情報化社会の中で、多くの振り込め詐欺の被害が報道されながら、警察が金融機関に出向いて被害者を阻止しようとしても、なおかつ多くの人々が被害に遇い、多額の被害総額が報告されてくる。

 被害に遭うのは現金を持っている人だから、貧乏人の私には関係ない話と思われるが、これだけ騒がれている中で何故に騙されるのか不思議に感じるが、我々にも根は一緒と思われる情報の伝達や錯覚による損害を被っている場合がある。

 細かい中身までは語れないが、国の規制緩和が進められる中で、民間に運営や講習などが委ねられた案件が、委嘱された民間の団体が十分に対応せず、対象となる講習が人が集まるまで開催されなくなっており、この講習を受けないとボランティアへの参加もできない事から、機能不全となったものが国には把握されないばかりか、民間の仕事と割り切られてしまっている様子に、これこそ詐欺と同じ体質を実感させられた。

 「講習はいつ開かれるのですか?」
 「当分は開催されません」
 「講習を受けないとボランティアに参加できないんですが?」
 「受講する人が集まったら開きますが…」
 「受講したいんですが?」
 「何人ですか?」
 「2人なんですが」
 「10人は集まらないと、せめて7、8人参加されれば出向きますが」

 こんなやりとりで、1万5千円もかかる講習に、自分達で新たに人数を集めないと開催されない実態を国の監督省庁に相談するも、何ともならない実態と同時に、民間任せで委嘱した団体が何も実施していない実態を知りながら、何もしない横着な対応と、開催されない講習を受講しないとボランティアに参加する許可も出されないのである。

 さて、こんなやりとりをして、何ともならない応対や、他県の情報まで入手しているのに、同じ県内でも真面目に毎月講習を開催している団体もあり、国の民間任せの無責任な対応と、真面目な団体名すら公平性の面からか伝えない対応は、他県まで出かけて受講した場合は詐欺に遭ったのと同じではないか。

 一年前に設立し、愛知県の認証を受けたNPO法人であるが、ボランティアだけに仕事の後回しにしてなかなか進捗していない現状に、ボランティア意識以上に仕事として意識改革をしないと、人の輪も拡大していかない実態から、当面はこの活動だけに専念したいと考えている。これも、このままでは詐欺と同じとなってしまうのでもある。
                               11月9日の一言