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 「誕生日おめでとう」とは、昨晩開かれた書道会忘年会後の珈琲店での一言ですが、私より一日後が誕生日となるメンバーが存在したことから、一日早いお祝いの言葉となったものの、本日は市役所の一日となり、帰宅したのが夜になっていたことから自分の誕生日を忘れており、帰宅した家内がケーキを買ってきたことから、嬉しくもない誕生日のお祝いとされました。
 
 「おめでとう
 「ウッ、何だ?」
 「誕生びー
 「止めてくれ…」
 
 「おめでとう」と言われても、誕生日が来て欲しくない年齢でもあり、台所に移動すると家族の前に置かれたケーキに「60」の文字があり、喜ぶと思われていると思うと腹立たしくなり、誕生日ゆえに用意されたお寿司と赤飯だけでも十分なのに、ケーキは好きなものの食べたいとは思えません。
 
 「もしかして、行ってきた?」
 「な、何だ
 「シュークリーム」
 「何を言っているんだ…」
 
 私は甘いものには目がなく、ケーキも大好物ですが、市役所からの帰路に珈琲屋さんに立ち寄り、ここでシュークリームを口にしただけでなく、帰宅後に置いてあったメロンパンを口にしており、夕食とともにビールを飲んだ後のケーキは苦痛でしかありません。それでも食べてしまいましたが…
 
 さて、60歳と言うと、いわゆる還暦を迎えたわけですが、60歳で定年退職するのが当り前とされ、それより若い55歳で早期退職した20年前を考えれば、年金受給が引き上げられ、65歳まで働くことが当り前のようになった現代社会では、還暦を祝って欲しいとは思えず、55歳で仕事を忘れられた20年前よりも世知辛さを実感させられます。
 
 一週間前に税務署から連絡があり、訪れた税務署で、父親からの遺産相続で納税猶予を受けていた田畑への規制が、1ヵ月後に20年の猶予期間を経過すると伝えられました。
 
 今から26年前、定年後も継続して勤めるよう勧められていた父親に、60歳で完全に会社を辞めるよう勧めたものの、5年後に父親はガンに倒れ、そのまま残された退職金に相続税を支払わされ、そのまま維持してきた遺産や現金についても、今度は私の遺産として子供に相続税を支払わさせる矛盾を考えると、腹立たしい思いしか起こってきません。
 
 「60歳になったら老人クラブに入ってくださいよ」と言われていたものの、対象者全員に入会を勧めてはおらず、気に入った(文句を言わない者)対象者しか声がかかっていない現状から、入会して70代や80代の役員に付き合わされるのも苦痛となります。
 
 厳冬期の上高地に入り、徹夜で四国遍路に走っており、子供たちより横着な行動をし、まだまだ老け込む年齢ではありませんが、15年前に議員にならず、そのまま仕事を継続したままで還暦を迎えておれば、本当にばら色の還暦を迎えられたとの後悔と、還暦を迎えてしまった現実の中で、棺桶に足を入れてしまったような嬉しくもない誕生日を迎えました。
 
                               12月18日の一言