長崎県で1800万年前に生息したサイの化石が見つかったと発表されましたが、昨年10月には和歌山県で約7500万年前の白亜紀後期に生息した大型爬虫類の前脚のほぼ完全な化石が見つかり、7月には兵庫県でも前期白亜紀の恐竜が見つかるなど、日本各地より恐竜の化石が発見されています。
 
国内最古級、1800万年前のサイの化石発見 長崎
 
 3日前に織田信長の父親の居城だった勝幡城の辺りを歩いて通りましたが、わずか500年前に建っていた城の場所すら正確に確定できない現実と、過去とは全く無縁の人々が当り前に住んでいる現実を、タイムスリップしたように感じましたが、実感の湧かないほど歴史をさかのぼった土地の下に、白亜紀の恐竜の化石が眠っていると考えると、我家の土中にも過去の遺物が眠っている可能性も否めません。
 
 私たちは先祖伝来の土地として、家や土地の継承にこだわりますが、歴史をさかのぼるとほんの一瞬のことで、我家の土中に化石は無いと思いますが、かつて泳いでいた魚類や海洋植物の化石が土中深くに存在する可能性もあり、我々のこだわりが実に小さいかを実感させられる新聞記事です。
 
 しかし、我家の地下に眠る過去の歴史を想像するのはロマンがありますが、東京電力福島第一原発の事故によって汚染した汚染土の現場保管場を公開する報道を見ると、地面に掘った穴に、袋詰めした汚染物を積み、シートで覆う構造で、ここから「仮置き場」に移し、いずれは「中間貯蔵施設」に移す計画と言われます。
 
汚染土保管場を公開 国の除染、一部で進む 南相馬
 
 報道されたのは南相馬市で 国が行う除染モデル事業の一環ですが、被災地の汚染した地域全体の汚染土をすべて隔離して保存すると考えると、人間の寿命とは比べられない年月を必要とする事から、原子力開発に関わった研究者には、早期に汚染した土の除染技術を開発する責任を課すべきではないか。
 
 白亜紀の化石だけでなく、国内では縄文・弥生時代の遺跡も発掘が続き、遺跡の発掘によって過去の歴史が解明されていきますが、これから千年の時を経て土地を掘り起こしたら、放射能に汚染された汚染土では夢どころか、この時代に生きた人間の恥曝しとなるばかりか、人間の侵してはならない限界を自覚する事も急務と観ずる一日となりました。
                                  1月14日の一言