昨日は陸上の男子2百メートルで、ボルトの世界新記録による百メートルに続く2冠達成に感動させられたが、本日は女子ソフトボールの日本代表が金メダルを達成し、感動させられるだけでなく、家族の前で涙をこらえるテレビ観戦となりました。

 それにしても、エースの上野由岐子投手は昨日の午前中のアメリカ戦に負けたものの147球を投げぬき、夕方にはオーストラリアとの対戦にも登板し171球を投げて勝利を導き、本日のアメリカとの決勝戦にも先発したのだから驚きの体力と闘魂である。

 過去に何度も対戦して圧倒的な力を誇るアメリカに対して、前日の2試合で318球を投げぬいた上野が先発する事にも驚きが隠せないが、同情を許さないベストピッチングで、堂々と投げぬいて勝ち取った金メダルに、たとえ金メダルが取れなかったとしても、勝利のために消費したカロリーは日本選手で一番の活躍ではなかったか。

 昨日の21回と本日の7回を一人で投げきった根性は見事だ。こうなるとプロ野球の一線級を選りすぐった男子野球チームの試合からは根性に値する姿は見受けられない。どこにあれだけの闘魂と体力が残されているのだろうか。

 さて、昨日から投げ続けた上野投手のご両親は、この試合をどこで観戦し、どんな心境で金メダルの瞬間まで見届けたのかに私の興味は尽きない。いったい、どんな親から生まれてどんな環境で成長してきたのか。この試合のテレビ中継の解説を務めた宇津木前監督ですら、解説者の立場を忘れて絶叫と嗚咽をもらした試合を、私は家族の顔色をうかがい、上を向き、歯を食いしばって観戦していた。

 「本当に自分一人ではないと思い、自分を信じて投げました。ここまで応援していただいた人々やファンに感謝したいと思います」の試合後のインタビューにも感動である。「苦しい時もありましたが、… 最後は気持の強い選手が勝つんだと思いました」の言葉を記憶にとどめたい。

 オリンピックも終盤となりましたが、女子選手の活躍と奮闘が記憶に残るオリンピックとなったのではないでしょうか。金メダルにこだわる報道に苦言の一言も記しましたが、メダルを獲得する事での感動とスポーツの醍醐味も感じる一日となりました。
                             8月21日の一言