「大鹿さん、般若心経は何文字あるかな?」と、いきなりの質問にびっくりした。昨日の事であったが、私が書道展に出品した般若心経を見ての一言であった。
「えっ?」と一瞬言葉が出なかったが、この文字数については、諸説あり「264」とか「266」、「262」などと人によって返ってくる言葉が違い、私自身も正確には数えた事がなかったのである。相手は知って聞いているのか、知らずに聞いているのか判らず、「経本には二百と六十余文字と書かれている」と伝えると、「そう、その通り」との言葉が返ってきた。
正確には「262」文字であるが、写経として記すと最後の般若心経まで266文字あり、読経の際にも266文字まで声を発するので、266文字の説にも納得でき、「二百と六十余(よ)文字」との勘違いで264文字と言う人も、きっと『心経奉賛文』を聞いた事がある信心深い人なのであろう。
何枚も写経で般若心経を記してきたが、昨日の質問から自分の目で一字一字を数え直したのでもあった。しかし、下記のブログのように、僧侶の中にも274文字と記されていたり、276文字と記した般若心経も存在し、266文字説の書き込みが圧倒的に多いのが現実でもある。
http://blogs.yahoo.co.jp/swingpriest/8395945.html
http://blogs.yahoo.co.jp/makoton243/32800392.html
262文字については、四国八十八ヶ所霊場会の先達教典にも記されており、266文字から最後の「般若心経」を除いた数字でもある。文字の数でもこんな具合であるから、般若心経については多くの解説があるのは当然でもある。
先達教典によれば、「仏教の根本的な教えである空について説いている。とらわれのない心、ものの見方、受けとり方で、真実の姿を見極め、あらゆる苦悩の源を断つべきことを述べている。弘法大師は自らの著『般若心経秘鍵』で、この経は大般若菩薩が究極の悟りの境地を説いたものであり、声聞・縁覚・菩薩・大乗仏教・密教という、仏教のあらゆる段階の修行と、その結果をすべて含んだものである、と解釈されている」と記されている。
私は般若心経の解説について、大和屋圭蔵氏(故人)の残された『般若心経講話』(大八木興文堂発行)を参考にしているが、はじめの観自在菩薩から終盤の真実不虚までを「顯了般若」と言い、最後の「羯諦羯諦 波羅羯諦 波羅僧羯諦 菩提婆訶」の17文字は、諸佛の秘密の呪とされ、これを『秘密般若』と記されている。
さて、私に質問した人が、さらに「知ると知らないとどちらを取る」と問われ、回答に困っていると、「知っていると言うと人は教えてくれない」と言われ、忘れている事もあるので「知ったふり」をせずに「知らない」を選択した方が良いと教えられた。あいまいな解釈も多く、経典を見直す夜となった。
4月24日の一言
「えっ?」と一瞬言葉が出なかったが、この文字数については、諸説あり「264」とか「266」、「262」などと人によって返ってくる言葉が違い、私自身も正確には数えた事がなかったのである。相手は知って聞いているのか、知らずに聞いているのか判らず、「経本には二百と六十余文字と書かれている」と伝えると、「そう、その通り」との言葉が返ってきた。
正確には「262」文字であるが、写経として記すと最後の般若心経まで266文字あり、読経の際にも266文字まで声を発するので、266文字の説にも納得でき、「二百と六十余(よ)文字」との勘違いで264文字と言う人も、きっと『心経奉賛文』を聞いた事がある信心深い人なのであろう。
何枚も写経で般若心経を記してきたが、昨日の質問から自分の目で一字一字を数え直したのでもあった。しかし、下記のブログのように、僧侶の中にも274文字と記されていたり、276文字と記した般若心経も存在し、266文字説の書き込みが圧倒的に多いのが現実でもある。
http://blogs.yahoo.co.jp/swingpriest/8395945.html
http://blogs.yahoo.co.jp/makoton243/32800392.html
262文字については、四国八十八ヶ所霊場会の先達教典にも記されており、266文字から最後の「般若心経」を除いた数字でもある。文字の数でもこんな具合であるから、般若心経については多くの解説があるのは当然でもある。
先達教典によれば、「仏教の根本的な教えである空について説いている。とらわれのない心、ものの見方、受けとり方で、真実の姿を見極め、あらゆる苦悩の源を断つべきことを述べている。弘法大師は自らの著『般若心経秘鍵』で、この経は大般若菩薩が究極の悟りの境地を説いたものであり、声聞・縁覚・菩薩・大乗仏教・密教という、仏教のあらゆる段階の修行と、その結果をすべて含んだものである、と解釈されている」と記されている。
私は般若心経の解説について、大和屋圭蔵氏(故人)の残された『般若心経講話』(大八木興文堂発行)を参考にしているが、はじめの観自在菩薩から終盤の真実不虚までを「顯了般若」と言い、最後の「羯諦羯諦 波羅羯諦 波羅僧羯諦 菩提婆訶」の17文字は、諸佛の秘密の呪とされ、これを『秘密般若』と記されている。
さて、私に質問した人が、さらに「知ると知らないとどちらを取る」と問われ、回答に困っていると、「知っていると言うと人は教えてくれない」と言われ、忘れている事もあるので「知ったふり」をせずに「知らない」を選択した方が良いと教えられた。あいまいな解釈も多く、経典を見直す夜となった。
4月24日の一言








