厚生労働省は新型インフルエンザに対するワクチンを年内に2,500万人分用意できると発表したが、感染症の専門家のなかには医療現場の医師や看護師などを優先すると、一般市民まで利用できるか疑問の声もあり、旧来の強力な季節性インフルエンザのワクチン接種や、処方によって患者が異常行動を示すとされるタミフルの使用など、多くの問題点も山積する。

 新聞報道でも、数日前までは国内の感染者数が420人などと報じられていたが、千葉県や福岡県など全国各地に飛び火し、正確な患者数についても自信を持って記せないのではないか。
 愛知県においては、現在3名の感染発症が報告されているが、ウイルスに感染したまま野放しになっている人の可能性も否めず、神戸や大阪から発信された経済的悲鳴による国の規制緩和によって、このまま全国にウイルスが蔓延していく可能性も高い。

新型インフルエンザの報道↓
http://blogs.yahoo.co.jp/s281218/40827256.html

 国の規制が緩められた事から、私の住む津島市でも小中学校の修学旅行を中止や延期せず、予定通り実施すると発表して実施しており、私は延期や中止の議論や決行を発表した経緯について議会で質問したが、明らかに国の厳しい対応に反発した大阪府知事などの発言によって、新型インフルエンザに対する危機感は低下し、事実上蔓延することを前提としてしまっており、千葉県船橋市の中学校は修学旅行に出かけた岩手県で感染しており、健康で身体の頑強な人が感染すると、医療機関にも出向かないままに大量にウイルスがばらまかれ、全国に蔓延する日も近そうである。

 さて、添付した情報でも判るように、関西で新型インフルエンザが広範囲に拡大した理由は、5日に患者が受診していながら18日まで検体の検査もされずに野放しになっていた事が原因だが、感染して発症した患者がありながら、地方自治体は全くの無策であり、県や国の問題としか思われていない旧来からの対応への反省が急務でもある。

 私は風邪で病院に走った経験はほとんどなく、薬局の風邪薬「ジキニン」と頭痛薬「ケロリン」でほとんど治まるが、過去の経験からは風邪でも症状の自己申告で薬が処方された事から、薬局や開業医にも意識改革が必要かもしれません。

 一方で、全国には病気を抱えて苦痛の日々を送っている人も多く、患者の集中する病院の待合室で感染する可能性や、私の娘も妊娠中であるが、感染することによるダメージの大きい人々への配慮が希薄である認識は低い。

 愛知県では数年前から東海沖地震や東南海地震の危険性から、防災ボランティアの養成に大々的に予算を計上し、自主防災組織が各地に立ち上がったが、何時発生するか判らない自然災害への危機感を持続させる事の難しさが実感させられ、予算の先細りに悩まされている組織も多い。

 新型インフルエンザについても、自分の地域で発生していない事から、先の心配は「お節介」や心配性のように思われるが、病気で5年も高校に通った自身の経験や、昨年経験した結核患者との接触者でありながら放置されたままの保健所の対応を考えると、「自分の事は自分で守る」災害と共通する意識で臨むしかなさそうでもある。
                                 6月10日の一言