普通の人は土曜日と日曜日の休日に身体を休め、月曜日の本日より仕事に走り出すのであるが、私は休日に疲れ、休日で市役所が休んでいたために仕事がたまり、本日より疲れた身体で歩き出すのである。

 子供達だけではなく家内まで仕事に出かけ、唯一暇な筈の母親までコーヒー屋に出向き、一人残された自分には早朝より来客や電話が殺到し、外出は昼直前になってしまった。しかし、市役所で必要な仕事を終えて帰る前になって、我が家の健康保険の変更手続きが済んでいない事が判明した。

 結婚して30年近くが経過しているが、家内が私の健康保険から外れるのは初めての事である。9人の大所帯から父親が亡くなり、妹がマンションに暮らし、娘と次男がアパートを借りて出ており、普通なら夏休みの三男は、本日より愛知県の鳳来寺山合宿で夏休みの多くは試合と合宿で不在との事である。一家の大黒柱であるはずの私が家の留守番とは不思議なかんじがしてならない。

 さて、毎年8月16日は京都の送り火を観賞に出かけ、盆過ぎの4日間を夏休みとして上高地で過ごすのが我家の恒例行事であったが、今年は家内が仕事につき、三男は東北まで試合に行く事から、私を中心にした日程では誰一人参加が見込めず、「日程を教えて」と家内から仕事を休む段取り上から迫られ、上高地を3日にしたいと言われると、土・日曜日が行事でつまっている現状から夏休みとは思えない心境になってくる。

 「いっその事、二人で四国に行こうか」と提案すれば、「お母さんはどうするの?」と問われ、「上高地は4日間に」と言うと、「モモちゃん(犬)の世話はどうするの」との返事が返ってくる。家内は休みを取った分を休日出勤する必要がある事から、土・日曜日を中心にしたいらしいが、私の土・日曜日は既に埋まっており、このままでは家族円満な夏休みは見込めない。

 一週間おきに出かける横井記念館や、8月中に認可のおりるNPO法人の段取り、中学校の同窓会報と総会と物故者法要などと考えていると、私にとって一番重要な政治報告「津島の風」が発行どころか配布する時間も限られてくる。こうなるとエアコンの前で寝ているのが一番の休暇ではないか。しかし、家族に内緒にしてある愛媛行きや、昨年から顔を会わせていない高山市(旧丹生川村)のオヤジ、白馬の親爺さん、京都の酒屋のオヤジ、大原宝泉院の住職、知多半島山海の洗い観音様などの顔が次々と浮かび、妙案の出ないままに夜を迎えたのであった。
                                   7月23日の一言