日頃から私とは縁のない札束ゆえか、携帯電話のレンズが曇ってしまったような写りですが、私の娘の結婚式の支払いに銀行へ持ち込む前に名残を惜しんでの一枚です。かなり長い間冬眠していた帯封つき札束のためか、新しい認証シールのない旧一万円札ですが、永遠の別れのためか中々離れられない一日となりました。

 たかだか一瞬の結婚式に費やすのは本当に勿体無く、私なら簡素化して残していきますが、この金の怨念から娘夫婦の貧乏生活が続く事にもなり、さりとて「今日が締め切り」と家内から何度も催促されで渋々出向いた銀行で、現金を持ち込みながら振込みさえ簡単にできない現実に同行した知人もびっくりです。

 結婚式場から届けられた振込用紙に娘婿の名前が記されていた事から、本人との関係を問われ、新婦の父親と名乗ったものの、本人の同意書か証明できるものが必要と言われ、支払うのは私と言ったものの、銀行から次々と質問され、知人が「カードで振り込めば」との声に、「10万円以上はカードで振り込めません」との話である。もっとも、私は銀行のカードを一度も使った経験がなく、暗証番号も使い方すら判らないのですが…

 何度も娘や結婚式場と連絡を取り合う姿を見て、銀行の案内係の女性が、振込み人の欄に私の住所氏名を加える事で銀行の同意を取り付けてくれたものの、連休後の月曜日のためか銀行は利用者で満杯となっており、現金を振り込むのに1時間半を超える展開となりました。

 さて、本日はこの他に、郵便局で満期となった三男の学資保険の受け取りにも出向く事となっており、受け取った満期返戻金で進学する学校の学費を振り込む役目も言い付けられており、銀行から郵便局に走ったものの、貯金の窓口は複数あるものの、保険の窓口は一つだけで、客との応対が延々と続いており、待たされる事30分で私の番になりましたが…

 契約が私の名前になっている事から、何も判らずに出向いただけでしたが、途中で保険金の出し入れがあったとの事で、理由を聞かれても判りません。家内に電話をいれて聞き、窓口と協議となりますが、結局は満期返戻金は2週間から3週間ほと先に口座に振り込まれる事になり、それでは息子の学費が支払えません。

 娘の代役で出向いた銀行での出来事は当方の問題であり、最近の振込み詐欺の多発から当然の措置かもしれませんが、毎月保険料を払い込んだ郵便局の簡易保険は、元々が職員の熱心な勧誘によって契約したもので、本来であれば契約した職員が満期となった現金を持って来ても良いと思うが、窓口に本人が出向かないと支払われない事から私が出向いたのであるが、本人が出向いても現金がもらえない現実に…

 「どうなっているんだッ」と大声で怒鳴り倒したい心境だが、私の後に続く人々の存在からそのまま郵便局を後にしたが、保険の満期の支払いがこんなに時間がかかって面倒な事とは、今まで他人事として聞いていた現実を我が身で体験する一日となりました。
                                      3月23日の一言