常用漢字196字追加 文化審が答申 6月8日朝日新聞朝刊 
                    http://www.asahi.com/national/update/0607/TKY201006070149.html
 
 常用漢字が大幅に増えた事に対して、教育現場からは授業時間が減る中で、生徒に漢字を覚えさせる限界があると反対の声もあり、「淫乱」の淫の字まで必要ないとの指摘や、「手書きから、コンピューターを使う時代になった中では増えるのは当然」との識者の声もある。
 
 岡山県の「岡」や大阪市の「阪」の字など、常用漢字でなかった事が不思議に思われるような文字もありまかすが、「挨拶」や憂鬱の「鬱」や語彙(ごい)の「彙」など手書きの難しい漢字も入っており、必ずしも義務教育の教科書で教えなければならないとは思えない。
 
 一方で、私の大鹿の「鹿」の字も今回の追加に入っており、今まで常用漢字に入っていないとは思ってもおらず、「おおが」さんとか「おおじか」さんと呼ばれた事もある事から、追加で少しは読み間違いも減るのかもしれません。
 
 ただし、私も小学校の頃に「大」は早くから書いていたものの、「鹿」については漢字が難しくて暫くは書けなかった事から、常用漢字は全て義務教育の中学校卒業までに教えなければならないとすると、「鹿」はまだしも前記した「憂鬱」や「毀」、「麓」、「遡」など子供たちの負担になる事は間違いがありません。
 
イメージ 1 もっとも、私の恩師の名前は漢字上も存在せず、戸籍上は存在していましたが、「長谷川丈夫」の「丈」の右上に付点「丶」がついて「たけお」と読み、「文夫」(ふみお)とか「犬夫」(いぬお)と間違われると言われ続けたが、恩師の一字を取った書道会の「神守丈友会」も本当は、「丈」の右上に付点があり(右の写真)、筆では書き込めても辞書やパソコン上では存在しません。
 
 さて、簡単な文字でも私の名前「一八」については、「いっぱち」とか「かずはち」さんと言われる人もあり、常用漢字に限らず人名は読み方も難しく、簡単な文字でも相手を困らせない配慮も必要です。
 
 今回の常用漢字の追加分の中には、中国崔子玉の座右の銘にある曖(あい)など、弘法大師の残された文字も多数含まれており、私は漢字としての身近な魅力を感じましたが、自分の子供時代を振り返ると漢字テストは苦痛となっていた事から、生徒に苦痛とならない教育にも配慮が必要と思います。
                                    6月9日の一言