本日はホームヘルパー養成研修会の実習があり、愛西市にある特別養護老人ホームで介護実習を受ける一日となりました。施設内の状況を知らずに訪問したために、早朝より精神的プレッシャーを受けるとともに、昼休み以外は座る事もない現場の環境に肉体的苦痛も感ずる一日でもありました。
朝一番で配属されたフロア-全員で前任者からの引継ぎとミーティングがあり、担当する部屋に戻って入所者の各部屋の掃除を済ませてからシーツ交換とオムツ交換を終えると昼になっていました。
はじめに担当するフロア-の皆さんに私の紹介があったものの、担当する方々の状況についての説明はなく、作業する中でどうやら全員に認知症(もの忘れ)がある事は判ってきました。
ただし、どの程度の認知症かについては全く判らず、担当する入所者8名と2日間のデイサービスの2名の相手をするうちに、ほぼ全員がかなり大きな認知症であることが認識されたものの、担当される職員の方々のように毎日接していないために、会話すらどこまでが本当の話なのか判りません。
「〇〇さん、何処に行くの?」、「うん、娘が来るから見にいくの」、「娘さんはまだ来ないよ」、「それでも判らんといかんから…」、「いいわ、来たら呼ぶから」なんて2日間のデイサービスのおばあちゃんと職員の会話が繰り返される。
精神的プレッシャーと前記しましたが、忙しい介護現場の中で、研修とは言え私が何も間に合わない見物人である事と、自分の両親ですら肌を洗った経験もない私が、認知症の高齢者とは言え、目前でオムツを交換されていく現場では、入所者の方々と目を合わせる事もできませんでした。
午後はミーティングの後で入浴介助の現場に立会いましたが、全員が車イスでオムツを着用されている方々でした。寝たままで風呂に入れる最新機器とは言え、車イスから衣類の着脱とベッドへの移動は女性2人の細腕が頼りで、力を持て余す私も入所者に万が一のケガでもあったら困るため、ベッド周辺の雑巾がけと下働きが延々と3時間続き、これでも肉体的苦痛と感ずるのに、担当する3人は黙々と仕事をこなしていかれます。
「〇〇さん、何処に行くの?」、「嫁さんは来ているか…」が繰り返され、「昼過ぎにならないと」が「2時に」から「4時にならんと」となり、たえず外が気になるおばあちゃんですが、本日の朝来たばかりで明日までは帰れないのです。
一番元気で歩けるこの人でも、「おばあちゃんは何歳ですか?」と問うと、即答ができずに「この人と同じだわ」の返事に、「じゃー、28歳」と言うと、「私はもうちょっと若いけど」なんて言葉が真面目に返ってきます。
十年ほど前の話となりますが、認知症の始まった私の恩師が毎日施設に通所する事になりましたが、自宅に訪問した私に「ワシは相談役で顔を出すだけだから」と、施設に出向く理由付けがされていた事に、地元の大物校長だけにさすがの理由と感心した日々が蘇えってきました。
さて、認知症の高齢者になると私のように男性とか女性なんて意識もしておれませんが、90才を超えた男性入所者が介助者を大声で怒鳴り、食事も不味いと投げ捨てる行動には、家族でも手に負えない現実と、それに対応していく施設の女性軍の逞しさを感じずにはおれませんでした。
7月16日の一言
朝一番で配属されたフロア-全員で前任者からの引継ぎとミーティングがあり、担当する部屋に戻って入所者の各部屋の掃除を済ませてからシーツ交換とオムツ交換を終えると昼になっていました。
はじめに担当するフロア-の皆さんに私の紹介があったものの、担当する方々の状況についての説明はなく、作業する中でどうやら全員に認知症(もの忘れ)がある事は判ってきました。
ただし、どの程度の認知症かについては全く判らず、担当する入所者8名と2日間のデイサービスの2名の相手をするうちに、ほぼ全員がかなり大きな認知症であることが認識されたものの、担当される職員の方々のように毎日接していないために、会話すらどこまでが本当の話なのか判りません。
「〇〇さん、何処に行くの?」、「うん、娘が来るから見にいくの」、「娘さんはまだ来ないよ」、「それでも判らんといかんから…」、「いいわ、来たら呼ぶから」なんて2日間のデイサービスのおばあちゃんと職員の会話が繰り返される。
精神的プレッシャーと前記しましたが、忙しい介護現場の中で、研修とは言え私が何も間に合わない見物人である事と、自分の両親ですら肌を洗った経験もない私が、認知症の高齢者とは言え、目前でオムツを交換されていく現場では、入所者の方々と目を合わせる事もできませんでした。
午後はミーティングの後で入浴介助の現場に立会いましたが、全員が車イスでオムツを着用されている方々でした。寝たままで風呂に入れる最新機器とは言え、車イスから衣類の着脱とベッドへの移動は女性2人の細腕が頼りで、力を持て余す私も入所者に万が一のケガでもあったら困るため、ベッド周辺の雑巾がけと下働きが延々と3時間続き、これでも肉体的苦痛と感ずるのに、担当する3人は黙々と仕事をこなしていかれます。
「〇〇さん、何処に行くの?」、「嫁さんは来ているか…」が繰り返され、「昼過ぎにならないと」が「2時に」から「4時にならんと」となり、たえず外が気になるおばあちゃんですが、本日の朝来たばかりで明日までは帰れないのです。
一番元気で歩けるこの人でも、「おばあちゃんは何歳ですか?」と問うと、即答ができずに「この人と同じだわ」の返事に、「じゃー、28歳」と言うと、「私はもうちょっと若いけど」なんて言葉が真面目に返ってきます。
十年ほど前の話となりますが、認知症の始まった私の恩師が毎日施設に通所する事になりましたが、自宅に訪問した私に「ワシは相談役で顔を出すだけだから」と、施設に出向く理由付けがされていた事に、地元の大物校長だけにさすがの理由と感心した日々が蘇えってきました。
さて、認知症の高齢者になると私のように男性とか女性なんて意識もしておれませんが、90才を超えた男性入所者が介助者を大声で怒鳴り、食事も不味いと投げ捨てる行動には、家族でも手に負えない現実と、それに対応していく施設の女性軍の逞しさを感じずにはおれませんでした。
7月16日の一言








