昨日の朝日新聞夕刊の中にある『ひとえきがたり』に、徳島県JR土讃線の大歩危(おおぼけ)駅が紹介され、無人駅となった駅の助役に任命された2才の柴犬「虎太郎」がシッポを振って乗客を出迎えると報じられている。
7月11日に報じられた記事がもとになっているが、昨年の秋に駅が無人化されたのを機に、近隣のまちおこし6団体が「大歩危駅活性化協議会」を結成し、地元ゆかりの妖怪「児啼(こなきじじい)爺」の木彫りを駅長にして、近所の人が飼う「虎太郎」を助役に任命した。
犬の助役さん就任、児啼爺駅長とコンビに 徳島
無人化された駅の事務室を観光案内所に改装し、地元の住民が駅周辺を掃除するとともに、沿線に桜を植えるなど、案内所の管理や電車の利用者への対応も、できる人が自発的におこなっていると言う。
大歩危駅は、四国でも指折りの秘境である祖谷渓谷にあり、大歩危峡と子歩危峡として全国から観光客の訪れる景勝地で、エメラルド色の吉野川沿いに存在する無人駅といっても特急列車も停車する駅である。
私の住む津島市にも数年前に乗降客の減少により、名鉄青塚駅が無人化され、それまで存在したトイレも管理不能となる事から廃止され、駅周辺の立小便が問題となり何とかトイレが設置されたものの、ただ単に電車を利用する人の通過点で、乗客は減少の一途をたどっています。
「東の玄関として何とか整備して欲しい」との声はあがるが、過去に存在した商店はほとんど廃業し、駅周辺は車のすれ違いもできず、人々の声も電車本来の利便性を求めるものではなく、自動車社会としての要望も多く、住民自ら協力して改善させる機運はなく、行政への改善要望ばかりである。
地方の山奥に存在する小さな駅と住民の協働から学ぶものは多い。乗客の減少による駅の無人化であるが、地域の人々の交通の拠点である事と、青塚駅周辺には商店が存在し、公共施設もある事から、地域ぐるみで駅を考えれば新たな展開も予測できそうです。
さて、1ヶ月前の新聞報道で、大阪和泉市の住民が世話をする羊2頭が河川敷の雑草を食べて、行政の支出する年間125万円と放置されるゴミの撤去料30万円が節約される(羊の管理費は30万円)という話題に魅力を感じました。
この話題を、私はそのまま津島市で実施できるとは思ってはいませんが、そのユニークな発想をヒントにできる施策は多いと直感し、津島市の親しい管理職に話したところ全く関心を示さないばかりか、考える前に「できない」との返事しか返ってきませんでした。
一方で、この話を愛知県の親しい管理職に話したところ興味を示しただけでなく、他地区の先進事例まで示してくれました。地方と言えども、市職員と県職員との意識の違いもヒントですが、田舎でできる事が都会でできず、都会で考えられない施策がおこなわれている現実に、我々は柔軟な対応が必要に思います。
私の議会内での会派は3人で、2人とも30代の若さが魅力ですが、私の取り上げたこんなとんでもない話題(和泉市の羊)に、「一緒に現地に行きましょうか」との一言が発せられ、こんな飛躍した施策を見てみようとする若い議員の存在に久々となる希望を感じました。
9月14日の一言








