数日前に四国の地図を購入した事から、地図の上から四国遍路が始まりましたが、実際には6月下旬から出発する事が決まっているものの、知人が四国を巡拝する情報を耳にすると今からでも飛んで行きたい心境におそわれます。

 今年は5月3日から5日に高野山で行われる『春季結縁灌頂』に参加する予定を立てておりますが、家庭内の温度差が高くなり、私が真言密教に魅かれれば魅かれるほど、家内は逆に「貴重な休日だから…」と連休で交通渋滞が予想できることから敬遠気味でもあります。男女同権とか女性の勤めが当たり前の世の中になっていますが、仕事に疲れて考える気力も無くしている位なら、仕事を辞めても良いように感じるのですが…

 さて、私が四国遍路を心のよりどころにし、平成13年から巡拝を始めて19年に四国霊場会から「公認先達」の補任を受けているにもかかわらず、これはあくまで私個人の事柄ゆえに、そのこと自体を知らずして私に四国遍路のウンチクを話し続けられる人も存在します。

 知らずして意気投合して話していると、あまりにも簡単な四国巡拝に「なんだかオカシイな?」と感じはじめると、相手の四国遍路は四国ではなく、愛知県の知多半島を巡拝する「知多四国八十八ヵ所」の話で、今年開創200年(実際には1824年開場)を迎えていることから話題を耳にする事が増えました。

 「四国は大変だから」の言葉は共通であるが、私は愛知県からは四国自体が遠い事と、四国4県と広い範囲に点在する寺(全行程約1450キロ)そのものの参拝路の厳しさに、昨年から加えた修業の厳しさも含めて語っていると、知多は1時間もかからない知多半島内にある事から、「車の乗り降りが続くので大変」なんて言葉が返りあきれてしまいます。

 愛知県は知多半島の八十八ヵ所が近い事から、「四国にはもう行って来たよ」と既に四国遍路を経験済みとの声をよく耳にしますが、「新四国」や「知多四国」と題する霊場名から、本物の四国遍路も同じように話される人が多い事が残念でもあります。

 かつては、「知多は四国じゃありませんよ」と全てを否定していましたが、近くゆえに参拝は容易であり、全行程は約200キロとの事ですので、歩き遍路や自転車による遍路も可能な事から、最近では健康のためにもぜひ体験してみようかと考えるようになりました。

知多四国八十八ヵ所⇒ http://sinzo.web.infoseek.co.jp/aruku/tita/tita.htm

 本日は久しぶりに『納経帳』を持ち出し、『先達経典』や『檀信徒必携』を読み直し、パソコンの前に置いたラジカセから高野山真言宗在家勤行次第を流し続けた事から、この書き込みまで日時をまたぐ展開となり、朝までが限られた時間となってしまいました。
                                 4月29日の一言