一年ぶりとなる『あかね寄席』が、本日、津島市西愛宕町にある珈琲茜屋で開催された。今年で10回目となる落語会であるが、寄席の源となる『浪漫亭砂九』さんが昨年11月に亡くなっており、一抹の悲しさも感じたものの、仲間の熱演により会場は笑いの渦となった。

 出演は、盟友である『竜宮亭 無眠』、『南遊亭 栄歌』、『道落亭 かね平』、『若鯱亭 夢輔』の4名であったが、演目の「つる」や「代書屋」は、生前の砂九さんから何度も聞いていたため、演者に砂九さんの面影を探してしまうのでもあった。

 しかし、砂九さんが不在となった今年の寄席は、「砂九さんに聞かせたい演目で話してほしい」との注文があったためか、例年以上に気合が入った落語が続き、プロ顔負けの話術の高さを実証する落語会となったのでもある。

 「おい、オレの出番が無いじゃないかぁ」と、天国の砂九さんが呟きそうな見事さに、彼がタネをまき続けてきた落語文化が、確実に地域へ根付いている事も実感させられた。

 さて、「〇△さんに言われて来ました」と、選挙に立候補中と思われる人物が会場を訪れた。ただし、顔が笑えない。本日は投票日だから、選挙運動とはいかないが、落語会は落語を純粋に楽しむ人々が集まっており、目的をはずれた参加には奇妙な違和感が残されたのでもあった。

 一週間後は自分自身が選挙の候補者となり、一般市民の評価を仰ぐ立場となるが、違和感のない自然な選挙に徹したいものでもある。
                                  4月8日の一言