仙台市の私立高校2年の男子生徒が6日、宮城県警仙台東署に傷害容疑などで被害届を出したと報じられているが、腕に20回以上、たばこの火を押しつけられるなどのいじめを受けており、テレビ画面から発信された腕の画像を見るかぎり、いじめと言うよりも犯罪であり黙視できないものであった。
 
「いじめで根性焼き22回」仙台の男子高校生が被害届
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 7月の三者面談で、担任教諭に腕のやけどの痕を指摘され、生徒は「自分で根性焼きをした」と説明。その後、いじめだったと両親に打ち明けたため、母親が担任に改めて事情を伝えた。だが、高校側は生徒が自分で根性焼きをしたと判断し、退学を促してきたという。生徒は取材に対し、「友達がいなくなるのが怖く、『やられた』とは言い出せなかった。写真も断れなかった」と話している。
 高校を運営する学校法人の事務局長は「生徒からの担任への話や写真シールを撮影していたことから、生徒本人の意思で根性焼きをしたと判断し、『このままでは退学になるかもしれませんよ』と伝えた」と説明。そのうえで「いじめがあったかどうか精査を始めたので、現在は退学の件については保留している」と話した。
 
  報道やネット情報では、男子生徒の母親の話として、同級生がいじめの一部を認めて謝罪したということで、今月3日に学校で話し合いがもたれたものの、その後、学校が「腕の傷によってほかの生徒が動揺する」として、男子生徒に対して、6日までに自主的に退学してほしいと伝えてきたということである。
 
 被害者で救われる必要のある生徒が退学させられるという事態に、世の中は愕然とさせられたと思いますが、被害者の生徒が「自分でやった」と教師に伝えていたことから、事の真意を正しく検証して被害者を救い、私学は加害者を簡単に退学させる傾向にあるものの、是非とも退学させずに更生させてもらいたいものです。
 
 さて、大阪市の橋下徹市長は、いじめ対策として「いじめた側の子どもは学校を移すという方針を打ち出してはどうか」と述べ、いじめの加害者となった児童・生徒を転校させる権限を学校に与える制度を検討するよう要請したと報じられています。
 
「いじめた子は転校」橋下市長、市教委に検討を要請
      
http://www.asahi.com/national/update/0807/OSK201208070109.html
 
 イジメ対策は多種多様な対応が必要と思いますが、現在の学校への通学区は住んでいる住所が基本となっており、学校を卒業後も生活していく場所である事を前提に考えれば、いじめた生徒やいじめられた生徒を転校させて問題を回避するのではなく、いじめは犯罪として対処して再発させない前提が重要に思います。
 
                                      8月7日の一言