選挙直前に設立され、維新と相容れない政治集団が集約していた日本未来の党が、共同代表人事で小沢氏を中心とする勢力との対立が回避できないとして、年内に分裂する事を嘉田代表が発表した。
 
 設立直後こそ、嘉田滋賀県知事が主張する「脱原発」など環境重視の新鮮なイメージから期待されたものの、小沢氏の生活が第一とか、減税日本など理念も志も違う政治集団の合流と、選挙準備も整わない環境で大敗となり、政党の存在感も嘉田代表の県議会での立場も厳しい現実とはなっていましたが、裏方に徹すると発言していた小沢氏の影響で最後は風前の灯火となりました。
 
未来の党名「生活の党」に 嘉田氏ら分派へ
記事の続き…
 党を分ける一連の協議では、嘉田氏らが引き続き「日本未来」の名称を使うことになったが、存続政党となるのは「生活」になる。制度上、2013年分の政党交付金8億円余り(見込み額)は生活に渡り、嘉田氏や阿部氏が国政政党を離れる形だ。
 嘉田氏は27日、出張先の大阪市内で記者団に「支援頂いた皆さんにおわび申し上げたい。戦略を練り直して次のステップを踏み出していきたい」と語った。そのうえで、小沢氏との関係については「政策で協定できるところは、他のグループを含めて色々あると思う」と述べた。
 嘉田、森両氏は28日、滋賀県内で共同記者会見し、一連の経緯について説明する予定。
 
 さて、個人的には、田中、金丸の金権体質を継承する小沢一郎氏が好きになれないことと、司法の場では無罪となったものの、億単位の現金を秘書に指示して動かす体質には元々嫌悪感を感じていますが、嘉田代表を看板として選挙を戦い、結果が伴わないと分党を持ちかける手法を我々は許してはならないと思います。
 
 自分達の思うようにならないから分党はともかく、結果的には嘉田代表や一部の議員は党名だけを持って追い出される形となり、年内に分党する目的は、来年に交付される8億円と報道されている政党交付金を自分達の手にすることしか分党の理由が見当たりません。
 
 小沢氏のグループは、過去にも自由党などの解散で同様に政党交付金を持ち出しており、国民の税金が交付されることだけに、好ましいとは思えない支出を改善するとともに、このままでは終わらせず、来年の参議院選挙では国民の鉄槌を下したいものです。壊し屋の異名がある小沢氏と、亀井代議士が笑顔で並ぶ議席光景が放映されましたが、有罪にはできなかったものの、行為は悪徳金権政治でしかありません。
 
 一方で、小選挙区への投票は別としても、比例区で未来に投票した人の中には、嘉田代表の主張に共鳴して投票した人も多いと思われ、政党交付金だけでなく、国民の支持を努力することなく裏切る小沢氏を中心とする「生活」には民意は無視されています。
 
 私は議員になった直後に、自民党の県幹部からの誘いに「反自民」と話し、無党派無所属で地方議員を続けてきましたが、3年間の野党経験が安部首相や自民党を変え、民意に敏感になっている現実と、我が道を貫く民主党や生活など、野党勢力の行動が民意とかけ離れている現実も実感され、腹立たしい年末となりました。
 
                                   12月27日の一言