「何とか還元水」で話題となっていた松岡農林水産大臣が、本日議員宿舎で首をつって自殺した。自らの命を絶った人を批判するのは気がひけるが、ウソは正論にならない見本で後味が悪い結末でもある。

 元々が、電気代も水道代もかからない議員会館を事務所にして、政治資金収支報告書に2千8百万円を超える光熱水費を事務所費として計上し、「還元水」とか「暖房費」とごまかし、最近では「法律の定めに従って適正に処理している」と、白々しい答弁を続けていた事を放置していた事が問題でもあった。

 さて、「死人にクチナシ」で、一連の疑惑がうやむやにされては困る。松岡氏が大臣に就任する前から金銭にまつわる疑惑がささやかれ続け、大臣就任後には次々と疑惑が浮上し国会で追求が続けられてきた。大臣になったから問題にされたのではなく、すべての国会議員から我々地方議員に至るまで、金銭にまつわる疑惑は解消したい。

 名古屋市議会や愛知県議会においても、政務調査費の公表や領収書の添付をめぐって、市民の厳しい批判がある中で公明正大な対応がなされず、新聞などから顛末が伝わってくる。金額の多少はあっても、国政も地方も根本は同じではないか。

 頭を丸めて四国八十八ヶ所の遍路を歩きかけた国会議員もあったが、すべて住民騙しの宣伝活動でしかなく、その行程は半分にも達していないままだが、松岡農水相も自殺して自らの命を絶つくらいなら、大臣だけでなく議員も辞職して四国遍路でも歩いて欲しかった。

 自殺の心境が判らないが、自らの命を絶つくらいなら、何でもできたのではないか。元々が優秀な経歴を持ち、期待されて国政に身を置いた人物だけに、62年という人生で終らせず、辞職してからでも世間のために貢献し、世間の汚名も晴らす機会があったのではないか。

 さて、これは自分でも同じ事である。他山の石としたい。
                                   5月28日の一言