本日は「第4次津島市総合計画」に対する市議会の調査特別委員会が開催され、行政側の説明を受けたが、行政だけでなく、昨年には市民意識調査を2回開き、10回にわたって策定市民会議を開いて議論してきた結果だけに、委員会でも特別反対する意見は出ませんでした。

 しかし、この総合計画に記されている10年後の人口を現状と同じ6万6千人と想定している事に対しては、かつての委員会でも異論が出され、私も議会本会議で一般質問とした事があったが、たとえ人口減少が今後の日本の傾向とは言え、津島市が名古屋市から30分の距離にある事から、都市計画として考えれば街の規模として理想と思われる人口を設定してから、諸計画を肉付けすべきと私は思う。

 一方で、減少する人口分をカバーして新たな転入者で現状の人口を維持するとしているが、農家や分譲住宅に親だけが残され、子息が転出し続けて高齢者ばかりの地域となっている事を放置して、新たなマンションやアパートに若者を転入させて人口維持をさせても街は活性化しないと思われる。

 私は生まれてから一度も、育った地域を離れようと考えたことはないが、男子の同級生でも半数は市外に転出しており、戻ってくる気配はない。そうやって考えてみると、地元の市議会議員でありながら、転出した人々に転出先よりも誇れる魅力と経済的利点を示されない現実がある。

 公設公営にこだわって順調に経営改善が図られている市民病院も、名古屋に住む人々を満足させられるだけの医療機関や医療連携には至らず、公共交通の便についても自家用車が不可欠となり、子育て支援や教育環境が良いわけでもない。

 ここまで記すと魅力も味気もない街と思われるが、市内の大部分が家の建てられない市街化調整区域である事を考えると、都市型の街づくりとは違った魅力を考える必要がありそうである。

 「津島市には本当に感謝している」とは、津島市から名古屋に嫁いだ女性が発した一言で、津島市に1人残した母親への配食サービスなど、名古屋市のような大都市では考えられない手の届くサービスに感謝して、母親が亡くなった時には香典の一部を市に寄贈されたと聞いた。

 全てを優等生にするのは難しいが、何か一つだけでも他市より誇れる施策を考える事は可能である。私たちが市民主導で進めている福祉輸送もその一つになる可能性は高く、苦痛からグチとストレスを蓄えてきたが、しょせんは1人の力と背伸びしないこととしたい。
                                 8月21日の一言