12日に岡崎市の東名高速下り線で、盆休みの帰省によって渋滞中の車列に大型バスが追突し、最後尾の車から母子が亡くなり、30人を超える負傷者が出る大事故が発生している。

 高速道路の事故は死亡事故に至る大事故が繰り返されており、その都度問題点の指摘と調査が行なわれているものの、事故が減るどころか、事故が日常化し、特に大型営業車による事故により一瞬にして多くの犠牲者が発生する。
 今回の事故でも、大型観光バスはほとんどブレーキもかけないままに乗用車に追突しており、被害車輌の中には運転手が迫り来るバスを見ながら、どうする事もできないままに被害に遭遇しており、大型車輌によるうっかりミスの防止は、高速走行時代には欠かせない至上課題でもあろう。

 最近の高速道路を80キロで走行する車は珍しく、逆に安全なスピード確保が渋滞を招き事故を誘発する可能性もあり、スピードアップの安全対策として車間距離を確保すれば、次々と車が割り込んでくる。おまけに大型トラックが車間距離を開けずに10メートル間隔で走行したり、登坂車線から追い抜いていく車も珍しい事ではない。

 まったく前方の道路状況が判らず、10メートル前のトラックのカベしか見えない車では、一瞬のミスが事故に直結し、避けようもない事は判りきっている筈だが、それが当り前として続けられている。大型車にはエンジンへの規制も実施されたが、相変わらず車線規制は守られず、乗用車と同じ感覚で運転されているとしか思えない。

 せっかくの親元への帰省や、家族の行楽が一瞬にして暗転する。これは誰にも例外のない現実であり、自分の後ろから追突してくる車までは防ぎようもない。これだけ、大事故が続く中で、運転手に責任があるのは当然であるが、車間距離の確保や安全スピードへの自動制御は自動車メーカーの技術力で対応が可能な現状にあり、対応を急いでもらいたい。

 一方で、人間の限界がある。私も最近、高速道路で居眠り運転をした車の助手席にいた経験がある。一度居眠り運転を経験した運転手は必ず繰り返すとの話である。カーブを曲がろうとしない車にビックリし、ハンドルを引っ張ると運転手が「ハッ、ビックリした」と居眠りが発覚した。こんな経験をすると乗せてもらうのも怖くなる。
 しかし、自分の運転にも限界があり、再度運転を代わってもらい、眠さを堪えていると、「あーッ!」との叫び声と、『ガリガリ、ガ-』とガードレールに接触する音でハッとした。自分の眠りと運転手も一緒に居眠りをもよおしていたのであった。

 幸いにして車の片側の全損であったが、「お大師様のお陰」と言って走行が可能(帰宅後即廃車)で帰宅できたが、それ以来助手席にあっても眠ることができず、私の長距離行きにも家族が心配する事から、事故そのものも封印されてきた。この事からも、助手席に座る者の責任も感じずにはいられない。
                             8月14日の一言