
会場となった名古屋市昭和消防署(御器所)の車輌です
愛知県消防長会の主催する『患者等搬送乗務員』の適任者講習が、3日間の日程で名古屋市昭和消防署で開催されていましたが、本日が最終日となり、最後の実技試験と筆記試験の後全員に適任証が手渡されて散会となりました。
この適任証は、患者を搬送するために法的に絶対必要とされているものではありませんが、消防本部の認定を受けるためにはストレッチャーや車イスを搭載できる車輌で、呼吸循環管理資器材や創傷保護用資器材など認定基準に適合した資機材を積み、なおかつ適任証を持った乗務員が必要になります。
愛知県では東京消防庁の設置基準に準じて指導されており、県内各消防本部(私達は津島消防本部)を通じて申請し、名古屋市消防本部の指定する講座を受講しますが、強制的ではなく任意のため、我々のように2年の更新任期から漏れてしまうケースもありそうで、今後は2年後に定期講習を受けることになります。
患者さんを搬送する関係者としては、救急車に搭乗する本職の救急救命士や救急隊員が存在しますが、我々のような介護や福祉タクシーも依頼されることから、ボランティアの福祉有償運送であっても、最低限の知識の蓄積と、搬送する患者さんの急変時に備える必要があり、我がNPO法人「ひとまち生活ネット津島」と「おおしか福祉タクシー」では3年前から認定を受けることにしています。
さて、患者等搬送乗務員の適任者講習と言うと判りづらいものがありますが、誰もが家族の急変に遭遇したり、外出先で交通事故に遭遇する場合もあることから、応急手当の方法として、地元の消防本部の主催する普通救命講習を受けることは有効で、私の住む津島市でも定期的に講習が行なわれています。
私自身は、過去に愛知県の防災ボランティアコーディネーターや防災カレッジの養成講座を受講した際に、豊川市の消防本部で救命講習を受け、ヘルパー2級の養成中にも指導を受けているものの、当時と指導方法も若干変更されていることから、定期的に参加する必要性も実感させられる3日間となりました。
救命講習について
半日の「普通救命講習 I(普I)」「普通救命講習 II(普II)」「普通救命講習 III(普III)」と終日の「上級救命講習」3種類があり、「普I」は3時間の講習で、一般市民を対象に主として成人の心肺蘇生法と簡易応急手当が教授される(赤十字の基礎講習と同等)。「普通II」はIと同じだが、医務室など高頻度で処置を行なう可能性のある部署にいる人向けで、講習時間は4時間、さらに修了試験が課される。「普III」は一般市民を対象とした3時間の講習だが、内容が主として小児・乳児・新生児に対する応急手当となっており、学校職員・教員や児童クラブ指導者などに向いている。
「上級救命講習」では「普I」および「普III」の小児の内容に加えて、外傷手当(やけど処置や骨折固定や三角巾包帯法など)や異物除去、搬送法などが加わり、8時間の講習で実技試験と筆記試験による効果測定もあるとありますが、限られた時間ではあったものの、患者さんを搬送するための講習のため、外傷手当や異物除去、搬送法など、上級の指導が行なわれており、参加者には貴重な体験となりました。
現実には、過去に何度も講習を受けているものの、過去に配布された人工呼吸用マスクや、感染防護具などを使用したこともなく、何事もないのは有難く思うものの、万が一の際には役に立たない可能性もあることから、定期的な参加を心がけることと、危険と背中合わせの仕事をしている危機感を持つ必要性も実感する3日間となりました。
この一言の満10年までのカウントダウン、あと7日
2月5日の一言








