
本日午前中の小梨平から見る梓川と穂高連峰です。今年は4月の27日の開山式前夜から連泊する予定で上高地に出かけたものの、猛吹雪のために開山式後は宿泊せぬままに松本側へ移動してしまいました。
この時点では5月中頃か、6月に開催された音楽祭には出かける予定をを立てていましたが、昨年から続けてきた四国遍路から西国巡礼に続く、坂東や秩父への予定も変更する忙しさから、8月の下旬まで上高地には行けないと諦めていました。
そんな環境下で参加した家内の義母の納骨後の昼食の最中に、家内の一番上の姉の義兄が、「今から上高地に行こう」と叫んだことから、あわてて宿泊場所を確保して、親族を在所に送り届けてから上高地を目指しました。
いくら直接釜トンネルから上高地に入れるタクシーとはいうものの、愛知県を午後1時半に出発すれば、休憩しなくても3時間はかかることから、到着後の食事や風呂を考えるとギリギリの出発でしたが、夏休み初日の土曜日にしては車も少なく、閑散とした上高地に余裕の到着です。
私自身は久しぶりの上高地になり、ホームレス画泊こと小梨平で油絵を描き続けている千葉県の渡辺さんと積もる話もあったものの、宿へ急ぐ家内や義姉夫婦に急かされて通過ですが…
「あー、奥さん、いつもどうも」
「… … …」
「いや、いや、実は…」
渡辺さんの勘違いに慌てて家内の姉夫婦を紹介したところ、「どうりで綺麗になったと思った」と、13歳年上の姉へ口から生れたような調子の弁解ですが、初対面の姉夫婦に完成した油絵を届けていただきました。
神妙だった義母の納骨式が一転して上高地の夜を迎え、ビールを大量に買い込んで談笑となりましたが、家内には4人の姉がいることから、兄を含めて全員の旅立ちができないことが残念でもあります。


さて、私にとっては後ろ髪引かれる上高地で、本日は帝国ホテルに立ち寄り、モーニング珈琲としましたが、世界遺産に登録された富士山の影響を受けて、確実に観光客が減少しており、帝国ホテル前の木陰が私のマイカーの貸切状態となりました。こんな状態だと、今後も帝国ホテルでのティータイムが恒例となりそうです。


帝国ホテルも久しぶりですが、午前10時から販売されるケーキを選択していたところ、先着20組しか出されないケーキ5種盛の存在を知り、全員でこのケーキセットを注文しましたが、同じ上高地でも行動の時間差によっては、こんな美味しい体験もできることを実感し、この後に立ち寄った大正池についても、過去には記憶のないボートの順番待ちができており、新しい上高地を実感できた一日となりました。考えて見ると、今まで大正池は午前9時までに通過してきました。

午前中に上高地から出るのも久しぶりですが、義兄の旅の楽しみと言う温泉に立ち寄るため、平湯温泉の平湯の森に立ち寄り、風呂が好きでもない私が午前中に温泉に浸かって汗をかくのも初体験です。
このまま帰るのも勿体無いため、乗鞍スカイラインを目的地にしようと考えていると、駐車場前の売店の人が天候が良くないかもしれないと義姉夫婦に話しています。
「こんなに天気が良いのに?」 (義姉)
「午後からはガスが出るので」 (店の人)
「行って見ないと判らないよ」 (私)
「せっかく行っても霧だと何も見えない」 (店の人)
「行ってダメなら帰ればよいから」 (私)
「どのくらい時間がかかるの?」 (義姉)
「2時間以上はかかるよ」 (店の人)
「そんなにかかるのなら止めようか?」 (義姉)
「いや、40分もかからないから」 (私)
「車は入れないよ」 (店の人)
タクシーで来ている事情も判らず、何も知らない義姉への説明は旅人の行く気を無くしてしまうことから、こんな場面の説明を観光地全体でスキルアップする必要性を感じながら車を走らせると、天候も良く見事な雪渓に姉夫婦も満足してくれました。
やはり乗鞍岳への観光客も少なく、訪れる我々にとっては有難いものの、観光地として半年だけで生活する関係者にとっては大変な一年となりそうです。ここで踏ん張って、安易にアジア系観光客に頼らないPRを図って打開してもらいたいものですね。
7月21日の一言








