夏には終息すると思われていた新型インフルエンザだが、感染の拡大が継続するだけでなく、ついには感染者から死亡者が出て、本日は名古屋市から全国3人目となる感染による死亡者が発表された。

 新聞報道によれば80代の女性とあるが、13日に入院して一週間後に亡くなるまでに、入院先で治療にあたっていた医師1名と、看護師3人だけでなく、入院患者3名も感染した疑いが強く、病棟への新たな入院は中止されたものの更に拡大する可能性も高い。

 対象となる女性は海外渡航歴どころか、病院に搬入されるまで名古屋市内の介護施設に入居しており、介護施設では他に感染の症状を訴える入居者はいないとの報告だが、女性が感染したのは介護施設以外には考えられない事から、感染源の確認作業を怠ってはならないと思う。

 新型インフルエンザは感染力は強いものの、症状そのものは軽い事から、大阪府の橋下知事などが地域経済の落ち込みから規制の軽減を訴え、国の厚生労働省も規制と監視を緩めた事が、全国の地方自治体の対応にも影響し、私の住む津島市でも6月議会の私の質問に対しても、秋以降の問題として集団感染の恐れが強い小中学校でも何ら予防策はとられてこなかった。

 最近では感染した患者の情報もあまりの多さからか新聞にも掲載されなくなり、津島市内で感染した市民が2名あると報じられた後でも、感染を心配する市民の問い合わせにも、感染者の個人情報になるとの判断からか、感染者の住む地域すら説明がされなかったと聞いた。

 私が心配に思う事は、個人情報に敏感になる事によって、行政が感染者の情報を公開しないことから、不用意に感染源に近づき感染してしまう事で、夏休みには中学校や高校のスポーツ交流や大会がさかんに行なわれている事から、国が想定した秋に入るまでに大量な感染者が拡大し、心臓病や糖尿病の持病のある人や、高齢者や妊婦などに感染すれば命取りにもなりかねない。

 さて、全国的にはプロ野球の日本ハムの選手や、高校野球の選手にも感染して、対象者を欠場させるなど試合や大会にも影響が出ているようだが、例年より早い流行の可能性は高く、過去の慣例に惑わされず過去とは違う対策と対応を考えないと、私の母親や私自身も含め、家族や生れたばかりの初孫も被害者になりかねない。

 こんな時にも、「かかっても心配することはないんじゃないの」と、自分が健康で体力のある若者である事から、感染を心配しない人々の存在があり、こんな慢心から感染が拡大しない事と、感染後のリスクの高い人々への対応も急務である。
                                 8月19日の一言