北海道洞爺湖サミットで主役を演じている福田康夫首相が、昨日の七夕の笹に「温故創新」と書き込んだと、私の選挙対策のコーディネーター役Sさん(一宮市在住)より連絡があった。

 Sさん「フクダヤスオさんが…」
 「えッ、誰ですか?」(私)
 Sさん「なんで、福田さんじゃない」
 「あー、福田さんね」(私)

 総理大臣の名前すらピンとこず、かみあわない会話で始まったが、「大鹿さん、すごい事じゃないの」と言われてもピンとこなかったが、「温故創新」の言葉は、私のホームページのキャッチフレーズとなっており、議員になった直後(平成11年頃)に私が考えて創った言葉でもあった。

 私はホームページの表紙に、温故創新を掲げ、「温故創新とは、温故知新(昔を知り新しい道理を見つける)ではなく、古きを知り、新しいものを新たに創造していくと言う造語で、これは私がスローガンとして掲げている事です。」と記してある。↓参照
http://www.clovernet.ne.jp/~oshika18/

 議員になってから、私がSさんと政治談義をする中で、あれこれ語りながらこの単語が出来上がり、2回目の15年の選挙からは私の選挙公報にも「温故創新」が掲げてあり、Sさんは単語誕生の現場に居合わせた事から、「温故創新」から私の顔が浮かんだと言う。

 ただし、この「温故創新」なる言葉は、私が温故知新と比較して作ったものではあるが、私が使用するようになってから、他の人々にも使われている事実を知り、自分が初めて使った専売特許ではないと思っていたので、今回の福田さんの報を聞いても自分の占有意識はまったくなかったのでもあった。

 「いや、あれは大鹿さんの創った言葉だから」と、Sさんが繰返し私に言い聞かせるものの、新聞報道でも平成6年5月の衆院予算委員会で民主党の羽田孜元首相が、「私はよく頼まれると下手くそな筆で『温故創新』と字を書きます。古きをたずねてから新しさを積極的につくり出すという言葉です」と述べており、羽田孜元首相が座右の銘としていて、繰り返し遣ってきた言葉でもあると報じられている。
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/080707/plc0807072350020-n1.htm

 「温故創新」は新しい造語ではあるが、私も引用や盗用ではなく、自分のキャッチフレーズをSさんと議論する中で作り出した言葉であり、私より早くから使われていた事実から、むしろ公的な熟語として存在すべき言葉だったと思っている。

 さて、本日の夕刊に、「歌詞盗作疑惑、出廷し対決」と題して、漫画家の松本零士さんと歌手の槇原敬之さんが裁判で争っている事が記されている。↓参照
http://sankei.jp.msn.com/affairs/trial/080707/trl0807071937006-n1.htm

 前記した「温故創新」についても、誰が最初かは判らないが、同じような発想で使われた言葉であり、何も問題とはされていないが、これに占有権とか著作権を主張されたら自由な発言や寄稿もできなくなる。盗用は問題だが、表現の自由を束縛する言葉の占有には警鐘を鳴らしたい。
                           7月8日の一言