本日は、地元でNPOとしてボランティア活動を続けてきた団体を、NPO法人化(特定非営利活動法人)するための関係書類を持って愛知県の担当部局を訪れた。

 「何度か来ていただく事になると思います」と事前に聞いていただけに、毎日日参して書類を作成する覚悟であったが、本日の数十ヶ所のチェックと指導により、「次回には受理できそう」との担当者の言葉から、帰宅後にはゆっくり休憩する予定が一変し、夜まで休憩する事なく書類作成にかかったのである。

 愛知県が発行する『特定非営利活動法人の手引き』を参考にしているものの、申請書類の一字一句の間違いを訂正し、その都度印刷をし直していると、司法書士に代筆を頼む団体が多い現実を実感させられる。

 さて、次回の予約を入れている6月2日に愛知県が書類を受理してくれれば、設立認証申請書に記載された事項が愛知県公報で公告され、申請書類が2ヶ月間一般に縦覧される事となる。決定通知は申請後4ヶ月以内という事から、認証されるとしても9月までかかるのである。
 また、認証されれば、認証後2週間以内に法務局に出向いて設立登記を済ませ、愛知県に設立登記完了届出書を提出し、税務署や中部運輸局などボランティアが関係する法令に基づく許認可の手続が待っている。

 ボランティアで役員全員が無報酬である事を考えると、これだけ面倒な書類や手続きが必要かと疑問にもなってくるが、最近ではNPO法人を隠れ蓑に利益をあげる悪徳団体の存在がささやかれており、規制緩和の中でも仕方ない事なのかもしれない。

 さて、私の予定表では、6月1日から3日は『四国八十八ヶ所』への巡礼が記載されていた。昨晩開催された書道教室「神守丈友会」の席上で、この事が発覚し、家内がまったく聞く耳を持たないヒステリー状態で教室を出ていった。
 「先生、どう思いますか?」、「男と女では考えが違うからナァ」、「先生ならどうします?」、「叱られても行くしかないわナァ」と恩師に同調を求め、教室の女性軍に同情の支援を求めていたが、行ってしまえば仕方ないと悪役を覚悟で心に決めており、本日より人気挽回のサービスを一生懸命考えていた。

 本日の想定外の進捗状況から、それどころではなくなったのである。県庁から帰る車中で「四国に行けなくなった…」の報を入れたNさんは、「荷物をまとめて車に積んだのに…」とがっかりの様子が伝わってきた。「昼からでも会いましょう」と電話を切ったが、昼から訪問された時には申請書類の修正作業により相手にもなれず、一人淋しく帰宅という最悪の結末を迎えてしまったのである。

 冷静に考えれば、(Nさんを除けば)最高の展開と思うしかない。家内安全とはこの事である。御仏の導きと考えれば毎日がお遍路を実感した一日となった。
                                      5月30日の一言