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 本日は11月に閉鎖された釜トンネルから、大正池や帝国ホテル、河童橋から、私が上高地で一番大好きな小梨平の梓川のほとりまで歩きましたが、午前中は天候にも恵まれ、暖かい冬の一日を体験できました。
 
 3年前から四輪駆動の乗用車に乗せて、私に同行して閉山後の上高地まで歩いてくれる知人が存在することから、この時期の上高地行きは毎年の恒例行事化していますが、一年目の私は2日後にピンク色の血尿が出て大騒ぎとなり、市民病院で精密検査を受けた苦い経験もありました。
 
 今年は天候にも恵まれて暖かく、風も無かったことと、今年は四国遍路や西国巡礼で足が鍛えられていたのか、足取りが軽かったものの、小梨平を後にして、河童橋、バスターミナルを越し、帝国ホテルにさしかかる頃には凍結した道路に足を取られるようになりました。
 
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   添付したのは、シーズン中にバスやタクシーに行列ができているバスターミナルの観光センター(右)ですが、バスどころか人も存在せず、私がお世話になっていた駐車場の料金所も完全に雪の中で孤立していました。
 
 さて、本日の上高地行きは間違いなく今年最後の上高地となりましたが、今年は4月の開山式から、6月の音楽祭、10月の明神池お船祭りなど、開催されたイベントに参加するとともに、3才になる孫や、80歳となる母親と一緒にテントを買い込んで上高地に滞在し、4月から10月末まで小梨平のテントで油絵を描き続けた渡辺画伯には油絵を頂きました。
 
イメージ 5 本日は午前7時40分に釜トンネルに入り、1時間後に大正池に到着して20分たたずみ、10時にバスターミナルに到着しました。
 
 15分後に河童橋に到着し、小梨平の雪に埋まったベンチの雪をのぞいて、太陽に照らされた焼岳を眺め、穂高連峰の銀嶺を覆う雲がきれるのを待ちましたが、天気予報のとおりに青空が鉛色と化してきたため、名残惜しいものの12時には河童橋を後にしました。ここから釜トンネル通過までは約2時間かかります。
 
 写真を撮るためには、テントを持参してでも1泊したい心境ですが、冬の上高地の環境は厳しく、本日も風の音がジェット機のエンジン音のように吼え、午後から舞い出した小雪が吹雪きはじめました。
 
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 凍結した路面は靴底のスパイクを通して足裏を打ち、誰も入っていない雪の中に入ると50センチほど足が沈み、スパイクを取れば氷上を滑って転倒しますから、行きたい所があっても好き勝手には入っていけません。
 
 閉鎖後の上高地には利用できるトイレも限られており、大正池ホテル横や小梨平キャンプ場位しかありませんし、転倒してケガをしてもホテルや売店をはじめとして、保守工事の関係者以外は誰も駐在していませんから、単独行動は禁物です。
 
 閉鎖後の上高地の魅力は、観光客がいないため無音の体験ができ、梓川の川の流れと、木々から落ちてくる枝や、木々や建物から落ちる雪や氷の音しかしませんから、足腰に感ずる苦痛に自問自答しながらの滞在となります。
 
 私は夏には一日中小梨平でボーとしているのが大好きですが、冬の上高地からはボーとする余裕と時間も与えられず、午後には太陽が雲に隠れ、強風と吹雪きに追われて帰ることが多く、出かけたら帰ってこない私が唯一夕食に間に合う旅程ともなります。
 
 今年最後と記しましたが、来年4月の開山式前にも訪れたいと考えています。釜トンネル前にハス亭があり、冬季も平湯や新島々方面から定期路線バスが運行しており、疲れた身体を温める温泉も魅力です。
                                   12月23日の一言