自転車の自損事故をめぐって道路整備に不備があったとして、千葉県東金市で自転車の所有者に138万5千円の損害を賠償するとの報道がありました。
 
 事故による所有者の人的被害は無いようだが、所有する自転車は所有者が趣味で手作りしたもので、車体は高級素材のカーボン製とは言うものの、背もたれ付きのシートに座り、仰向けに寝そべるような格好でペダルをこぐ「リカンベント」と呼ばれるそうで、普通の運転スタイルなら事故が回避できたと思われることから、市議会に提案される賠償に対する議論が気になるところです。
 
市道の不備で高級自転車破損 市の賠償金138万円ナリ
 
 最近では、津島市内でも道路にできた穴によってタイヤのホィールが傷ついたり、車体が損傷した場合に、道路管理者の津島市に賠償を求める例も多く、側溝のフタが外れて隙間があっても、それが原因で事故になれば管理者として津島市への賠償責任が問われてきます。
 
 数年前には、車の車高を低くした高級車が、大型トラックのタイヤによってできた道路の轍によってキズが付いたとして、行政に賠償をもとめた報道もありましたが、車高が低い車を運転する場合には、運転手自らが気をつけて走るべきで、今回の仰向けに寝て運転する自転車もについても、運転者の自己責任がもっと問われるべきではないでしょうか。
 
 かつて、我々の少年時代においては、車が水溜りで撥ねた泥水が歩行者の服を汚した場合には、クリーニング代を請求できましたが、最近では水を噴水のように撥ね上げた車が高速で走り去り、歩行者がナンバーも控えられないことから泣き寝入りになっていることから、これも道路管理者に責任を問うたらどう判断されるのか。
 
 「どこまでが道路管理者の責任か」の問いは、道路の破損が管理者だけの原因とも限らないことから、議会で質問したいと考えた事がありましたが、「どこまで」という事例を作ることは市民からの請求が急増する可能性も否めません。
 
 ただし、今回報道されたような原因で、自転車が転倒して破損するだけでなく、通学する中高生がケガをして我慢しているケースもあることから、私も行政に判断を求めていきたいと思う一日となりました。
 
                                      2月8日の一言