 越えれば 俺のふるさと 山が見えてくる |
二、 |
村を出るときは ひとり踏切りで
汽車が消えるまで 背伸びしていた娘 町へ嫁に行き 母となったいま しあわせだろうか 恋を失くした 遠いあの日の 山が見えてくる |
この道の駅では、早朝にボランティアのご婦人たちが訪れて、敷地内の植木や花に水をまいて清掃しておられ、店舗や自動販売機でも地元の名水や農産物が販売されていますから、放射能に汚染された廃棄物の最終処分場が水源となる山に建設されると確実にイメージを低下させます。
安部首相も選挙区は山口県ですが、生まれ育ったのは東京で、国会議員の多くが選挙区で生まれ育っていないため、山や自然環境の価値を見出せず、山を切り崩したり、人の入らない奥地はゴミ置き場程度にしか認識できないとしたら問題で、補助金をちらつかせるような発言には馬鹿にされているようで、寂しさよりも悲しみと怒りを覚えずにはおれません。
7月30日の一言