http://www.asahi.com/national/update/0522/NGY201005210037.html
 
 本日の新聞報道であるが、四日市市議が「不謹慎な発言」と自身のブログの内容を謝罪するとともに、書き入れた記述を削除したとある。民主党に所属しながら宮崎県や国をバカと表現したのは問題とされるかもしれないが、私は批判メールやネット上の掲示板の批判にさらされて記事が削除されたとしたら残念で堪らない。
 
 「腹を切って死ぬべき」との記述は鵜呑みにすれば問題かもしれないが、市議の記したブログ本文を読んで、私は共感する部分もあり、特に市議が畜産の牧場主の子息であり、自らも大学の獣医学部の卒業生であることを考えると、貴重な発言とも思えてくる。
 
 国は口蹄疫(こうていえき)に犯された牛を食べても害はないと言っており、感染しても治るとの記事を見た事から、「なぜに殺す必要があるのか」との疑問を私は持っていました。
 
 確かに畜産業全体の損得勘定では、感染地域の牛を全頭薬殺して埋めて封じ込めば簡単であろうが、数十万頭と言われる牛や豚をそのまま埋めた土地の将来の環境を考えると、ブランド牛や豚の感染を防ぐためとは言え、国に問題がなかったとは思えない。
 
 本日の報道では宮崎牛のエース級種牛の一頭も感染し本日中に薬殺されるとあるが、薬殺処分される牛にもワクチンを接種して感染を遅らせようとしているが、何ゆえに感染する前の元気な牛にワクチンを接種してこなかったのか疑問で、本日の報道でも「ワクチン接種は補償の面で交渉が難航していた」とあり、畜産業界のことが判らない私には疑問だらけである。
 
 本年3月の事ですが、このブログで和歌山県のイルカ漁について取り上げた事があり、私のブログにしては珍しく10人のコメントが寄せられていましたが、過去の一言でニワトリ一羽が殺せない我が家(養鶏)の記憶も記しており、想像できない大量の牛や豚が殺されて埋められる事の理解すらできません。(下記参照)
 
○昨年2月のニワトリの記事⇒ http://blogs.yahoo.co.jp/s281218/39130442.html
 
 そんな事も回顧しながら、今回のブログ削除に至った記述内容を読みましたが、この記述に対して一千通を超えるメールが殺到したことと、その内容についても批判ばかりだったとは思えない事から、自由な発信や表現のためにも検証が必要と思われます。あえて削除された記述をここに添付して、皆さんにも考えて欲しいと願います。
 
2010/05/20 21:42 四日市市議会議員 諸岡覚 公式ブログ 「戦ふ最前線DX」
 こうていえきと言えばおじさん世代はユンケル黄帝液を思い浮かべる。私も昔はよくお世話になっていた。あれは効く。二晩くらいは徹夜ができた。最近徹夜することもないので、飲まないが。
 さて、最近話題の「口蹄疫」。オフィシャルサイトには時々書いているので、ご存知の方も多いと思うが、私は牧場主の息子であり、日大農獣医学部の卒業である。よって、非常に興味深くニュースを見ている。はっきり言って、県も国も最悪だヽ(`Д´)ノ
 第一義的に県が悪い。本来、病畜の監督責任と処置権限は県(知事)にある。第一号の感染牛を見逃して一ヶ月近くも放置した県は、万死に値する。2月から国が警戒注意を呼びかけている最中に、畜産業が盛んな県の保険所が、あんな判りやすい病気を「ただの発熱」と処理をした。バカじゃないかと。そして気が付いたときには県の手に負えなくなっていて、なすすべもなく国に対して援助要請。
 ここまで放置していた県もバカであるが、県から要請を受けても放置していた国は同等のバカだ。パンデミックが始まっているという認識がまるでない。マスコミは国が悪いとか県が悪いとか言っているが、私の感性ではどっちもバカだ。畜産農家はやってられない気分だと思う。畜産業界のはしくれにいた立場の人間として、大きな声で言いたい。
県知事と農水大臣は腹を切って死ぬべきである!!
 
 何が最善か私には判りませんし、ニワトリ1羽を殺して食べた光景が未だに忘れられずに鶏肉も食べない私とは考えも違うとともに、生まれたばかりで母親の乳を飲んでいる子豚も殺してしまう事が最善とは思えません。
 
 もちろん苦汁の選択で好んだ選択でない事は十分に理解できますが、全ての牛や豚を薬殺して埋めるしか方法がないとは思えず、人間に食べられる運命にある家畜とはいえ牛や豚が品物のように殺されて埋められるのを見たくはありません。
 
 国の補償なんて事が前提となっているようですが、私の素人考えが正しければ、健康な牛や豚にワクチンを予防接種しておけば口蹄疫は防げたのではないか。もし、そうだとすれば、添付した記述の批判より畜産業界の本音が聞きたいものである。
                                  5月22日の一言