今週の3日から5日まで上高地でのボランティア申請をしましたが、病気療養中につき8月から家内の運転で四国遍路や上高地を訪れていたものの、今回からは自分一人の旅程となります。
そんなわけで、本日のボランティアから一人で患者さんを送迎することになりました。
もっとも、膠原病に罹患しており、体調も不安定なため上高地の活動も午前中のボランティアを避けて、比較的体調が落ち着いている午後のみの活動を申請しました。しかも、自分のペースで歩ける巡視としましたが当面は半人前しか間に合いません。
問題は上高地の寒さで、上高地から発信されてくる美しい紅葉が最近は白い霜や雪景色に変化しており、膠原病患者の私にとっては寒い冬は初体験となるため、着ていく衣類も心配となってきます。
さて、明日に搬送予定だった糖尿病の患者さんが通院する開業医が新型コロナに感染したため、10日間医院が閉鎖されるとの話が飛び込んできました。
ただし、毎日の飲んでいる薬が3日分しかないため、明日は以前通院していた市民病院の診察を受けることになりました。
この開業医は今年市民病院から独立したばかりで、自分の診ていた患者をほとんど連れて開業していたものの、コロナで医院を閉鎖しても他の病院への手配とか薬の処方は全くしないため、患者はその間の治療や投薬を自分で確保しなければならないと言う可笑しな話です。
こんなところから医師の良し悪しと良心が判ります。
医師の病気は致し方ないとしても、患者にとっては主治医の不在が命に関わってくるため、一時的とは言えこんな無責任な医院閉鎖は許されません。
膠原病の私でも患者さんを搬送しなければならない現実と、万が一搬送が滞ると患者さんの生命に関わる責任を実感させられる一日ともなりました。