忙しい事は自分自身が判っている事だが、忙しいと外部からの新鮮な情報や知識が入ってこず、仕事と生活に引きずられる事から、「こんな事ではダメだ」とは思いながらも、寝転んで読書三昧の一日にしてしまったのであった。

 視察中に金儲けの本を入手したが、久し振りに「サライ」を読んで、双方の価値観の違いを実感した。サライ最新号の特集は「自分の心の中の仏心に目覚めよ」として、『禅』をテーマにして構成されている。

 四国ジェット遍路(笑)を実践中であるが、せっかくの自分探しの機会が、金や時間などの『俗世』にあまりにも毒されており、ものの本質が見えてこないどころか、役務的では人生の向上も望めないと実感する。
 数日前のコメントにも記されていたが、車で道の駅やコンビニを重宝にして廻っているようでは、ダイエットどころかものの価値観まで低下させてしまうのである。

 ともすると、日本中が観光地化されている中で、本物の価値が見逃されている事も実感する。団体旅行を主催しようとすると、旅行業者の格安パックに影響されて、ついつい料金が気になって、料金から行き先が影響される事もある。これこそ本末転倒である事をサライの『精進料理』によって知らしめられた。

 自分の主催する「朝日旅行友の会」についても、料金の高さが売物でもあった。それなりの行き先と料理から、高額なる事は結果として当然でもあったが、参加が少なければ自分の懐が淋しくなる事と、商売を辞め議員専業になった事から、誰もが参加できる条件として、会費の低価格化に毒されていたように思われる。物事を金額の高低でしか比較できない人々のレベルに毒されて、自分の趣味としている『旅』そのものの本質を見失っていたように思われる。

 精進料理の価値観が理解されない人には、「何でこんなに高い」と叫ばれそうであるが、小さな『胡麻豆腐』ひとつにかけられた手間と時間を考えると、食べ物は空腹を満たすだけのものではなく、「食も重要な修行である」(本の受け売り)との言葉に説得力を感じるものである。

 「次はいつ行くの?」と尋ねられる事も増えてきたが、今一度「旅」の魅力を再検討して、役務的な企画を見直して新たな旅の企画を考えてみたい。
                               7月1日の一言

 こんな事を記しても、残された仕事は消化されず、明日からの生活を益々厳しくしてしまった日曜日となった。