
本日収穫した我家のブルーベリーです
2日前の新聞に、四国八十八ヶ所お遍路の旅と題する日帰りで名古屋から2千980円の広告が掲載されてきました。
創業65年記念総額6500万円還元キャンペーンと記されていますが、昼食と夕食が付いたうえに、納め札やロウソク線香など5点セットのサービスも付く、格安というよりも赤字とも思われる募集に、四国で定期的にお遍路を企画するバス会社や、タクシー会社には脅威の企画と思われます。
もっとも、一回目こそ2千980円ですが、ネット検索すると二回目は7千980円となり、高野山の御礼参りまで全12回に及ぶ総額は33万4160円から45万7960円もかかり、お寺ごとに300円の朱印代がそれぞれ必要となりますから、思いつきの参加では最後まで続きません。
昨日の新聞にも、28年間の経験と実績をうたい、秋から始めるお参りの旅と題する大きな四国遍路の広告が掲載されていますが、こちらもネット検索すると、初回こそ4千980円となっているものの、全9回の行程で総額28万3380円から33万380円の費用がかかってきます。
四国八十八ヶ所の先達教典のなかに、先達に必要な条件として自由になる時間とお金が記され、その上で健康な身体がないと人々を四国に導けないと記されていますが、先達になる以前の問題として四国にはお金と時間がかかります。
旅行会社にとっては、初回に赤字を出しても、初回の参拝で白衣や金剛杖とともに、八十八ヶ所分の納経帳も購入させてしまえば、参加者は最後まで続けて参加する可能性が高いことから、初回の格安料金で参加を増やしたい商魂は見え見えです。
さて、四国霊場会から補任されている公認先達は1万人を超えていますが、70代から80代の先達が半数を占めているため、先達自体が案内するよりも自分自身が四国に行けない現実問題が横たわっています。
一方で、お寺の募集によって四国遍路や高野山へ参拝する団体募集も参加者が激減し、募集すら取りやめている講も多く、講のメンバーの減少と高齢化によって、これまでの遍路が続けられなくなっています。
紹介した旅行社の遍路ツアーは、ほとんどが初めて参加者を対象としており、料金の高さにも驚かされますが、結願を果たすのに1年間もの時間を要するため、何度も遍路に出ている人々にとっては現実的ではありません。
数人の遍路仲間が存在すれば、乗用車の乗り合いで割安のお遍路が実現できますが、それぞれの都合もあり、同じメンバーだけでは難しく、何度も巡拝した人であればあるだけこだわりも多く、行く手段に困っている現実から、旅行社の工夫にも期待したいものです。
以前の話となりますが、一緒に同行する仲間を誘った知人に、「バスで行くから」と我々の会費が高いように思われた人が存在しましたが、現実にはツアーバスで行く費用よりタクシーの方が格安で利用できることもあまり知られていません。
来年は四国遍路が開創されて1200年が経過する記念の年となり、再来年は高野山が開創されて1200年を迎えることから、今まで一緒に巡拝した人々に呼びかけるとともに、弘法大師が修業された聖地へも同行したいと思うこの頃です。
こんなことを記しておりますが、今年は坂東や秩父の巡礼に廻っていたことから、昨年12月以来四国に渡っておらず、四国は11月までお預けとなるものの、9月の歩き遍路友の会東海の総会と、10月の知多八十八ヶ所巡礼(私は知多は廻らないので、案内だけです)など、お遍路との縁は切れてはいないんですが…
8月8日の一言
追伸
昨日の一言に記したものの、転送の不具合で消えた一言の再掲となりました。








