歩行者天国を歩いていると猛スピードのトラックが突っ込んできて、直後に走ってきた運転手は救助ではなく次々と人を刺し殺す。こんな事が人で賑わう都会で起こり、その光景がビデオカメラに映されてテレビで放映された事にはびっくりである。

 秋葉原無差別殺傷事件では容疑者がナイフを5本も用意して手当たりしだいに人々を襲った事にもびっくりだが、凶器のナイフは静岡県から福井県まで出向いて買い求めた事にも驚かされる。こんな容疑者にトラックを貸して人殺しの凶器に使われたレンタカー会社もびっくりであろう。

 死亡した7人と、10人の負傷者は勿論の事だが、突然に家族を失った人々に与えた衝撃は計り知れないものがある。凶器のナイフは、サバイバルナイフとかダガ-ナイフと報道されているが、写真を見るかぎりでは工作用などの目的に使われるものではなく、明らかに対人用の凶器としか思えず、販売した業者の責任も問われなければならないと私は思う。

 しかし、拳銃による事件も多発しており、拳銃さえも何とか入手できそうな社会となっているが、刃物やナイフについてはまったくの無防備で、ホームセンターには家庭生活には必要とは思われない長い刺身包丁も並んでおり、悪意を持って行動すれば危険極まりない社会とも思われる。

 本日には犯人の親が謝罪会見を行なったようだが、裁判をするまでもなく死刑と断言できそうな凶悪な事件の後始末を、被害者や遺族などが納得できる賠償ができるのであろうか。「今は何も考えられない」との父親の言葉はその通りと思うが、犯人が死刑となっても被害者や遺族の怒りの矛先は納めようもない。

 さて、こんなことが携帯サイトに犯人から予告され、凶器を購入する様子もカメラに残されていた事を考えると、国をあげた対策が急務でもある。
 「おい、こんな目にあうと困るから、これからは日本刀でも下げて歩くか」などと、本気で考えたくなるような非常識が日常化したような社会情勢ではないか。
                           6月10日の一言