覚せい剤取締法違反で逮捕され拘留されていたタレントの酒井法子(本名・高相法子)さん(38)が逮捕されてから40日ぶりに保釈され、当日のテレビは勿論だが新聞各紙も大々的に報道し、全国に酒井さんの謝罪会見と涙ぐむ姿が発信されてきた。

 前日に夫である高相(たかそう)祐一被告(41)が保釈されているが、何ら記者会見も行なわれておらず、有名人であるから当然との声もあるが、何故に夫人である酒井被告は涙まで見せてマスコミの前で謝罪する必要があったのか。

朝日新聞関係記事↓
http://www.asahi.com/national/update/0918/TKY200909170506.html

 罪を犯したとは言え、これだけ連日報道され、世の中の一番極悪人のように扱われ、所属していた事務所代表者から「解雇し、二度と復帰させない」と発言されたにもかかわらず、保釈後の記者会見に所属した事務所の副社長が同席したのは何故か。

 引退するのであれば精神的な苦痛を感ずる保釈直後に謝罪会見をする必要もなく、解雇したサンミュージックの相沢副社長が同席して謝罪するのは、復帰を前提にしているとしか思われず、まるで彼女は生活力のない道楽亭主のために働かざるを得ないかのように思われて哀れにも見えてくる。

 私は特別に彼女のファンでもなく、彼女の芸能界復帰に強い期待を持っているわけではないが、本人もテレビカメラから全国に涙の謝罪を行なっており、罪を償って反省してやり直せば復帰するのも自由であり、ましてや違法な犯罪とは言え、第三者に危害を与えた犯罪ではなく、自己破産して周りの人々に被害を与えても国会議員としてまかり通り、刑事被告人を国政の要職に就ける内閣を考えればマスコミの対応は異常としか思えない。

 清純派と言われた彼女だが、親や兄弟が暴力団関係者と報じられ、庇護すべき亭主には庇われることなく罪を拡大された挙句に、凶悪犯人でも顔を隠して移送されるのに、保釈を多くのカメラに待ち構えられ、今後の生活にもマスコミの監視が続くのである。

 私が亭主か親なら、法律によって司法の判断に従って罪を償わせるかわりに、引退させてマスコミには取材どころか写真も個人のプライバシーとして撮影させないと思う。もっとも、こんな話も赤の他人の私が論ずることではないが、マスコミにはもっと厳しく指摘すべき対象があり、有名人の犯罪と言えどもそろそろ見守る寛容さも必要ではないだろうか。
                                    9月18日の一言