奈良に参拝客が押し寄せ、月に10人程度しか人が訪れなかったお寺に約2千人が殺到したとの記事が朝日新聞に紹介されています。
 
奈良、参拝ラッシュ 平城遷都1300年で特別開帳
                        http://www.asahi.com/national/update/1122/OSK201011220221.html
 
 平城遷都1300年が大々的に宣伝され、全国から観光客が訪れるとともに、各種団体も奈良で行事を企画しており、世界文化遺産となった吉野や高野山も休日は車が殺到して渋滞が続いています。
 
 私自身は、10月に四国八十八ヶ所霊場会の全国大会が開催され、JR奈良駅の前に建つ「なら100年会館」に出向き、2日前に平城京後に建つ朱雀門と大極殿から、薬師寺、春日大社を訪れました。
 
 新聞報道では、「参拝ラッシュ」と記されていますが、薬師寺を例にすれば駐車代金500円と拝観料800円を出して本尊に手を合わせる事は考えられず、参拝ではなく「観光ラッシュ」と呼ぶべきかもしれません。
 
 特に遷都1300年の目玉として秘宝や秘仏の特別開帳が相次いで観光客を集めているが、特別開帳を仕掛けたアドバイザーは「地域ごとにまとまって開帳できれば、今後も奈良ファンを増やしていける」と意気込んでいるようだが、秘宝や秘仏の開帳は一度しか通用しない。何度も訪れたいイメージへの転換が必要だ。
 
 さて、北朝鮮による韓国砲撃に驚かされているが、攻撃された韓国も北朝鮮を挑発する米国との軍事訓練を行なうなど、北朝鮮だけでなく周辺諸国も含めた微妙なバランスの上にあることが実感させられる。
 
 本日の国内では、北朝鮮の砲撃後の情報伝達と政府の危機管理が問題となり、自然災害などにも政府の素早い対応ができるか心配となりますが、奈良の例に学べば「政権のアドバイザー」が必要になっているのかもしれません。
                              11月25日の一言