日本の自動車レースを世界へ牽引してきたホンダが、F1レースから撤退すると報じられてきた。二輪だけでなく、四輪においても世界の最高峰レベルで戦ってきたホンダの撤退は、モータースポーツの終焉となる可能性も高く、五十代半ばとなった私の身体と重ね併せると淋しさを実感する。

 報道によれば、チームを売却するか、売却先が見つからなければチームを解散し、完全撤退を発表し、エンジンだけの提供も考えていない事から、企業としてのホンダの名前は来年のF1から消えていく。
 国内では唯一残されるトヨタは当面撤退しないと発表しているが、そもそもF1参入の動機も違い、モータースポーツに対するこだわりも低い事から、ホンダの撤退は日本のモータースポーツの終焉と言っても過言ではない。

 サブプライム危機や車の北米市場の冷え込みは、確実に日本の企業にも影響し、減収減益となり、人員削減を断行せざるを得ない状況下において、1年に数百億円も必要とされるF1レースを継続する事は不可能で、この事はF1に参戦している全てのチームにも共通する問題だけに、ホンダの撤退は人気の高いF1レースそのものの危機でもある。

 来年のF1開催までに200億円をかけ大改修が進められている鈴鹿サーキットであるが、過去20年も続いた鈴鹿サーキットでのF1開催が、トヨタの横槍で2年前から富士スピードウェーに会場を奪われ、来年からは1年交代での開催が決まっているものの、会場奪還への余分な出費も今となっては悔やまれる。

 さて、世の中の移り変わりで、かつての馬力やスピードを競うプロ専用のサーキットではなく、一般人も参加できるモーターサイクルへも転換が図られており、鈴鹿サーキットでは自転車のロードマン達にも身近に出場できる聖地とされ、私も出場する息子に触発され、来年の出場(参加するだけですが)を健康のために目標としている。

 こうなると、車検復活を目指す二輪(ホンダVF)を早期に復活させ、こちらでも鈴鹿で走る機会をうかがってみたいと思うが、かつての一言にも記しているが、大企業の販売戦略で国内で争っている場合ではなく、目的を共有して最後の砦だけは死守してもらいたいものでもある。
                                   12月5日の一言