テレビから流されてきた名古屋市の広報番組を見て、ひったくりが連続して社会問題となっているとは言え、放映された内容は極めて街のイメージを低下させ、判りやすい演技のためとは思うものの、キャッチフレーズが良いだけにもったいない映像でもあった。

名古屋市の防犯キャッチフレーズ
『ひったくり被害にあわないために、いま一度「Bag(バッグ)・Back(バック)・Bike(バイク)」の“3つのB”に気をつけましょう』

 3つのBについては、Bag(バッグ)はカバンを道路側に持たない事、Back(バック)は自分の後方に気をつける事と、バイクに注意する事の3つであるが、バイクのほとんどは犯人ではなく、後ろをキョロキョロ見て歩くのも不審人物と思われ、犯人がお構いなしに犯行に走ると危険なため抜本的な解決策を議論する必要に迫られている。

 ひったくりは連日のように起こっており、本日の朝刊にも名古屋に隣接する尾張旭市で発生した昨日の事件が報じられているが、「黒っぽいバイク」に乗った白いヘルメット、緑色のジャンパー、黒いズボンなどと犯人についても記されているものの、連日の事件から犯人が逮捕されたとの記事は見当たらない。

 やりたい放題の犯行はほとんどが若者の犯行で、複数の犯行もある事から、同世代の若者の情報から犯人を絞り込む事も可能と思われるが、未解決のままにひったくりを繰り返させる事は、より悪質な犯行に発展させる可能性もあり、犯罪の抑止のためにも全力での捜査に期待したい。

 しかし、現実は警察の捜査もひったくりについてはほとんが実施されておらず、交通違反などで取り調べた若者に尋問する程度で、間違った尋問や取調べは人権問題に発展する可能性から、ほとんどの捜査が進捗しておらず、被害者の中には調書の時間が長い事や犯人が捕まらない事から無届けとなっている事件も存在する。

 一方で、自転車の盗難も増加の一途をたどっているが、これについても警察は具体的な捜査を行なっておらず、捕まらないことから一度が二度になり、犯罪の意識も希薄となって自転車の盗難が罪の意識もなく続いていると思われる。

 微罪で警察が後回しとしている犯罪が大きな事件に発展する可能性と、転勤が当り前となり、かつての警察のように地域と顔馴染の警察官もいない事から、情報不足を補う事と、事件が増加して軽微な犯罪に手が廻らぬ現実を解消するには地域の人々の協力が欠かせなくなっているのではないか。

 かつて大型オートバイを盗まれた同級生が、警察に届けたものの探してもくれない事から、私に犯人探しを依頼した事があり、当時は若者の情報によって一日で探し出した事があった。自転車の盗難についても、駅やバス停を調べ廻して探し出した事もある。地域力には可能性も高い。
                                   7月5日の一言