昨日の一言に、15年前に愛知県で起こったストーカー殺人犯の少年が反省もなく犯した蒲郡市の再犯事件と、大津市のイジメ事件に関わる少年の犯した事件を添付して、私の所感を書き込みましたが、本日の朝日新聞には問題の中学校で起こったその後の事件で隠匿されていた新たな事実が公表され、学校も教育委員会も、加害者とされる中学生も全く反省せず、真剣に対応されていない事を実感させられました。
 
同級生の担任、小指以外にも4カ所けが 大津中2自殺
 
 昨日の記事では、加害者とされる中学生が、転校した中学校でも他の中学生に集団で暴力を振るっていたが、今回の記事では、加害者とされる別の中学生が今年5月に担任の女性教諭に暴力をふるい、教諭が手の小指の剥離骨折のほか、腹や胸などの4カ所にけがを負っていたことが報じられています。
 
 自分達のイジメが原因で自殺したと遺族に摘発され、大津市だけでなく日本中の教育者や識者を巻き込み、国民全体の社会問題となっているイジメ問題の当事者が、何事もなかったかのように暴力を振るい続けている現実は、暴力を売り物とする暴力団と一緒と思え、関係者の対応が悪いと言うのは簡単だが、加害者と思われる生徒とその家族環境について知りたくもなってくる。
 
 さて、昨年の東日本大震災の被災地にボランティアに出かけた人々から、「こんな悲惨な例は見た事がない」と「歴史上最悪の災害」と言われたことがあるが、規模の大小に違いはあるものの、自然災害の現場は何所も同じで、地震や台風で毎年のように多くの人々の命が奪われています。
 
 被災地の仮設住宅で孤独死する高齢者や自殺する人の存在が気になりますが、世の中にはもっと悲惨な環境で歯を食いしばって生きている人々も多く、イジメられて死んでいく少年や少女については、過去の戦争や災害から立ち直って生き延びた人々の体験をもっと知らしめる必要も感じます。
 
 グアム島で戦後28年間にわたって一人で生き延びてきた横井庄一さんは、母親が離縁されて我家に預けられ、小学校では大鹿庄一の名前をもじって「オーシかツンボかしょういちか」とイジメられた事が自叙伝に記されています。
 
 
 名古屋弁ではオーシは口のきけない障がい者で、ツンボは耳が聞こえない障がい者を指し、当時は出戻った事は生きていけない位の仕打ちを受け、肩身の狭い生活から口数の少ない無口な子供時代だった事から、周りからイジメられ続けられて、女の子たちとしか遊ばなかったと「明日への道」に記されています。
 
 火曜日に、四国遍路のメモ書きが紛失している事が判り、本日は四国遍路の記録をパソコンの「朝日旅行友の会」に追記し、更新されていない「津島の新しい風」や、「横井庄一」関係のHPにも書き入れており、横井庄一さんの戦争で生き残り、一人で洞穴で生き延びた人生を考えると、最近の東日本大震災や、イジメで命を絶つ人々もやり直す前例になれると思いました。
   
明日への道・横井庄一記念館 http://www.kuronowish.com/~oshika18/newpage201.htm
 
 横井庄一夫人から、「主人の味わった戦争の苦しさを考えると…」と言われ、私は「横井さんは生きて帰れたから良いが、私の伯父は沖縄から遺骨も戻っていないし、戦死した場所も判らない」と返したことがあります。
 
 戦争や原爆、空襲で、多くの旧日本兵や民間人が命を奪われ、生き残った人々は歯を食いしばって家を建て直し、世界の先進地と肩を並べる日本になりました。
 愛知県も伊勢湾台風で多くの人々が犠牲になりました。多くの先例を見本として、イジメによる自殺や孤独死から犠牲者を減らしたいものです。
 
 最近は足が遠ざかっている横井庄一記念館ですが、悲惨な戦争を繰り返さない事だけでなく、イジメに負けない命の尊厳と、生きていく原動力になれる例として、新たな発信を続けていく気持ちにもなりました。
 
                                 8月23日の一言
追伸
明日からの3日間は、家族で夏休みの上高地行きとなりますが、今年は相棒も一緒のため、優雅とは言えないサバイバルの3日間ともなります。