昨日静岡県の東名高速でトラックのタイヤが脱輪し、フェンスを越えて反対車線の追い越し車線を走行中の観光バスに衝突する事件があった。

 この事故で観光バスを運転中の運転手が死亡し、乗客7名が軽傷を負ったと報じられているが、脱輪したタイヤは重量が100キロもあるという事から、即死状態の中で瞬間的に運転手が踏んだブレーキと、事故後の対応が被害を最小限にとどめたものと思われ、運転手の命を賭けたプロ精神に心より冥福を祈りたいと思う。

 高速道路の走行が当り前の社会になり、通勤割引など気軽に高速道路が使われる社会の中で起こった事故だけに、改めて事故の原因究明と防止策を実施して事故の再発を防ぎたい。

 今回の事故ではタイヤの車軸についたボルトが折れてタイヤが外れたとあるが、8本あるボルトのうち2本は錆びて茶色に変色していた事から、かなり以前から折れていた事が考えられ、改めてタイヤの保守点検について考えてみたいものでもある。

 自分自身を振り返ってみると、タイヤがパンクして取り替えた経験は平成になってから記憶すらなく、雪道でチェーンを付けたことはあるものの、自らタイヤを交換する機会もないことから、タイヤの車軸についての点検どころか考えたこともなかったのである。

 さて、今回の事故は、事故にあった観光バスが岐阜県大垣市の営業所から発車し、愛知県内の尾張地域の人々を乗せて走行していた事から、私自身も今月29日に観光バスによる旅行を企画しているだけに、他人事とは思えないとともに主催する立場としても深刻な事故でもあった。

 実際に高速道路を走行する時、車間距離の短さだけでなく、百キロを超える高速でも追い抜くためにあおってくる大型トラックの存在など、法令が遵守されていないどころか、明らかに速度リミッターが改造されている営業者の存在も考えられ、意図的な違反には厳罰も必要と思われる。

 もっとも高速での事故は相手車輌だけでなく、自身の命に直結する危険性から、改めて防衛運転の重要性と、故障やパンクがなくなった事から、他人任せとなっている車輌の整備点検の重要性を認識しなおしたい。まずは一度も見た事のない車軸のボルトを確認したい。
                           4月12日の一言