
本日は朝から雨の一日となり、満開を向かえた事務所前のアンズ(杏)は、一瞬にして散り落ちる運命となり、可憐な花弁は通行する人の足に踏まれ、花見をする余裕もないまま散りゆくアンズに寂しさは否めません。
事務所前のアンズは、私が事務所を建てた昭和60年頃に、長野県(たぶん更埴市か)出身の知人からいただいた木で、庭の奥に植えられたアンズは、私の父親がこの木の花を見て買ってきたもので、我家では父親が長男のために植えたサクランボとともに大きく成長して庭を花で埋め尽くしてくれます。
出た出た1万円札520枚 ベトナム、スピーカー解体中
さて、ベトナム南部ホーチミン市のくず鉄回収業の30代の女性が、「見知らぬ人から買い取った古いスピーカーの中から520枚以上の日本の1万円札が出てきた」と警察に届け出たとの話題が大きく取り上げられています。゛す
我家では、私の祖父の形見としてもらったバイオリンが、家族に粗末に扱われて軒先に出されていたり、父親が戦前の満州鉄道時代から愛用していた水筒を洗って置いておいたら捨てられていたり…
私が高校の入学記念に祖父から貰った腕時計や、高校時代から愛用していた二眼レフカメラがガラクタとして家内に捨てられ、横井庄一さんから貰った鈴木清々さんの一輪挿しの花瓶を、子供が割ったからと私に隠すように捨てられていました。
四国八十八ヶ所の朱印を押した掛け軸にしても、30万円から47万円という原価の3倍以上の高額で販売されている一方で、中古品については1万円程度で販売されていく現実を見ると、四国で苦労して完成させた先祖の遺品が軽々しく処分されている寂しさを実感させられます。
我家の事務所2階には、横井庄一さんの残した書や陶芸作品が多数残され、父親の日本画の帝展画家浅見香城先生の画帳や、日本画仲間の書画とともに、私自身が恩師にいただいた書画や、瀬戸の陶芸家山口コ小左衛門さんからいただいた抹茶茶碗などがトラックに一台分ほど保存されています。
私が鬼籍に入った時、これらが残されることに期待する反面で、高価な物は売られると考えると寂しく、捨てられてゴミとして処理されるのは更に悲しい運命ですが、異国のベトナムの回収業者の手によって発見された520万円に、真の所有者の声が届かぬ悲しさを実感させられる一日となりました。
3月26日の一言








