本日が休暇となった次男に、「ところで、県知事選挙は誰を入れてきたんだ?」と聞いたところ、自分の感覚とは全く違う答えが返ってきた事から、新鮮な響きとして印象に残ったのであった。
 私には高校生の三男を含めて4人の子供があるが、投票に行った長男は出身大学が現職と同じ事から、大学関係者から応援を依頼する手紙が届けられていた。それでも、一応は親が議員である事を配慮して自身の投票する人物をほのめかして投票所に向かったのであった。
 一方で、「えっ、選挙だったっけ?」と語っていた長女は、無関心で誰でも良い事から、「お父さん、誰を書いてくれば良いの?」と尋ねてから出かけていった。

 曲者は、23歳になる次男である。「おい、投票に行かなきゃダメだぞ!」と伝えたものの、残業の連続と前日からの遊び疲れで無視して眠っているのである。
 家族全員(我家は7票)が投票を済ませ、私と次男の二人だけとなった午後には、「メンドクサイから行きたくない」と家内に言ったと聞き、自分の選挙に投票を依頼する立場から、「棄権だけは絶対するな」と忠告したものの無言であった。
 「おい」と言って、言葉をつぐんだのは、次男は廻りに色々言われると「ウットウシー」と余計にヘソを曲げかねないからであった。とにかく、びっくりしたのは、「明日から仕事に行くから、大学の退学届けを出しといて」と言い残して、親に相談もなく勝手に大学を辞めた経歴がある。
 「今から一緒に行こうか」の声も馬の耳に念仏である。そうして締め切り間際であったが、やっと投票所に出かけていったのであった。

 そんな次男の口から、「なぜ、こんなに絶好調な愛知県を、他所の国会議員に言われて変えなきゃいかんのか」の一言が返ってきたのであった。短いやりとりではあったが、挑戦者の応援団から国のモノサシや、国政や4月の総選挙、夏の参議院選挙のために語られ、愛知県の問題点を示さぬ現職批判にうんざりした様子でもあった。
 嫌々投票所に行ったと思っていた次男から、こんな言葉が返って感激しているのは親バカかもしれないが、親の都合を聞いて投票所に行った長女や長男より頼もしく新鮮に思えると同時に、他人の影響ではなく自分の判断で投票する選挙の基本を知らされた気がする。
                                    2月6日の一言