昨年10月末に高齢の母親の介護についての相談を受け、一度は当事者が通所している施設を訪問したものの、担当者が不在であったために年越しとなっていた案件があり、本日訪問するとやはり担当者が不在であったが、他の職員から他の入所施設に最近移ったとの話を聞いた。

 「ついでがあったら…」と言われた依頼であったが、津島市にある老健施設としては一番大きく、病院と一体となっている事や、職員も充実している施設であった事から、最初に訪問した時に用件を伝えて、この施設で何とか対応できなかったかと、三ヵ月も経過させてしまった自分の反省となった。

 対象者は大正初期生まれの女性であるが、最近入所されたという施設は、この一言にも度々コメントを寄せていただく方の義母が、歩けるにも関わらずベッドに拘束され、本人も家族も苦渋の思いをされている施設であり、私が聞いていたら絶対に勧めたくない施設でもあった。

 「どうも、すいませんでした」と帰宅後に自宅を訪問すると、通所サービスから入所サービスを希望していたが、中々順番が廻ってこないところへ、偶然にも入所できると他の施設から連絡があり、「明日までに決めて下さい」と言われ、通所施設の担当者に連絡したものの、偶然にも休みで連絡を取れぬままに入所を決めたとの話であった。

 しかし、入所した時はツエをついて歩けたため、最初は軽度の対象者の入る2階にいたが、数日後には重度の介助を必要とする5階の部屋に移されたと聞き、「ついでに」とは言われたものの、私がもっと真剣に訪問していたらと後悔しても何ともしがたい現実となりました。

 「何も判らなかったから」と言われたが、高齢者の明日の体調を予測する事は難しく、身柄を預かってもらえる話は二度とないチャンスと思われがちだが、病気になれば病院に入院でき、退院後の受け入れ先もないままの強制退院はない事から、当事者を一番知る最初の通所施設のケア-マネージャーをもっと信頼して相談されなかった事が惜しまれる。

 さて、肝心の用件が果たせないままに施設を出ようとすると、「大鹿さんですね」と声をかけられ、通所サービスを受けるために施設を利用する人々が、施設に来るまでの足が不足し、高額なタクシー料金が必要となる現実から、我々NPO法人が進める移送サービスについて質問された。

 ボランティアであるから利用する料金は低額ではあるが、あまり需要が増えるとサービスを提供するボランティアの確保も課題となる。利益とならない仕事だけでなく、事前の講習も必要な事から、ボランティアの確保は難しい事が予測され、春からは私も走る覚悟が必要かもしれません。
                                  2月6日の一言