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 横井庄一記念館の玄関には、三枚の写真が展示してあります。前のページの写真は50代の写真ですが、反対側には晩年の写真が2枚あります。
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 携帯電話の写真では見づらいですが、晩年の写真に発見から数年後の50代の写真が反射して映っています。どう見ても同じ人物とは思えないような顔に、20数年の人の歴史を感じるとともに、記念館の中で身勝手に語られる自分に対して、本人は何と思っているのか聞きたい心境から添付しました。

 さて、横井さんは夫人(館長)に自分の生い立ちをどのように語っていたのか。人には言いたくない事もあります。ましてや、幼少時より離婚した母親に在所(私の家)へ預けっぱなしにされており、居心地の悪い面もあったと思います。学校でも悪口を言われて口惜しい思いもあったと思います。

 この苦しみを共有した私の父親との対話には、私も違和感があったものの、横井さんの存在(発見)から我家の歴史がさかのぼり、私と先祖とのつながりも深くなりました。

 発見直後の兄貴分のような態度から、先輩面して大鹿家の家長のような私の結婚式での仲人。そして、晩年を迎えて、寡黙だった我家の昔話を私には自然と口にした横井さん。我家の先輩として、今の私に何かささやいてくれないものかと思うのが、この玄関に立って、両方の写真に挟まれている瞬間でもある。
                           10月7日の一言