本日の新聞やテレビニュースでは、森喜朗元首相の長男で石川県議会議員森祐喜容疑者(45)が、酒気帯びの道路交通法違反の疑いで逮捕されたと報道され、森元首相の謝罪のコメントも報じられている。
 
 森容疑者は今年3月に県会議員に再選されて2期目との事だが、今年7月に行政視察で石川県能美や小松市を訪れた際には、街中には森元首相のポスターが溢れており、地元の篤い期待も実感させられたが、飲酒運転に対してこれだけ厳しい批判がある中での事件だけに、自覚もない愚息の事件は森氏の後継にも影を落とす事となりそうだ。
 
森・元首相長男の石川県議、酒気帯び運転容疑で逮捕
        http://www.asahi.com/national/update/0807/OSK201008070103.html
長男の酒気帯び運転容疑、森元首相「慚愧に堪えない」
        http://www.asahi.com/national/update/0807/TKY201008070209.html
 
 さて、三重県鳥羽市の志摩半島と愛知県田原市の渥美半島を結んでいる、伊勢湾フェリーが廃止されると発表されていましたが、三重県と愛知県に鳥羽市と田原市が株式の一部を引き受けて存続される方向性が示されました。
 
伊勢湾フェリー http://www.isewanferry.co.jp/
 
 ただし、現在の株式は名鉄と近鉄が50%ずつ出資しているが、両社はすべてを売却して経営から撤退すると発表しており、行政の出資比率は高くならないと報じられていることから、昨年度までに21億円を超える累積赤字がある事を考えると、目先の存続策だけでは乗り切れない可能性も高いと思われる。
 
 この伊勢湾フェリーも、かつては鳥羽市(志摩半島)と伊良湖岬(渥美半島)を結ぶ航路だけでなく、愛知県の知多半島師崎(もろざき)港や、常滑市の中部国際空港へも航行しており、最後に残された航路でもあります。
 
 私も過去に伊良湖岬から師崎港(知多半島)まで、夕暮れまで伊良湖岬に滞在したくて観光バスで渡った経験(私の企画)がありますが、鳥羽市からは車輌とともに渡った経験はなく、愛知県民としては利用価値や魅力もあまり感じません。
 
 これこそ、海上航路の存続問題だけでなく、港と鉄道駅とのアクセスや連携を含めた交通問題全体を議論しないと、航路だけとおもっているとバスや鉄道の衰退にもつながります。
 
 一方で、名鉄海上観光船についても、かつて私の父親の先輩が社長を務めておられたことから、子供時代より人以上に利用させてもらいましたが、名鉄もグループの分社化により、グループの相乗効果が期待できず、航路の存亡も気になります。
 
 
 犬山ラインパークや明治村、南知多ビーチランドなど愛知県の各地に娯楽施設や文化的資産を保存するなど、愛知県の公共サービスを牽引してきた名鉄の業績が厳しい苦境に陥っています。
 
 一度狂った歯車を掛け直すことは難しいと思いますが、かつては県内各地に地元の有力株主が存在し、地域と共に発展してきた歴史から、不採算部門の切り捨てではなく、地元との協議機会を増やして公共交通の復権を目指して欲しいものである。
                                     8月8日の一言