
本日は名古屋市中川区にあるコロナワールドへ、家内と一緒に映画「永遠の0」を鑑賞に訪れたところ、2年前の4月以来映画館を訪れておらず、貯めていたポイントカードは無効になっていました。
「永遠の0」については、最近の戦争映画は脚色したり、戦争を歪曲したものも多いため見ないことにしていましたが、一週間ほど前に香川県三豊市役所に勤め、近代戦争史を研究しているMさんより連絡があり、この映画の原作を書き上げるため、特攻隊の生き残りとなった丸亀市の方から作者が取材していたことを聞かされました。
そんなことから遅まきながらの鑑賞となったものの、戦争映画は久しぶりで、途中からは涙腺が緩みっぱなしとなり、腹筋が笑うのを隣の家内に知られぬのに必死の鑑賞となりました。
今月21日に戦争映画のDVDコレクションが発売され、テレビ画面よりコマーシャルが流れ、創刊号の「連合艦隊」の映像に「鶴田浩二」さんが敬礼姿で映ることから、昨日も購入しに行こうかと迷っていました。
鶴田浩二さんは多くの戦争映画に出演していますが、自身が学徒出陣で飛行専修予備生徒(第14期生)で、日本が降伏した際には大井海軍航空隊に所属する整備科予備士官であり、出撃する特攻機を見送る立場にありました。
鶴田さんの主演作品『雲ながるる果てに』(くもながるるはてに)は、昭和28年に公開された映画ですが、原作は、海軍飛行専修予備学生(特攻隊)として出撃して亡くなった青年たちの遺稿集『雲ながるる果てに 戦歿飛行予備学生の手記』である。 この作品のあらすじは、昭和20年春、本土の南端にある特別攻撃隊基地で、命を棄てる覚悟をした若者たちが今生の思い出となるべき日々を過ごしていた。勇ましく死を覚悟しながらも、この世に残すものに対する愛着や未練がかれらを包み込んでしまう。やがて仲間がひとりひとり大空に向って飛び立っていくというもので、鶴田さんの出演した多くの戦争映画でも特筆される映画ともなりました。
本日鑑賞した「永遠の0」についても、作者が戦争で生き残った人々の聞き取りをしているため、命に対する葛藤は共通しているものの、出演者に大きな違いがあり、「雲ながるる果てに」に出演した鶴田さん以外にも、木村功さんや、西村晃さん、高原駿雄 さんなど学徒出陣した経験者が多数出演しているため、平和な世の中に生まれた原作者や出演者とは緊迫感が違います。
原作者の百田 尚樹さんについて、本日までほとんど予備知識もありませんでしたが、安倍首相と志を一緒にしているような発信もあり、日本軍創設を主張し、渡部昇一氏との対談で「安倍政権では、もっとも大きな政策課題として憲法改正に取り組み、軍隊創設への道筋をつくっていかねばなりません」と述べていると聞くと、本日鑑賞した「永遠の0」では何を主張していたのか判らなくなってきました。
さて、我家には鶴田浩二さんの映画作品が100本程度収集されていますが、いずれもビデオテープの作品のため、最近は見たこともなく、現状はかなりフイルムが劣化して音声も低下している可能性が高いため、何とかDVDに記録しなおし、多くの人々に鑑賞してもらいたいと思う一日となりました。
この一言の満10年までのカウントダウン、あと17日
1月26日の一言








