新型の豚インフルエンザが神戸市内の高校生に感染して発症しており、同じ高校の生徒にも感染している事が報じられてきたが、この高校生は海外との接点もない事から、この地域ではかなり広範囲にウイルスが拡散されている可能性も高く、今後の対応は他人事ではないが自己防衛も重要だ。

 私のような医学と無縁の者でも、メキシコからアメリカに拡大した頃から予想したような結果だが、国際化社会の中で限界はあるものの、中国はメキシコ政府から非難されても、水際で厳しい入国制限を行っており、結果論はさておき政府の人権に配慮した甘い対応がなかったとは言い切れない。

 考えてみれば、ウイルスに感染しても発熱や症状が出るのには一週間程度の潜伏期間があり、新型インフルエンザに感染した海外からの旅行者や帰国した人を、空港で見分けて進入を阻止するのには限界がある。

 今回の国内感染は感染した源が確定してはいないものの、確実に国の検疫をすり抜けて国内にウイルスが侵入した事はまぎれもない事実であり、舛添厚労相は記者会見で「国民の皆さんは正しい情報にもとづき、どうか冷静に対応頂くようお願いします」と述べているが、事態が悪化しても繰り返される会見に進展はなく、責任感すら感じられないのではないか。

 私は4月25日の一言に、「豚インフルエンザ・メキシコへは渡航禁止にすべきだ」と記し、メキシコとアメリカへの渡航制限を記したが、少なくとも厚生労働省あたりは両国から帰国するか来日した人々との間に確実に連絡できる方法は取るべきだったと思われる。

4月25日の私の一言↓
http://blogs.yahoo.co.jp/s281218/40083277.html

 感染源が特定できないので間違った事は言えないが、確実に海外との接点のない高校生が感染して発症した事は、すでに神戸市内では多くの感染が疑われ、感染源となった人物が観光客とすれば、国内の観光地に飛び火している可能性も高く、舛添厚労相も全国に非常事態との認識を示すべきではないだろうか。

 神戸市では生徒が発症した高校がある灘区など3区の全市立小・中・高校と幼稚園を7日間休校と決め、私立の学校にも要請するだけでなく、神戸まつりやイベントも中止するなど、全市的問題となっているが、神戸を訪れる人まで規制はされておらず、このまま国内にウイルスが拡散される可能性は高い。

 さて、この事は他人事ではなく、昨年4月に結核患者の接触者となった私の経験から、津島市議会でも一般質問で取り上げたが、インフルエンザや感染症などについてはまったく無防備で、患者が風邪と思って診察を受けても、医者から風邪薬が処方されるだけで、体力のある人は薬局で市販薬でも済ませている現実から改めて厳しい対応を求めていきたい。
                                   5月16日の一言